完全に完敗の試合だった。立ち上がりからセレッソ大阪にゴールに迫られただけでなくサイドバックの裏を徹底的に突かれてゴールを許すという今季の浦和らしくない失点を重ねてしまった。

特にカウンターからの2点目は痛かった。1点差のままならまだ勝負になったけれどこのカウンターからMFジョルディ クルークスに決められた時点でこの試合は良くても勝ち点１が精一杯な試合になった。

浦和の場合は今季攻撃陣に課題が続いているし、現実問題守備をベースに10試合負けなしと守備の堅さで4位まで浮上してきたが先にこれだけ失点してしまうと打つ手がないのが実情だ。2列目の攻撃陣も上を目指す上では物足りない事と外国人選手が思ったように機能していない事もある。

両サイドの攻撃力を活かしたプレーがこの試合では両サイドの裏側を突かれて失点するという状況になってしまった事は今後の戦いを考えると前線の攻撃力を上げないとさらに負担が増えるだけにこの夏の移籍ウインドーが開く間に安部裕葵だけでなく更なる2列目の補強が必要だ。

次節はホームで横浜FMと対戦する。前回は全くいいところなく敗れた相手だけにホームではリベンジできるようにしたい。

そしてその前には天皇杯4回戦で名古屋と対戦する。リーグ戦ではスコアレスドローに終わっている相手だけに1点勝負となる。天皇杯優勝を目指して出場する選手たちは奮闘してほしい。