27日J1リーグ21開幕戦が行われ、浦和レッズはホーム埼玉スタジアム2002でFC東京と対戦し、1対1で浦和レッズは新戦力を多く起用し、新キャプテンに任命されたMF阿部勇樹のゴールで先制するも逃げ切る事ができず開幕戦はドロースタートとなった。

試合は前半から浦和が積極的にボールを展開してゴールに迫り、前半6分意FW杉本のシュートはゴールを揺らしたもののオフサイドと判定されてノーゴールとなった。その後も浦和は積極的にボールを奪いに動き前半は0対0で折り返した。

後半FC東京が選手を交代してから東京も攻勢に転じる機会が増えるも浦和も前半同様にボールを積極的に奪いにいく。そして迎えた後半28分CKからMF阿部勇樹のゴールで浦和が先制する。しかしこのまま逃げ切ろうとした後半40分に東京ははDF森重にゴールを決められて追いつかれてそのままドローとなった。

これで浦和レッズはロドリゲス新体制のスタートとして新たなるサッカーを示す試合となった。


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開幕前にはレオナルドの移籍、柏木の退団と揺れたオフとなってしまったが、その分新戦力も多く加入した事によりこれまでとは違ったサッカーを展開した開幕戦となった。

注目のシステムについてはFW不足という事もあり杉本を1トップにした4-2-3-1を組んだ。

中盤は昨シーズンを同じなのは汰木のみという1番変わったのはMFという事になる。そこにキャプテンに就任したのが阿部勇樹だった。

阿部勇樹はここ3シーズンレギュラーから外れて以来年齢も今年で40歳を迎える事を踏まえてもそろそろ引退が近づいている選手にロドリゲス監督はキャプテンに任命したが、私は徳島時代にロドリゲス監督と対戦して戦っているのでロドリゲス監督は若い選手も起用するけれど、軸となる選手はベテランを起用するバランスを取る監督だ。

今のチームを纏める上では阿部勇樹という浦和のレジェンドと言える選手を起用する事で若手の手本にしようとしたのはこのオフに柏木を追放した事からも感じる。

中盤の新戦力では大卒ルーキーの伊藤敦樹が予想以上に良い。今季の1番のポイントはDMFの不足と感じていただけにそこに伊藤敦樹が定着すれば間違いなく阿部勇樹が引退した後に中心となるのは伊藤敦樹になるという事は開幕戦で感じた。

そして特徴として小泉、明本を起用してロドリゲス監督のやるサッカーを出した事からも、そこに2代目田中達也、2年目武田英寿を起用して新たなる攻撃の形を形成していくと思う。

FC東京相手に防戦一方な戦い方で無かった事が開幕戦で良かった部分であり、これから連戦が続くものの新戦力が確りロドリゲス監督の戦術に浸透していけば次第に浦和が目指していくサッカーを観る事ができると思う。

次節は2日にルヴァン杯を戦った後にアウェイで鳥栖と対戦する。戦力が大幅にダウンした鳥栖だが監督は続投しており昨年のサッカーを継続しているだけにどれだけ今季の浦和が戦えるのか試金石になる。

今季初勝利を手にしてほしい。




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