18日J1リーグ22第11節が行われ、浦和レッズはホーム埼玉スタジアム2002で横浜FMと対戦し、3対3で浦和は前半で3失点して折り返したが、後半FWキャスパー・ユンカーのハットトリックで3点差を追いついてドローに持ち込み、2勝7分4敗勝ち点13得失点差+1で暫定15位に浮上した。

試合は前半から横浜のペースで進み、前半12分に横浜はMF水沼のゴールで先制すると、前半18分にFWアンデルソン・ロペス、前半29分にはFW宮市にゴールを許して前半だけで3点ビハインドで折り返す。

後半浦和は怒涛の反撃に転じ、後半2分にFWキャスパー・ユンカーのゴールで2点差にすると、後半35分にFWキャスパー・ユンカーのこの日2ゴール目で1点差とし、横浜の反撃をGK西川が体を張って防ぎ迎えた後半43分に浦和は3度キャスパー・ユンカーがゴールを決めてハットトリックを達成して浦和はドローに持ち込んだ。

これで浦和レッズは7試合負けなし6試合連続ドローとなり次節は2位の鹿島と対戦する。




前半で試合が決まったというほど前半の浦和の出来は悪すぎた。横浜の前線からのプレスに苦しみ左サイドから何度も破られてゴールを許すシーンの連続に前半だけのプレーを見ていたらこの試合は前半で決まったと思ってしまっても不思議はない。

ただ3点差というのは意外と油断してしまう点差でもあるだけに最近も私が観戦した試合でも3点リードしながら落ち着かれた試合を経験していたから追いつけない事はないと考えてはいた。

後半吹っ切れた選手たちは開始早々にFWキャスパーユンカーがゴールを奪った事で流れを呼び込めたことが浦和にとって良かったし、その後横浜の猛攻を凌いだ事で浦和は疲れの見えた横浜DF陣の裏を狙い続けてユンカーの2ゴール目はまさに裏へ抜け出してのゴールだった。













押し込まれた状況で守りに入らなかった横浜は後半43分に大久保のグラウンダーにユンカーが合わせてハットトリックで同点に追いついた。




さすがに逆転できるまでにはならなかったものの、完全な負け試合をドローに持ち込めた事はチームにとって大きいし、7戦負けなしという事は必ずしも悪く捉える内容ではない。

3試合連続スコアレスドローで3試合ノーゴールだったけれど、3試合シャットアウトでもあっただけにこの試合ではユンカーのハットトリックがなかったらズルズルとチームが後退したかもしれないターニングポイントになったと感じるほどだった。

次節はホームで鹿島と対戦する。広島に0対3で敗れて札幌には4対1で勝利しているが広島の守備を崩せなかった事を踏まえると十分勝機はある。中2日で厳しい戦いになるがここで勝ち点3を手にして浮上のキッカケとしたい試合だ。







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