8月24日公開の映画「検察側の罪人」を観賞した。 この映画は検察が起訴しようとした犯人の過去に時効となった事件の犯人と知りながら真実より犯人を裁くために奔走する検事の姿が描かれていくストーリーである。 法制度の下では裁ける事件、裁けない事件が存在するが、その ...
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タグ:山崎努
「祈りの幕が下りる時」母親の最期を知る人物を辿った先にみた見つかった故に時計が動き出した父娘が辿った負の連鎖の結末
1月27日公開の映画「祈りの幕が下りる時」を観賞した。 この映画はドラマ新参者シリーズの最後となる作品で自らの過去と向き合う事になった加賀恭一郎は腐敗して見つかった女性の殺害事件を追っていくうちに自らの母の最期を知っていくストーリーである。日本橋で長年離れな ...
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「無限の住人」不死身の体になって生きた先にみた少女の仇の為に生きる希望を見出した用心棒のぶった斬りストーリー
「無限の住人」は無限の命を得た侍がある少女の用心棒となり少女を狙う者たちを次々とぶった斬るストーリーである。不死身の体を持つ用心棒は生きる苦悩が描かれ少女を守る理由も描かれていく。 ...
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「日本のいちばん長い日」昭和天皇の聖断の先にみた今の平和は昭和天皇の本心によってあるという歴史を学ばなければ平和の現実を語れないという真実
「日本のいちばん長い日」は終戦直前の日本政府を描いた作品で戦争終結に向けて議論を重ねるも纏まらず昭和天皇に聖断を仰ぎ戦争終結を望まれてポツダム宣言を受諾して戦争終結に極力するも直前の陸軍将校たちのクーデターで日本の危機に直面する攻防を描いた作品である。戦後70年となる今日において今の平和がどうしてあるのかを考える上でこの映画を観る意味の大きさを観終わった後に知る事になるだろう。 ...
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「駆込み女と駆出し男」離縁するために2年間尼寺に入門した先に知る人生をやり直すという事の大変さと忍耐力
「駆込み女と駆出し男」は江戸時代末期を舞台に当時離婚しようとした女が駆け込んだ寺で2年間その寺の修行に耐えると男と離婚できる寺を舞台にした男と女の攻防を描いたストーリーである。どの時代においても離婚する事は難しい事ではあるが、江戸時代の離婚は現代以上に難しい事を痛感させられるだろう。 ...
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「奇跡のリンゴ」家族を路頭に迷わし土地を失った大犠牲を払って成し得たリンゴの代償
「奇跡のリンゴ」は何でも試さないと納得しない農家の男が妻のために無農薬でのリンゴの収穫を目指すが失敗続きで畑すら手放す事となりながらも10年の歳月を経て無農薬でリンゴの栽培が成功するまでの過程を描いたストーリーである。無農薬栽培は簡単ではないが食物連鎖の方程式を見つけた事で成功に導くもその間家族に多大な迷惑を掛けたという点では頂けない。 ...
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「藁の楯」守る価値のない犯人を守った先にみた血で塗られた価値のない10億円と本当に死の裁きを宣告するための手段
「藁の楯」は木内一裕原作の藁の楯を映画化した作品で、少女連続殺人事件で仮出所中の犯人が再び少女を殺して逮捕されるも、殺された祖父に当たる人物が殺したら10億円の懸賞金を広告で発表した事で日本中がパニックとなり未遂でも1億という金額に次々と凶悪犯に対する魔の手が忍び寄る。その凶悪犯を護送すべくSPが守る価値のない凶悪犯を命がけで守り抜くストーリーである。 戦時であり軍人でない限り平時では人殺しは認められない事であるが、金に目が眩んでしまった日本国民の常軌に逸した姿と、この犯人を本当に生かしていく意味のなさ、そしてどうやってこの犯人を死に追いやるべきなのかを考えさせられる内容となっている。 ...
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「はやぶさ 遥かなる帰還」多くの困難を最後まで諦めず乗り越えた技術者たちの決断と勇気
「はやぶさ 遥かなる帰還」は2003年に打ち上げられた小惑星探査機「はやぶさ」の打ち上げから2010年6月の帰還までの技術者たちの葛藤と勇気ある決断を描いたストーリーである。NASAの予算の10分の1の中で人類初となるサンプルリターンを成功させるまでに実に7年の月日を要し、その中で数多くの危機を勇気と色々な発想で乗り切った技術者たちの姿には最後で日本人の諦めない姿を観る事になるだろう。 ...
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「SPACE BATTLESHIP ヤマト」わずかな希望の光の先にみた散った者たちの愛する想い
12月1日公開の映画「SPACE BATTLESHIP ヤマト」を鑑賞した。 この映画は人気アニメ宇宙戦艦ヤマトを実写化した作品で 2199年地球は人類滅亡まで1年となっていた。 そんな中遥か銀河の彼方イスカンダルから 波動エンジンの設計図と座標の入ったカプセルが ...
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「おくりびと」仕事を理解してわかった故人をおくりだす素晴らしい旅のお手伝い
「おくりびと」はチェロ奏者の主人公がオーケストラの解散で職を失って故郷の山形へ帰郷した先で就職活動をしていたが、ひょんな事から納棺師の仕事に就職する事になり最初は戸惑いながらも次第に納棺師としての仕事を理解して行き亡くなられた人たちを送り出していくストーリーである。高齢化社会の今需要が増え、誰もが避けて通れない出来事でもあるが、世間の理解力がまだまだな中でいかにこの仕事に対して理解を得るのか?そしてどう伝えて亡くなられた人たちをおくりだすのかを確り描いた今季最高クラスの作品として絶賛されるだろう。 ...
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「クライマーズ・ハイ」史上最大の墜落事故を描いた怒涛の7日間のマスコミストーリー
「クライマーズ・ハイ」は1985年8月12日に墜落した日航123便の事故を追った新聞社のデスクと記者が駆け抜けた7日間を追ったドキュメンタリーストーリーとなっている。23年前の事故は私も良く覚えているし、多くの人が犠牲となった大惨事だったが、ストーリーとしては複数の出来事を追ってしまっている為に最終的に怒涛の7日間だったという感じになってしまうだろう。 ...
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