23日J1リーグ18第27節が行われ、浦和レッズはホーム埼玉スタジアム2002で8位ヴィッセル神戸と対戦し、4対0で浦和レッズがMF柏木の大活躍による4ゴールで大勝して順位を1つ上げて、10勝8分9敗勝ち点38得失点差+10で8位に浮上した。

試合は前半から神戸がボールを支配する展開だったが、浦和は5バックを形成して裏がない守備で神戸にパスの出しどころを与えない展開を続けて、前半23分に浦和はMF青木のミドルシュートが決まって先制すると、前半42分MF柏木のスルーパスにFW興梠が決めて2点リードで折り返した。

後半も神戸がボールを支配するも浦和は少ないパスからゴール前まで運び後半8分に相手のクリアミスを奪ったMF武藤が決めてリードを広げると、その後は浦和が神戸のパスを奪ってカウンターを展開し、後半32分にMF柏木のクロスにMF長澤が決めてダメ押しした浦和は最後まで神戸にゴールを許さずに勝利しACLPO出場圏内まで勝ち点差を5とした。

これで浦和レッズは残留争いからは遠ざかる事に成功しいよいよ残る7試合でACLPO出場権を目指す。

REDSLINEUP2018-022


神戸のイエニスタ対策に組んだ5バックは見事に成功したのが守備面だ。イエニスタこそ欠場したけれど、イエニスタなしの神戸に5バックになる5-4-1を崩す術は何処にもなかった。

元々浦和の今季のシステム3-4-2-1は守りの時には5-4-1になる訳で普段はそこまで露骨なシステムにはならないものの、この試合では確り5バックを敷いた。

私はこの1年J2で嫌というほど3バックシステムの5バックの守備を見てきているので見慣れたものだけれど、ボールポゼッションをするクラブはパスの出しどころを探す傾向になる。しかしイエニスタほどの選手がいない限りそれなりの選手だけで崩せるほど今の5バックシステムを攻略できるほど実は甘くない。

この試合で神戸側は裏を探せと言っていたらしいが、この時点で裏なんてない事を認識できないようでは完全に浦和の術中通りという試合だった。ボールを持たせる事で神戸の裏を突きやすくし、この試合のシステムは神戸がアンカーという感じでDMFが1人という状況がこの試合での失点に繋がった。

前半は中央からミドルシュートを打ちやすい状況だった事で青木がミドルシュートを放ちやすかったし、柏木から興梠の縦へのスルーパスも柏木を完全フリーになっていたからこそ決まったようなものだ。

後半も攻撃に転じたい神戸に対して浦和は素早くゴール前に運んだ事で神戸の守備が整わない状況から得点できた事でこの試合は完全に浦和の大勝となった。

神戸も前節で吉田監督が解任になった事でチームとしてかなりバラバラな状態だった事もあるし、なによりもイエニスタがいなかった事でこの試合は神戸はボールを回してもパスの出しどころに困っていたムードだった。

これまでボールを保持する事が主流だったが、W杯を契機に素早くゴール前に運んで相手の守備が整わない状況からゴールを奪うサッカーがこれから主流になっていくだろう。実際に今季の広島がその典型だからボールを保持してもゴールを奪えなければ意味がないという事に気づいたクラブ程低迷から抜け出していくのかもしれない。

次節はホームで柏と対戦する。現在残留争いの渦中にいるクラブとの対戦だが今の浦和にとって絶対に敗戦は許されない相手となる。FKを与えない事がこの試合のカギとなるだけに守備陣がいかにゴール前でFKを与えないかがポイントになる。

この試合に勝利すれば一度見えなくなったACLPO出場権が見えてくる。アジアの戦いに出るために全力で勝利をものにしたい。