23日J1リーグ24開幕戦が行われ、浦和レッズはアウェイエディオンピースウイング広島でサンフレッチェ広島と対戦し、0対2で浦和はFW大橋祐紀の2ゴールを決められ攻めてはGK大迫敬介に尽くシュートを止められて敗れ開幕戦を落とした。

試合は前半から一進一退の攻防が続くも次第にホーム広島の攻撃に受け身になるシーンが目立ち始め前半終了間際にMF川村拓夢のシュートをGK西川周作が弾いたところにFW大橋祐紀に決められて先制を許して前半を折り返した。

後半浦和はピンチの連続でMF小泉佳穂がPKを献上したが、これをGK西川周作が相手選手へプレッシャーを与えた事で外してピンチを脱したが直後に広島はFW大橋祐紀に再び決められてリードを広げられた。

浦和のゴールを目指して反撃したものの最後までゴールを破る事ができず敗れた。

これで浦和レッズは3年連続で開幕戦を落とし次節ホームで東京ヴェルディと対戦する。









ペア マティアス ヘグモ監督になっても初めての公式戦という事でどんなサッカーを展開するのか楽しみにしていた。3年連続監督が交代した為にまた戦術及びシステムの再構築及び新加入選手の戦術への適合という部分ではまだまだだが良かった部分と改善する部分をこれからどうするべきなのかという課題は見えた戦いでもあった。

新戦力についてはグスタフソンについてはボールコントロール、キープ力、パスの精度、FKの精度については素晴らしい選手だという事は良くわかった。守備については悪くはないがアンカーとして起用するには守備範囲が広くないのが難点だ。アンカーの場合は3バックの中央のリベロが前へ上がった守備の強度の高い選手が務めるポジションでリバプールの遠藤航がアンカーで評価されるのは守備を確りした上でパス精度も高いから評価されている。

ブンデス時代のデュエル王遠藤航と比べるのは酷ではあるがあの運動量とスピードだとドイスボランチならバランスよく務まるがアンカーは厳しい。それにアンカーを司令塔とする上で2枚のインサイドハーフに中心になる選手が必要だがこの試合先発した小泉佳穂と伊藤敦樹では攻撃力が活かせずチャンスメイクもできていたとは言い難い。伊藤敦樹はDMFとして活きる選手でインサイドハーフでは攻撃力が低下してしまうだけでなく守備でも機能したとは言い難い。

インサイドハーフにボールを持てる選手がいなかった事がこの試合機能させる事ができなかった要因でもある。個人的には伊藤敦樹とグスタフソンはポジションが逆の方が機能すると感じる。いい選手でも起用するポジションを間違うと機能しないだけにアンカーの守備力をもっと重視しなければならない。

この試合では渡邊凌磨が左サイドバックで起用された。確かに左サイドバック専門が大畑歩夢しかいないという事もあるけれどそれだけオフに左サイドバックが2選手も移籍した弊害があったからともいえる。公式戦では渡邊凌磨は左右サイドハーフ、左右Wが主なポジションだが東京時代にはアルベルが右サイドバックでプレーさせた経験があるのでできないという事はない。

公式戦初めてという点を踏まえると思ったより悪くはなかったし守備も最後までボールを追いかけていた。攻撃のピースとして両サイドを攻撃的サイドバックにしたい意向がペア マティアス ヘグモ監督にあるという意図は感じる。そう考えるとアンカー、インサイドハーフとの連携が重要になるので連携で高校時代に共にプレー経験のある小泉佳穂と組んだという部分はあったと思う。

2列目のインサイドハーフが機能しなかったという点では渡邊凌磨を活かす場面があまりなかったのが開幕戦の印象だ。

チアゴサンタナについては正直なところ孤立していた印象が強かった。本来ならインサイドハーフがCFを助けなければならないが肝心のインサイドハーフが機能せずポストプレーで奮闘した以外では得点に絡むシーンも少なく印象の薄い開幕戦だった。インサイドハーフが下がり過ぎるとCFは1人で競り合わなければならず俊足のFWならCBを振り切って抜け出す事も可能だがそこまで振り切れる速さはないので両ウイングが左右に走って選択肢を増やすのがこのシステムの肝だが前半は思ったよりも活かせずに終わった。

後半は新加入の前田直樹が快速を活かしてチャンスを作り出していただけに両ウイングにスピードがある選手を起用すればポストプレー後の選択肢が増える感じだ。この試合では中島翔哉をどう使いたいのかが見えなかった。小泉佳穂とインサイドハーフとウイングを交互に入れ替わってプレーしていたがウイングで使うならウイングで起用してインサイドハーフで使うならインサイドハーフで使うというはっきりさせた方が良いのではと感じる。

守備についてはポジショニング重視の守備で周辺に来た時にはプレッシングを掛けていく守備だがインサイドハーフとアンカーの距離感が間延びすると守備が機能しないだけにこのバランスをどう取るか次第では改善できると感じる。岩尾憲をインサイドハーフで起用した事を踏まえるとリードした後半に岩尾憲を使うのは十分ありだと思うがリードされた時点で起用するのはちょっと違うのではと感じた。

ドイスボランチからアンカーにシステムを変更し、守備もポジショニング重視になった事でポジションのバランスが重要になる。これも戦術理解度の向上及びシステム理解度と戦術完成度の向上により解決していくと思うが開幕戦の相手が広島だった事を踏まえると現時点では広島の完成度の高さの前にまだまだ改善が必要だと意識できた事を良しとしたい。

次節はホームで東京ヴェルディと対戦する。2008年以来16シーズンぶりの対戦となるだけに今は浦和の方が選手レベルも高いだけにJ1在籍年数の違いを確りと示して今季初勝利を手にしたいところだ。






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