26日J1リーグ21第16節が行われ、浦和レッズはアウェイエディオンスタジアム広島でサンフレッチェ広島と対戦し、2対2で浦和はFWキャスパー・ユンカーのゴールで先制するも、広島はMFハイネルのCKからの直接ゴールで追いつき、後半は途中出場のFW興梠が今季初ゴールとなるPKを決めて1度は勝ち越しに成功するも終了間際にMF川辺に同点ゴールを許してドローとなり、8勝3分5敗勝ち点27得失点差+1で暫定6位に浮上した。

試合は浦和が試合開始から有利に展開し、前半15分FWキャスパー・ユンカーの4試合連続ゴールで浦和が先制する。しかし前半24分にCKから広島はMFハイネルのCKが直接ゴールとなり同点のまま前半を折り返した。

後半お互いにチャンスを作りながら迎えた後半39分に浦和はPKを獲得しこれを途中出場のFW興梠が今季初ゴールを決めて勝ち越しに成功した。

このまま逃げ切りを図った浦和だったが終了間際にMF川辺の豪快なミドルシュートを決められて浦和は逃げ切りに失敗し連勝は3でストップした。

これで浦和レッズは4試合ぶりの失点でドローになり次節は2位の名古屋と対戦する。
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4試合連続キャスパー・ユンカーのゴールで先制したが、ユンカーのポジショニングはゴールの危険な場所をよく知っているし、ゴール前でこれだけ落ち着いて相手を見ながら枠内シュートを放つのだからこの決定力は脅威だ。





ただこの試合は広島のゴールはこれまで3試合連続完封してきた鈴木彩艶も脱帽するほどのゴールが続いた不運があった。CKから広島MFハイネルからのキックが彩艶の頭を超えてゴールに突き刺さるというのは彩艶もプロになるまでこういうボール起動の経験がなかっただろうし、あったとしてもここまで直接ゴールの起動は完璧なものだっただけにこれはGKにとっては判断が難しい起動だった。

この試合ではトップ下に小泉を起用して守備を徹底しながら挑んだ訳だが守備が安定した事と1トップにキャスパー・ユンカーが入った事でこれまでと違った攻撃を展開できるようになっただけにユンカーを起点とした攻撃は高さ、低さを兼ね備えられる事で相手も相当やりにくくなっている。

2列目の右で起用されている田中達也も好調を維持しているのでユンカーの相乗効果は絶大だ。

後半はまだユンカーの稼働時間がフル出場とはいかないだけに途中から興梠、武藤の2トップに切り替えて挑んだが、興梠がPKで今季初ゴールを決めた。これで興梠もようやく初日が出たのでこれからゴールを量産してくれると思う。




このまま逃げ切りたかったが終了間際に広島はMF川辺のミドルシュートが炸裂して逃げ切れなかった。これもMF川辺のミドルシュートを褒めるしかない素晴らしいシュートだった。彩艶もプロの厳しさを知った試合となったが全体を通して悪かったシーンはなかった。

次節はホームで名古屋と対戦する。仙台にまさかの敗北を屈した名古屋だけに連敗阻止に挑んでくるだけに浦和もここでホーム連勝を止められる訳には行かない。5試合負けなしを継続していこう!



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