23日J1リーグ19第24節が行われ、浦和レッズはホーム埼玉スタジアム2002で17位松本山雅と対戦し、1対2で浦和はMFファブリシオのゴールで先制するも後半松本の反撃を防ぎ切れずに痛恨の逆転負けを屈して、8勝6分10敗勝ち点30得失点差-11で暫定10位のままだった。

試合はホームの浦和がボールを支配して進み前半19分にMFファブリシオの今季リーグ戦初ゴールで先制する。しかしその後の追加点が取れずに前半を1対0で折り返した。

後半も浦和ペースが変わらなかったが松本も交代カードを切ってチャンスを掴み出すと後半30分にFW阪野がヘッドでゴールを決めて同点にされると、後半38分に松本はMF高橋のゴールで逆転を許してしまった浦和は痛恨の逆転負けを屈した。

これで浦和レッズは17位松本に痛恨の敗戦を屈してACLアウェイ準々決勝1stレグ上海上港に挑む。
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メンバーを大幅に入れ替えて挑んだ試合だったけれど森脇をCBの中央に起用し、橋岡をCBの右に起用するというには正直驚いた。ACLに備えてマウリシオ、岩波を休ませるという意味では解るけれど、どうして鈴木大輔を起用しなかったのか?という疑問が残る。森脇も長年浦和ではミシャ政権でずっと右のCBを務めてきたが、CBの中央でプレーするのが公式戦ではこれがほぼ初めてになる。橋岡も練習試合を除けば右のCBで起用されたのはこれが初となる。

いくら5月以来勝ちなしの松本相手とはいえ明らかに不慣れなポジションの2選手をぶっつけ本番で起用するのはどうなのだろうか?と感じる。守備的にはよくやったとは思いますが90分を通して考えた時には鈴木大輔をCBの中央に起用して森脇を右のCBで起用した方が良かったのではないかと感じた。

今の浦和は守備に綻びが出ておりメンバーの入れ替えがあるとはいえ守備で踏ん張り切れない試合が続いている。これまで多くの試合でGK西川の奮闘で乗り切ってきた試合も多かったがいくら西川でも踏ん張り切れない試合だってある。連戦が続くので難しいとは思うが改めて守備面を見直さないとそれこそ残留争いに巻き込まれる勝ち点差6まで迫っている。残留ラインは概ね勝ち点40と踏まえればあと3勝1分が必要となってくる。

攻撃陣については柏木が戻ってきたものの再び故障した模様で再び攻撃陣の見直しが必要だ。ただファブリシオの復調という明るい材料があるだけにファブリシオは今後起用を増やしていきたい。

次節はACLアウェイ1stレグ上海上港戦となる。アウェイゴールで勝利を奪えば大きく有利になるだけに最低でも1ゴールは奪いたい。そしてリーグ戦はアウェイで湘南と対戦する。現在指揮官不在の湘南相手だが前回世紀の誤審から大逆転を許しており油断ならない相手だ。ここで勝ち点3を獲れないと本当に残留争いに巻き込まれるだけに浦和にとって踏ん張りどころだ。



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