7日J1リーグ21第8節が行われ、浦和レッズはアウェイIAIスタジアム日本平で清水エスパルスと対戦し、2対0で浦和はDF岩波のヘッド、途中出場のFW杉本のゴールで今季初の連勝とし、3勝2分3敗勝ち点11得失点差-5で暫定10位に浮上した。

試合は前半から浦和は積極的にボールを奪ってボールを回しゴールに迫るもなかなか決め切る事ができない。対する清水も決定的なチャンスを外すなど決め切れない中迎えた前半40分にCKからDF岩波のヘッドが決まって先制しリードして折り返した。

後半清水に押し込まれるシーンもあったもののGK西川のセーブでピンチを防ぎ、途中から興梠、杉本を投入して2トップにして追加点を狙いに出る。そして迎えた後半44分にFW杉本が試合を決定づけるゴールを決めて浦和が今季初の連勝を手にした。

これで浦和レッズは今季初の連勝で次節はホームでロドリゲス監督の古巣である徳島と対戦する。
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スタメンのメンバーだけだと誰が得点を決めるというよりも全員でゴールを目指していく形なので前半の戦い方と後半の戦い方を分けて戦う戦略に徹していくという感じで観ている。

徳島時代の昨シーズンも得点力あるFWをベンチスタートにして勝負どころの後半にFWを入れ替えて勝ち越しを狙った戦い方をしてきた。これもJ2で経験した世界で最も過酷な日程を戦って5人交代を有効に使ってきた事がここに活かされた。

確かに前半から興梠、杉本を投入してしまうと勝負の後半に得点力は見込めない。川崎戦までの5連戦で興梠の故障でFW不足という状況もあったが後ろに重心を持つよりも最前線からプレスをかけていく人数を増やしてポジションを流動的に変えていく事で前半で相手の動きを奪っていく。

疲れさせたところに興梠、杉本を投入する事でDFの動きが鈍ったところを狙っていくというのがこの試合での筋書きだったが、見事に杉本が試合を決める2点目を決めてくれた。

ただ前半で得点のキーマンがいない中でポジションを高い位置まで上がってゴールを目指していくスタイルは選手を特定しないという点では強みにもなるが、逆に誰が決めるのかが定まらないとゴールに繋がらない。その場合は誰が決めてもいいという狙えたら狙え!という意識を持たないとただボールを回すだけになってしまいがちだ。

徳島時代も選手を特定せず昨シーズンは戦っているので今日のメンバーでスタートを戦うならいかにゴール前で狙えたら狙うかが重要だ。前半は幸運にもCKから岩波がヘッドで決めてくれた事で試合を有利に展開させる事ができたが、ロドリゲス監督も0対0のまま進行させて最後の20分で勝負していくのが今の浦和には良いと感じていると思う。

もちろん新外国人キャスパー ユンカーが合流して起用できるようになれば前半でもゴールの起点ができるだけにしばらくはルヴァン杯を挟みながらリーグ戦で浮上を目指していく事になる。

スタメンのメンバーだけを観ると武藤の1トップというよりも0トップに近い5トップ気味という感じだ。それだけ武藤が左右に流動的にポジションを変えて動き回っていた。ゾーンディフェンスでないクラブだとなかなかポジションが流動的で捕まえにくいやり方でもあるだけにボールも回せている事を踏まえると上手く機能するシステムにようやくたどり着いた。

次節はホームで徳島と対戦する。ロドリゲス監督の昨年まで指揮した古巣相手という事でロドリゲス監督の手の内を徳島は知り尽くしている。まだ新監督が合流できていない中で健闘している相手だけに連戦最後の試合を3連勝で締めくくる為にも気を引き締めて挑まなければ勝ち点3はない。