25日J1リーグ21第11節が行われ、浦和レッズはホーム埼玉スタジアム2002で大分トリニータと対戦し、3対2で浦和はDF西大悟の先制ゴールもその後2失点して1度は逆転を許すも、後半浦和はDF槙野の同点ゴールに途中出場のMF田中達也の逆転ゴールを最後はGK西川がファインセーブ連発で守り抜き、5勝2分4敗勝ち点17得失点差-4で暫定8位に浮上した。

試合は前半早々浦和はDF西大悟の移籍初ゴールで先制すると浦和ペースで試合は展開するも追加点を奪えずに迎えた前半24分に大分はMF町田にゴールを許して同点に追いつかれると、前半41分にも再びMF町田に決められて前半は1点ビハインドで折り返した。

後半浦和は同点を目指してゴールに迫ると後半30分にCKからDF槙野が押し込んで同点に追いつくと、後半37分にはMF明本のクロスにゴール前でのこぼれ球を途中出場のMF田中達也が決めて逆転に成功した。アディショナルタイムに浦和は大分の猛攻に耐えるが、GK西川が再三のファインセーブで最後までゴールを許さず浦和レッズが競り勝った。

これで浦和レッズは大分に競り勝って順位を暫定ながら1桁まで浮上させ次節のリーグ戦は福岡と対戦する。
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降格圏に沈む大分相手に勝ち点3を絶対に確保したかった試合に古巣出身の西川、田中達也が奮闘した。

先制ゴールは本当に鮮やかな西大悟らしいゴールだったし本当に落ち着いた移籍後の初ゴールだった。西大悟がスタメンに名を連ねるようになってから浦和はボールを上手くコントロールできるようになっただけに、このシーンで西大悟の存在感が大きい事を物語るシーンでもあった。




しかしその後追加点を獲れるシーンがあったもののチャンスを活かせず迎えた前半24分に同点ゴールを決められ、前半41分に逆転を許して折り返したが大分はここ4試合ノーゴールでしかも最近勝ちから遠ざかっている相手という事でチャンスは十分残されていた。

後半になると浦和が大分ゴールに迫るシーンを多く作り出し、迎えた後半30分にCKからDF槙野が押し込んで同点にした。このシーンは勝ち続けている相手なら跳ね返されていただろうシーンだったがやはり長く勝利から遠ざかっている大分はこういう守備のシーンで上手く機能していない側面があるという事だろう。





そして同点に追いついた後半37分にMF明本のクロスにMF小泉が競ってこぼれたボールをMF田中達也が押し込んで逆転に成功した。

ポジション的には興梠が決めてもおかしくないシーンだったが移籍後初ゴールを決めたい田中達也の気持ちが先に蹴り込んだシーンだった。




大分も勝ち点を目指して最後まで猛攻を仕掛けてきたが、ここはGK西川が再三のファインセーブで最後までゴールを許さず浦和が勝ち点3を手にした。




この試合で敗れるようだと下位争いに巻き込まれない状況でもあった試合だけにこの試合で勝ち点3を手にした事は浦和にとっては大きい。興梠ら主力も戻ってきた事により攻撃のオプションも増えて多彩な攻撃もできるようになったがまだまだ攻撃の中心が定まっていないだけに今は誰でもゴールを奪える状況を目指しつつ攻撃の中心を確立していきたいところだ。

この試合ではそれ以上にGK西川が最後のシーンで再三ファインセーブを連発した。2失点は不運な失点も含んだがやはり最後の最後で西川の存在が浦和を大きく救っている。

次節はアウェイで福岡と対戦する。その前にルヴァン杯を戦うが福岡は昨年J2で堅守中心に連勝を重ねJ1でもそのサッカーが機能している。ロドリゲス監督も昨年福岡と対戦して手の内はよく知っているだけにロドリゲス監督の采配が見どころだ。



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