2日サッカーJ1浦和レッズは堀孝史監督の解任を発表した。堀孝史監督は2017シーズンの途中にペトロヴィッチ前監督の解任に伴いヘッドコーチから2度目の監督に就任しACL優勝に導いた。しかしミシャシステムの特殊なシステムを指導する事が困難と判断し2011シーズンに用いた4-1-4-1を採用すると浦和の良さが次第に失われ、今シーズン開幕からリーグ戦5試合勝ちなしのクラブワーストが続き解任に至った。

これで浦和レッズは2年連続監督交代となりミシャシステムを完全に放棄することとなり1からチーム作りを計る事になった。

ミシャの後継者という部分で長年課題だった浦和だったがやはりミシャが作り上げた超攻撃的サッカーを継承する事は困難だったという事だ。広島では後を引き継いだ森保現五輪世代監督が見事に継承した数少ない成功例と言えたが広島ですら森保監督解任に伴いミシャシステムと決別している。


ミシャシステムは本当に特殊過ぎる故にミシャが指導したクラブの選手でなければ機能しないという欠陥があった。現に広島時代に指導を受けた選手を浦和は数多く獲得してきた経緯もありそこに1つ1つ穴埋めして精度を上げてきたもののやはりこのシステムは熟練度が重要なシステムなので並の監督では操る事はできるシステムではなかったという事だ。


浦和の場合2008シーズンから2011シーズンまで混迷期を経てミシャが監督になりようやく再建し6シーズンミシャの下で上位を戦い続けただけに昨シーズン途中で結果が出なかったからと言って解任してしまったのはその後の事を踏まえると非常に痛恨だったとは言える。


広島ですら森保解任の後にヨンソン監督を更新しなかった。浦和は堀監督がチームを熟知していたという部分があった事がそのまま続投となったものの、これで浦和はピンチヒッターというカードを無くしてしまっただけに堀監督はあくまで暫定監督という位置づけにしておいた方が良かったと思うし、堀監督のサッカーは既に2011シーズンにどんなサッカーなのかをクラブ関係者も観ている訳だからミシャとは全く違うサッカーだと認識しなければならなかった。


もう起きた事は戻りませんので、問題は後任監督ですが、紙上でも上がっていますが前神戸監督のネルシーニョが上がっているものの現時点でブラジルで監督をされているという事ですが、昨年新潟が呂比須監督を招聘した時も監督をされていただけにないとは言いませんが、即監督に就任できる状況じゃない。新潟のケースでは呂比須監督の時は5月4日に三浦前監督が辞任を発表し、就任が決まったのは5月11日というケースでしたがそれから指揮したのは16日からでしたので最低でも10日以上要するという事です。


確かにネルシーニョは東京V、名古屋、柏、神戸と数多くのクラブを指揮しており、過去には3バックも用いて戦った経験もあるので3バックに戻す事も十分可能ではありますが、浦和として3バックに戻すつもりでオファーするのか?その点が重要なのではないかと思います。現戦力ではCBタイプの選手が多いのも事実なのでそれを踏まえているとは思います。


ちなみに冒頭で上げた呂比須監督は現在フリーの立場なのですが、昨年の新潟の戦いを観ているとオファーされる事はまずないとは思います。ただ新潟の戦力と浦和の戦力では2倍も違う訳で当時新潟が失ったレオなどの主力をなしに就任した状況とは全く異なるので仮に就任したとすれば新潟よりは再建に時間はかからないと思うし何より攻撃陣で悩む事は無いから考え方次第ではありだとは思いますが、やはり昨年5か月勝てなかったというイメージが悪いだろうからないと思いますが、昨シーズン終盤の戦いを観て判断するなら可能性こそ0.01%でしょうが片隅に置いておいてよいのかもしれません。


それ以外の監督になると相当な海外の大物監督という手もありますがこの時期にJリーグを知らずに指揮するというのはあまりにもギャンブルなのでないのかもしれません。少なくても現時点で浦和の監督を引き受けるのはこの時期ではサポーターの意向に左右されるという部分を踏まえると相当及び腰になる監督が多いと思いますので相当な大金を出さない限りは引き受ける監督は限られるのかもしれません。


とにかく今の浦和は次の監督が非常に重要だという事です。監督選びを慎重に行わないと今以上の低迷を招く可能性がありますので慎重に行ってほしいところです。