サッカーJ1浦和レッズの激動の2021シーズンが終わった。今シーズンも新型コロナウイルスによって5000人以下の入場制限の試合が続き、本来の入場者数ではない戦いを強いられたものの、リカルド・ロドリゲス監督に変わった事で戦術と選手の入れ替えを大幅に断行しJ2で活躍していた選手を多数加入させてチームの改革を図った。
シーズン途中には キャスパー・ユンカー、アレクサンダー・ショルツ、酒井宏樹などが加入した事で守備面では大きく向上し最後までFWを固定できなかったものの3シーズンぶりに天皇杯制覇をもたらして阿部勇樹の引退、槙野智章、宇賀神友弥らの退団によって1つの時代に幕を下ろしたシーズンだった。
天皇杯制覇により来季はACLに3シーズンぶりに戦う事になった浦和レッズは3年前に獲れなかったACL優勝を目指して戦うシーズンとなる。
シーズン途中には キャスパー・ユンカー、アレクサンダー・ショルツ、酒井宏樹などが加入した事で守備面では大きく向上し最後までFWを固定できなかったものの3シーズンぶりに天皇杯制覇をもたらして阿部勇樹の引退、槙野智章、宇賀神友弥らの退団によって1つの時代に幕を下ろしたシーズンだった。
天皇杯制覇により来季はACLに3シーズンぶりに戦う事になった浦和レッズは3年前に獲れなかったACL優勝を目指して戦うシーズンとなる。
今年で3回目となる浦和レッズシーズン総括だけれど監督が大槻監督からリカルド・ロドリゲス監督に変わった事により選手の入れ替えだけでなく、戦術も大幅に変わる事になった。
浦和レッズの場合選手の複数年契約によって戦力を維持する事はできるものの、監督交代や戦術、システム変更が生じてしまうとそれに合わせた選手を入れ替える事が非常に難しい事をミシャ以降計4人の監督交代により痛感する事になった。
改めてミシャが構築してきたサッカーを継承する事も難しければ、他のサッカーに変える事も用意ではないという事を思い知った訳だけれど、何と言っても選手構成が3バックから4バックになるに当たってサイドバックの選手が不足し、ディフェンス面では大きな苦労を強いられた。
昨シーズンようやく複数年契約選手の契約満了が多くあった事により、ロドリゲス監督がやりたいサッカーをできる選手をJ2中心に多く獲得してきた訳だけれど、浦和レッズ程の資金力あるクラブがJ2の活躍した選手を多数獲得するというのはこれまでになかった事だ。
これまでは地方クラブで活躍した外国人選手や日本人選手を獲得して戦力アップしてきた経緯はあったからであり、新型コロナウイルスによる20億の収入源と外国から選手獲得が難しいという事情を考慮してもこの方向転換には驚かされた。少なくても長年浦和レッズのサポーターは驚いた補強であり、本当にこれで大丈夫か?と思った人もいたと思う。
ただロドリゲス監督には勝算があった訳で自分の目指すサッカーをやる為にはカテゴリーは関係ない。それに4シーズン徳島でJ2を戦いJ1昇格に導いた事もJ2のカテゴリーは周りが思った以上に厳しいカテゴリーでこのカテゴリーで活躍した選手がJ1のカテゴリーで十分通用するという確信があったからこそできた事でもある。
私も別のクラブで4シーズンJ2での戦いをしている訳だけれど、本当に厳しいカテゴリーで今の昔と違い間違って降格した2018年の柏のようなクラブでない限り1シーズンでJ1に昇格する事は難しい。下位と言われるクラブとの対戦でも1つ甘く見ればやられるほど恐ろしいカテゴリーであり、そこで活躍する事の難しさをロドリゲス監督は4シーズン嫌というほど味わってきた。
これが全く日本のサッカー事情を知らない外国人監督だったらJ2のカテゴリーから多くの選手獲得をしなかっただろう。
そしてロドリゲス監督が基本としたシステムが4−2−3−1で1トップには開幕時は興梠の負傷欠場によって純粋なFW不在という中でスタートし、一時期キャスパー・ユンカーの大活躍でFW不足が解消されそうになったものの、キャスパー・ユンカーが故障で欠場が増えると途中で加入した江坂がトップ下とFWを兼任するという事実上の0トップシステムで戦い続ける事になった。
守備面については開幕10試合では失点も多く不安定な守備で苦戦したが、後半戦になるとアレキサンダー・ショルツ、酒井宏樹、平野佑一が加入して劇的にディフェンスの守備力が向上した。特に酒井宏樹はフランスマルセイユでレギュラーだった事もありJリーグでは次元の違うプレーを何度も披露した事で攻守にわたり大きな活躍を披露した。
後半戦だけ見ればFW不在の0トップシステムで堅守によって勝利を重ねたと言っても良い試合が多くなった。0トップシステムと表現するのはキャスパーユンカー欠場した試合ではFW専門の選手が誰もいない中で戦ったからという意味でもある。
シーズン途中で杉本、武藤が移籍し、木下が加入した者の、木下は戦術にフィットせず途中からはベンチ入りすらなくなった。興梠も本調子ではなくシステムは事実上4−2−4ー0という4人が流動的にプレーするスタイルと表現した方がわかりやすいが、ロドリゲス監督は徳島時代も固定したストライカーなしで4シーズン目にJ1昇格を果たしている。
ストライカーなしでも戦う術を持っていた監督だからこそこういう戦い方もできた訳だが、並の監督ならストライカー不在で得点力不足に陥っていた可能性もあったが、江坂の加入と大活躍により後半戦でそれなりの得点力を確保する事に成功した幸運はあった。
天皇杯を3シーズンぶりに優勝し、阿部勇樹の引退、槙野、宇賀神の退団とロドリゲス監督によって1つの時代を終わらせたシーズンとなり新たなる時代へ突入する事になった。
シーズンを振り返るとよく天皇杯のタイトルを獲れたというシーズンであり、これだけFWがいないシーズンも浦和にとってはかなり久しぶりのシーズンになった。その為に現在FWは事実上誰もいない状況でシーズンオフを迎えているが、キャスパー・ユンカー、興梠も移籍する可能性すらある。ACLを戦う事を踏まえればFWの補強は急務であり、2列目の更なる補強、CBの補強、サイドバックの補強と退団する選手の分をこれからどう補強していくのかが注目される。
CBは槙野、トーマスデンの退団により控えCBが不在となった事によりCBの補強は急務だ。ここを薄くしてしまうと故障者が発生した時が厳しくなる。
DMFについては小泉を含めると選手層は厚いが、2列目については攻撃力強化の上で補強は必要だ。そして最大の懸念であるFWの補強だがキャスパー・ユンカー、木下が残留したとしてもFWができる選手が必要なのでロドリゲス監督がJ2などから目を付けた選手を獲得する可能性は十分ある。
但し外国人選手の補強はコロナ禍により難しく国内での補強中心になるだろう。
ACLを戦う上で選手層を厚くする必要があるだけにどれだけの選手を獲得できるかにも注目だ。
来季は3シーズンぶりにACLを戦うが日程が新型コロナウイルス次第でどうなるかわからず、更にはW杯によってシーズンが11月第1週で終わる事になっている。ACLを戦うクラブにとっては過酷なシーズンを戦う事になるがここからは選手層の厚さも必要になる。5シーズンぶりにACL制覇をする為にもこのオフの補強が重要になっていくし、若手の成長も必要なシーズンになっていく。
浦和レッズの場合選手の複数年契約によって戦力を維持する事はできるものの、監督交代や戦術、システム変更が生じてしまうとそれに合わせた選手を入れ替える事が非常に難しい事をミシャ以降計4人の監督交代により痛感する事になった。
改めてミシャが構築してきたサッカーを継承する事も難しければ、他のサッカーに変える事も用意ではないという事を思い知った訳だけれど、何と言っても選手構成が3バックから4バックになるに当たってサイドバックの選手が不足し、ディフェンス面では大きな苦労を強いられた。
昨シーズンようやく複数年契約選手の契約満了が多くあった事により、ロドリゲス監督がやりたいサッカーをできる選手をJ2中心に多く獲得してきた訳だけれど、浦和レッズ程の資金力あるクラブがJ2の活躍した選手を多数獲得するというのはこれまでになかった事だ。
これまでは地方クラブで活躍した外国人選手や日本人選手を獲得して戦力アップしてきた経緯はあったからであり、新型コロナウイルスによる20億の収入源と外国から選手獲得が難しいという事情を考慮してもこの方向転換には驚かされた。少なくても長年浦和レッズのサポーターは驚いた補強であり、本当にこれで大丈夫か?と思った人もいたと思う。
ただロドリゲス監督には勝算があった訳で自分の目指すサッカーをやる為にはカテゴリーは関係ない。それに4シーズン徳島でJ2を戦いJ1昇格に導いた事もJ2のカテゴリーは周りが思った以上に厳しいカテゴリーでこのカテゴリーで活躍した選手がJ1のカテゴリーで十分通用するという確信があったからこそできた事でもある。
私も別のクラブで4シーズンJ2での戦いをしている訳だけれど、本当に厳しいカテゴリーで今の昔と違い間違って降格した2018年の柏のようなクラブでない限り1シーズンでJ1に昇格する事は難しい。下位と言われるクラブとの対戦でも1つ甘く見ればやられるほど恐ろしいカテゴリーであり、そこで活躍する事の難しさをロドリゲス監督は4シーズン嫌というほど味わってきた。
これが全く日本のサッカー事情を知らない外国人監督だったらJ2のカテゴリーから多くの選手獲得をしなかっただろう。
そしてロドリゲス監督が基本としたシステムが4−2−3−1で1トップには開幕時は興梠の負傷欠場によって純粋なFW不在という中でスタートし、一時期キャスパー・ユンカーの大活躍でFW不足が解消されそうになったものの、キャスパー・ユンカーが故障で欠場が増えると途中で加入した江坂がトップ下とFWを兼任するという事実上の0トップシステムで戦い続ける事になった。
守備面については開幕10試合では失点も多く不安定な守備で苦戦したが、後半戦になるとアレキサンダー・ショルツ、酒井宏樹、平野佑一が加入して劇的にディフェンスの守備力が向上した。特に酒井宏樹はフランスマルセイユでレギュラーだった事もありJリーグでは次元の違うプレーを何度も披露した事で攻守にわたり大きな活躍を披露した。
後半戦だけ見ればFW不在の0トップシステムで堅守によって勝利を重ねたと言っても良い試合が多くなった。0トップシステムと表現するのはキャスパーユンカー欠場した試合ではFW専門の選手が誰もいない中で戦ったからという意味でもある。
シーズン途中で杉本、武藤が移籍し、木下が加入した者の、木下は戦術にフィットせず途中からはベンチ入りすらなくなった。興梠も本調子ではなくシステムは事実上4−2−4ー0という4人が流動的にプレーするスタイルと表現した方がわかりやすいが、ロドリゲス監督は徳島時代も固定したストライカーなしで4シーズン目にJ1昇格を果たしている。
ストライカーなしでも戦う術を持っていた監督だからこそこういう戦い方もできた訳だが、並の監督ならストライカー不在で得点力不足に陥っていた可能性もあったが、江坂の加入と大活躍により後半戦でそれなりの得点力を確保する事に成功した幸運はあった。
天皇杯を3シーズンぶりに優勝し、阿部勇樹の引退、槙野、宇賀神の退団とロドリゲス監督によって1つの時代を終わらせたシーズンとなり新たなる時代へ突入する事になった。
シーズンを振り返るとよく天皇杯のタイトルを獲れたというシーズンであり、これだけFWがいないシーズンも浦和にとってはかなり久しぶりのシーズンになった。その為に現在FWは事実上誰もいない状況でシーズンオフを迎えているが、キャスパー・ユンカー、興梠も移籍する可能性すらある。ACLを戦う事を踏まえればFWの補強は急務であり、2列目の更なる補強、CBの補強、サイドバックの補強と退団する選手の分をこれからどう補強していくのかが注目される。
CBは槙野、トーマスデンの退団により控えCBが不在となった事によりCBの補強は急務だ。ここを薄くしてしまうと故障者が発生した時が厳しくなる。
DMFについては小泉を含めると選手層は厚いが、2列目については攻撃力強化の上で補強は必要だ。そして最大の懸念であるFWの補強だがキャスパー・ユンカー、木下が残留したとしてもFWができる選手が必要なのでロドリゲス監督がJ2などから目を付けた選手を獲得する可能性は十分ある。
但し外国人選手の補強はコロナ禍により難しく国内での補強中心になるだろう。
ACLを戦う上で選手層を厚くする必要があるだけにどれだけの選手を獲得できるかにも注目だ。
来季は3シーズンぶりにACLを戦うが日程が新型コロナウイルス次第でどうなるかわからず、更にはW杯によってシーズンが11月第1週で終わる事になっている。ACLを戦うクラブにとっては過酷なシーズンを戦う事になるがここからは選手層の厚さも必要になる。5シーズンぶりにACL制覇をする為にもこのオフの補強が重要になっていくし、若手の成長も必要なシーズンになっていく。