4日ドラマ「悪女(わる) 〜働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?〜」第4話を視聴した。

今回はマーケティング部に異動してから3か月が経った麻理鈴は「125周年プロジェクト」に参加する事になった。

そこで麻理鈴はエンジニア部の川端光の発案で進行していたアバターで男女の区別なく買い物ができるプロジェクトを始めたが、リーダーとなった小野が尽く変更した事により当初乗り気だったゲームデザイナーも川端の企画に賛同しながら小野の介入した企画に愛想を尽かして降りてしまった。

それに危機感を抱いた麻理鈴は峰岸にヘルプをしようとするも何も応じてもらえず、自らの力でこの窮地を打開しなければならなくなったが、元々この企画は川端の発案で始まった企画であり、本来のリーダーは川端に任すべきではと感じた。

そこで麻理鈴は小野を説得するところから始めるが、女は引っ込んでいろ!という態度でなかなか応じないが、小野が追い込まれてきた事によって次第に小野の考えも変わり始め、麻理鈴はそのチャンスに上手く入り込む事ができた事でプロジェクトを再び元に戻す事に成功し、川端をリーダーとしたプロジェクトは始動したシーンがメインだった。
ストーリー




今回は男女の平等というテーマで進んだのだけれど、アバターに性別を付けないというのは今のジェンダー平等の観点から賛成であり、男だと買えないもの、女だと買えないもの、それ以外の中間の人だと買えないものって普段のリアルな生活をしていると必ずある。

特に男手1つや女手1つで育てるシングルファーザーやシングルマザーの人って買おうとして周りの目で苦労している人も少なくない。しかし性別の関係ないアバターなら男性が女性ものを購入したり、女性が男性ものを購入したり、それ以外の人が男女のものを購入したりする事って抵抗がない。

例えば男性の場合女性週刊誌ってなかなか店頭で買おうとすると抵抗がある。女性も男性週刊誌もしかりだと思うけれど、ネット通販でも時として男性女性に限定した販売などで制限を受けたりする。でもジェンダー平等ならそういう概念はない。

性別なしはこれまで買えなかったものを買えるようになるという事だ。

しかし男社会に長年いるとそういう発想がなかなか出てこない。それは女性が下の地位のままであるゆえに女性の意見を受け入れないという長年の風習があったからという事もあるし、やはり男性目線、女性目線、それ以外の目線ってとても重要であり、1つの視点より多くの視点が必要という事だ。

このストーリーでもゲームデザイナーが女性としてまさか女性とは・・・と語っているが、鬼滅の刃の作者も女性ですので最初から作品で男性女性という視点で見てしまうとそれだけ固定概念が出てしまうという事だ。作品の前に性別を観てしまっている時点で時代についていけない人と捉えてしまわれたのがリーダーとなった小野だった。

それはおかしいとならなければならないのだが、女性の幹部が殆どいない会社ではそれがなかなか通らない風習が強く、これまでまかり通ってきた事がまかり通らなくなっている事を気づかない企業が衰退していく時代になった。

そんな中で川端が発案した企画を進めようとした中でリーダーはジェンダーに理解のない小野がなった事で企画消滅の危機に瀕した中で麻理鈴は奮闘していく訳だけれど、女だからできないと考える今の男性の考え方はもう古いという事だ。

力仕事については体格差などで差は確かに出るが、書類など知恵と頭脳で勝負する事については男女の差はハッキリ言ってない。それに気づいている国とそうでない国が今後大きな差となっていくと思うし、何より今は自宅で仕事ができる時代になった事でこれまで役員になれる力がありながら出産子育てで断念していた人にもチャンスが巡ってきた。在宅での仕事に男女は関係ないし、それこそ実力で這い上がれる。いかに使いこなしていく事ができる人が仕事ができる人になっていく時代になった。

今回のシーンでは女性だからリーダーになれないは間違いであり、リーダーは能力ある人であればジェンダーは関係なしという事を表したのだった。

麻理鈴の奮闘で1度頓挫しかけたプロジェクトを再び稼働できるように立て直した功績で麻理鈴は次の異動先へ向かうのだった。

次回は営業部へ異動となった麻理鈴はそこで社内恋愛禁止というルールに麻理鈴の原動力であるT.Oさんへの思いが下がってしまう。果たして麻理鈴は社内恋愛禁止にどう向き合うのか?そのルールに注目だ。







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