サッカーJ1浦和レッズの激動の2022シーズンが終わった。

今シーズンは天皇杯優勝によりACL出場する事になりコロナ渦により例年以上の厳しい日程を戦ったが、ACLではグループリーグを突破し、ACL決勝トーナメントでは1発勝負となった事で3試合全てホームで戦う事ができたアドバンテージもあり劇的なPK戦勝利で決勝進出を果たした。

ルヴァン杯は2年連続ベスト4入りしたものの、リーグ戦では2年連続1桁順位になったものの目標だった優勝には遠い順位に終わった事からリカルド・ロドリゲス監督との契約を2年で終了する事になった。

改めてシーズンを振り返りたい。
2021シーズンは天皇杯優勝を果たした事によりACL出場というシーズンになったが、2022シーズン当初から新加入選手の合流が遅れた事により攻撃陣の構築ができずにシーズンに入った事が最終的にリーグ戦で前半戦15位で折り返すという状況になってしまった。

特にモーベルグの合流が遅れた事により本来もっと連携を高めて4月のACLの頃には万全の状況で戦えるようにしようとしていたクラブにとってこの合流の遅れが1番響いたし、何よりユンカーがシーズン通して故障がちに苦しみ全体の6割ほどしか出場できなかった事も得点力不足に拍車をかけた。

リカルドの戦術はポゼッションサッカーなのでどうしても適合するまでに時間を要するだけにいかに練習時間を確保するかも重要だった。2シーズン目という事もあり昨年在籍した選手や以前リカルドの下でプレーした岩尾などは問題なかったが、モーベルグや途中加入のシャルク、リンセンが全く機能しなかったのは戦術に適合する時間がなかったからでもある。

私も色々な戦術を見ているけれどポゼッション戦術は連携度を高めなければ機能しないし、これをシーズン通して連携度を高めていく訳で、この戦術は連戦になるとなかなか精度が高まらない。2シーズン以上この戦術でプレーしている選手は良いが、2シーズン目は構築途中という段階なんで本当に戦術が完成するのは2シーズン目が終わった時と捉えて頂くとよい。

私も別の在籍クラブではポゼッション戦術なのでその構築過程でその土台作りから始めて、シーズンを通しながら戦術の修正と構築を繰り返して2シーズン目にはそれなりに機能するが本当にものにするにはやはり2シーズンをやり切った次のシーズンに戦術として機能していくという事を改めて痛感した。

2シーズン同じ戦術をやり切ったメンバーが残ると数人加入してもその数人が戦術に適した選手ならチームに融合されて力がさらにアップしていく。川崎や横浜FMが良い例であり、その事からも2020シーズンはカウンター戦術だったクラブが2021シーズンからポゼッション戦術に変えた故に戦術の基礎からスタートしていた。

サッカーの戦術は周りが思うほど単純なものではなく、違う戦術をやっていた選手が加入しても戦術に適合できずに力を発揮できないケースはサッカーの世界ではよくある事でもある。リカルドも徳島で4シーズン指揮を仕切っていたけれど、最初に2年は結果が出たとは言い難かったが3年目からプレーオフ進出、J2優勝と戦術がようやく浸透して結果が伴っただけに3年任せて結果を出せるという監督であることを理解していただけにここで退任させてしまったのは勿体ない。

選手個々で言えばCBがショルツと岩波でほぼ固定して戦う事になったのは新加入の犬飼の大怪我によりシーズンを棒に振った事によるアクシデントだったが酒井宏樹もシーズン途中で離脱するケースもあっただけにCBは最後まで人材不足に陥った。ただGK西川含めてショルツ、岩波の奮闘で前半戦負け試合を最小限に抑えてシーズン通しても失点数は少なく済んだことは良く奮闘した。

MFについては後半戦に伊藤敦樹、岩尾が定着した事で安定した戦いができるようになった。しかし2列目については色々な選手でやりくりしたもののその中で1番活躍したのが松尾だったので出場した選手それぞれ活躍し切れたとは言い難く、モーベルグがシーズン半ばに大活躍してくれたものの終盤には故障で出場機会が少なくなった。CFに至ってはユンカーが故障がちでスタメン出場した試合が圧倒的に少なく、ユンカー以外に長身のFWがいなかった事で前線の高さはユンカーが出場した試合以外は全く期待できないシーズンとなった。

過密日程だった事もあるが、優勝をできるメンバーだったと問われるとさすがに今の川崎、横浜FMとは差があったし、2列目に得点力ある選手が数人いなかった事からもその差は明らかだった。

来季はリカルドからマシエイ スコルツァ氏に監督が代わるけれど、多くはポーランドリーグでリーグ優勝に導いた経験がある監督だが、ポーランドサッカーってどんなサッカーだっけ?というところになっている。情報だとシステムの基本は4−2−3−1を基本にするようだが、日本では初めてクラブを指揮する訳でありどのような選手を好むのかは実際に始まらないとわからないというのが現状だ。

リカルドの築き上げたポゼッション戦術が継承されればよいが違う戦術に変わると来季はスタートから思うような結果が出るとは限らない。その上で補強ポイントになるのだが、現有戦力を残しつつ岩波、ショルツ、怪我から復帰する犬飼に続くCBの補強が急務だし、逆にそれ以外のポジションについてはスコルツァがどんな選手をリクエストしているのかによる。

得点力が向上しなければ3位以上は厳しいし、選手をターンオーバーしても戦えるだけの選手間の格差をどれだけ無くすことができるかも重要になっていくシーズンだ。

来シーズンはスコルツァ監督の下で新たなるサッカーが展開されていく。まずはACL優勝が最初のミッションになるがそれまでに万全の体制で挑めるようにしたい。

そして浦和レッズと契約して4シーズンレッズファミリーと共に戦えた事は本当に幸せでした。レッズファミリーの方から共に戦いましょうという言葉をかけて頂きまして私自身涙が出るほど嬉しかった事はありませんでした。既に契約を更新し2023シーズンも浦和レッズサポーターとして浦和レッズを全力でサポート致します。

しかし2023シーズンは私が現在契約しておりますアルビレックス新潟との契約も更新した事により同じカテゴリーで両チームが対戦する事になります。

その時にはリーグ戦及びルヴァン杯グループリーグ&決勝トーナメントホームアンドアウェイにつきましてはそれぞれのホームチームのサポートを致しますので新潟のアウェイでは私は浦和と対戦する事になります。天皇杯3回戦以降及びルヴァン杯決勝で対戦する事がある場合は新潟をサポートいたします。

加入前に新潟と対戦する時はご容赦くださいと語っておりましたが、4シーズン対戦する事はなく新潟のJ1昇格によって6年ぶりの対戦となります。対戦する時だけ互いのクラブのサポートになりますが、それ以外の時はそれぞれのクラブを全力でサポートしていくので試合が終わればJリーグを盛り上げていくという事は変わりません。

2023シーズンもよろしくお願いします!





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