11日J1リーグ21第9節が行われ、浦和レッズはホーム埼玉スタジアム2002で徳島ヴォルティスと対戦し、1対0で浦和は徳島の攻撃にGK西川が再三のファインセーブでゴールを死守すると後半MF関根のヘッドを最後まで守り抜き3連勝とし、4勝2分3敗勝ち点14得失点差-4で暫定9位に浮上した。

試合は前半からロドリゲス監督の戦術をそのままに挑む徳島相手に戦術完成度がまだ至っていない浦和は苦戦し、何度もピンチを迎えるもGK西川が再三のファインセーブでゴールを死守する。

浦和も前半終了間際に大きなチャンスを作るもGK上福本のファインセーブに阻まれ前半は0対0で折り返した。

後半浦和は少しづつボールを持てるようになってきて迎えた後半15分にショートコーナーからDF山中のクロスにMF関根のヘッドがゴールに突き刺さり待望の先取点を奪う。

その後徳島に何度も押し込まれるシーンもあったものの最後までゴールを守り切り浦和が3連勝として連戦を締めくくった。

これで浦和レッズは3連戦3連勝で締めくくり次節アウェイでセレッソ大阪と対戦する。
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ロドリゲス監督が4年を掛けて作り上げたチームとの対戦だっただけにロドリゲス監督も残った選手たちのプレースタイルは全て熟知しているが、逆に同じ戦術なのでこの時点での戦術完成度は徳島が圧倒的に上だった。

前半だけ言えば失点してもおかしくないほど大ピンチを向かえていたし、GK西川との1対1で西川がファインセーブでゴールを許さないのは流石西川というプレーだった。前半だけで西川は決定的なシーンを3度止めている。浦和も前半終了間際に決定的なシーンを作ったがこれは徳島GK上福本に防がれた。上福本とは何度も対戦しているがなかなかいいゴールキーパーなのでそう簡単にゴールを奪えない。

そんな均衡を破ったが後半15分にショートコーナーだったけれど、やはりJ1屈指のクロスを持つ山中のセットプレーは局面を打開するには外せない武器だ。このクロスにMF関根がヘッドで合わせて先制した。

これでリードを奪えばあとは逃げ切るだけだったが最後まで徳島に苦しめられるシーンが続き厳しいJ2を上がってきただけあってロドリゲス監督が残した置き土産はかなり活かされる事になると感じた。

浦和もシステム変更により機能し始めてきたが、まだまだ連携面では改善の余地があり、前半で奪われたシーンではビルドアップに課題を残している。特に岩波の所で何度か狙われているのでこの周辺のビルドアップは精度を上げないと再び狙われる事になる。

勝った事で反省できるのもチームとしてはプラスに捉えたいところだ。

次節はアウェイでセレッソ大阪と対戦する。当初はACLで日程が決まらなかったがようやく日程が決まった。大久保が復活してクルピ監督によりより攻撃的なサッカーをしてくるだけにどれだけ守備が機能するかになる。

連勝を伸ばして上位を伺いたい。




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