30日J1リーグ19第5節が行われ、浦和レッズはホーム埼玉スタジアム2002で首位FC東京と対戦し、1対1で浦和は後半30分に先制される苦しい展開だったが後半アディショナルタイムにDF森脇の起死回生のゴールが決まり、2勝2分1敗勝ち点8得失点差0で暫定8位をキープした。

試合は今季初の4-4-2を採用した浦和は同じ4-4-2を採用する東京に対して積極的に仕掛けるも両チームとも決定的なシーンを生かす事ができずに前半を折り返した。

後半浦和はMF柏木に代えてMFマルティノスを投入してサイド攻撃を強化するが、後半30分に東京はカウンターからFWディエゴ オリヴェイラにゴールを許して先制される苦しい展開となる。このまま終わると思われた後半アディショナルタイム4分に途中出場のDF山中のグラウンダーをDF森脇が起死回生のゴールを決めて浦和は土壇場で勝ち点1を拾った。

これで浦和レッズは敗色濃厚の試合を土壇場の劇的ゴールで勝ち点1を拾ったが得点力不足解消はまだまだ先になりそうだ。
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オリヴェイラ体制になってから初の4-2-2-2を採用した試合ではあったけれどこのシステムにする事でよりサイド攻撃は攻撃的に展開する事ができるようになり、2トップとの連携もしやすくなったものの当然このシステムによって活きない選手が出るのもこのシステムにした事に対する弊害として出るものである。

これまでインサイドハーフで起用されてきた柏木は左サイドハーフに長澤が右サイドハーフになり、両ウイングバックは両サイドバックに変更された事により森脇が浦和ではあまり起用された事のない右サイドバックで起用されたが、元々右サイドバックに適した選手ではあっただけに長年ミシャシステムの右CBをやってきたイメージが強すぎるためにあまりイメージがないだけで元々適正は十分ある選手だ。

堀政権では4-1-4-1を採用していたが右サイドバックは遠藤を起用していた事で守備面を重視した堀監督には合わなかった。しかしオリヴェイラは元々攻撃センスもある森脇を迷いなく右サイドバックで起用した事を見ると鹿島時代も内田を起用した経験がある事などを踏まえてもより攻撃力のある選手を起用したいという意図が十分取れた。右サイドバックの森脇起用はオリヴェイラの中では成功だったと言える。

対してサイドハーフについては後半開始早々から左サイドハーフの柏木に代えてマルティノスを起用している。元々マルティノスは左サイドハーフが適正の選手で堀政権ではサイドハーフができる選手で獲得したが3-5-2システムとなり起用するポジションが無くなり出番を失っていた。

柏木の起用されたポジションが右のDMFという事でこのポジション配置によってこれまでアンカーで起用されてきたエヴェルトンが左サイドハーフに回っている。柏木がサイドハーフよりセンターを得意としている事とこれまでもDMFでの起用経験はあるので柏木が生きるポジションとしてDMFになり、エヴェルトンがその人事衝突でサイドハーフにポジションを上がったと言える。

これは難しいもので連携面を踏まえたらこれまでコンビ経験のある青木と柏木を起用した方が連携面で不安がないというのがこの起用だと感じる。エヴェルトンをDMFで起用すると柏木の守備の連携面で不安視があったのも事実だ。

DMFができるエヴェルトンが2列目もできるとなれば後半にDMFにポジションを移す事ができる。その起用を見るとこれから復帰してくるファブリシオの起用する為に4-2-2-2に変更したと言えるのかもしれない。

鹿島時代にオリヴェイラの采配とシステムを熟知しているので4-2-2-2システムでの起用法はある程度予測できる部分はあるだけに起用法を見る事でやりたい意図はわかり易い。

ただこの試合でもまだまだ得点力不足は解消されなかったけれど、相手が現在好調の東京という事もあったが、これだけ追い込まれた状況でも最後まで粘り強く戦う事ができるのが今季の浦和の特徴になっていくのかもしれない。ここ3試合については低調ながらも2勝1分と勝ち点を確り重ねている。これまで粘り強さに欠けると言われた浦和とは違うというのはこの3試合では見た。

次節はホームで横浜Fマリノスと対戦する。ここからACLを含めて連戦となるだけにいかに4-2-2-2システムを上手く使っていくか?戦い方に注目している。