12日J1リーグ20第4節が行われ、浦和レッズはホーム埼玉スタジアム2002で鹿島アントラーズと対戦し、1対0で浦和はMFエヴェルトンのゴールを守り切り今季リーグ戦ホーム初勝利を手にして3勝1分0敗得失点差+3で2位に浮上した。

試合は前半から膠着状態が続き決定的なシーンがないまま前半は0対0で折り返した。

後半になると浦和が次第にゴールに迫るシーンが増えて迎えた後半7分FKからMFエヴェルトンのヒールシュートが決まり浦和が先制する。鹿島もゴールに迫るも今季オウンゴール以外は決定力を大きく欠く鹿島の攻撃陣に助けられて浦和がそのまま逃げ切り開幕から4試合負けなしとなった。

これで浦和レッズは開幕から負けなしを継続し着実に勝ち点を重ねスタイルを確立しつつある。
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浦和にとってこれまで何度も立ちはだかった鹿島が今季Jリーグ発足後かつてないほどの絶不調という状況で迎えた訳だけれど、確かに対戦してみてこれまでの鹿島のような粘り強さは影を潜めて、監督が代わった事で戦術も浸透しておらず、前監督の時のレギュラーだった選手が外れるなどこれまでの鹿島とは全く別チームに感じた。

その中で大槻監督の下で新たなるスタイルを確立を目指している浦和は着実に堅守によるカウンターとサイド攻撃が浸透しているし、4−2−2−2システムも次第に浸透してきた。

その中でレギュラーを掴んだのが山中、柴戸、汰木と昨シーズン思うように活躍できなかった選手も多くおりシステム変更で起用されるようになった選手だ。マルティノスも本来のサイドハーフのポジションで躍動しているし、新戦力のトーマス・デン、レオナルドも戦術とシステムにフィットしてきている。

特にトーマス・デンがCBのレギュラーとなってからはCBも安定しておりこれまでのレギュラーだった鈴木、槙野、マウリシオが全く出番がないほどだ。ただ他のクラブから見ればそれらの選手が控えている事を踏まえると選手層の厚さを改めて感じる事になるだろう。

この試合も開幕からずっと出番がなかったエヴェルトンが起用に応えて決勝ゴールを上げるなどチームとしては非常にいい流れの中で3連戦を戦えた。レオナルドの加入で興梠だけが得点源でなくなった事もチームとして起用の幅を広げているのでこの流れを続けていきたい。

次節はアウェイで東京と対戦する。昨シーズン優勝を争いACLも戦うだけにこの強敵相手にどれだけの戦いができるのか?勝ち点を伸ばしていく為にも重要な1戦となる。



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