22日ドラマ「海に眠るダイヤモンド」最終話を視聴した。

今回は鉄平がリナと島から逃げて朝子は鉄平やリナのその後を調べていたが、澤田が進平とリナの子である事を明かされ、そこで鉄平はその後母のリナ(栄子)と会ったのは僅かで賢将と1度だけ対面を果たしていた事実が明らかにされた。

その時渡された日記は賢将の息子が賢将が亡くなった時に遺言として朝子に渡されたが澤田はその日記を1冊隠し持っていた事を語る。

鉄平はリナと誠が追われて自分も追われている事を知り共に駆け落ちし、母のハルと共にリナは隠れ住んでいた事が明かされる。

その後端島の閉山が決まりその閉山直前に鉄平は賢将と会っていた。

それ以降鉄平の行方はわからずのまま現代に至るが2018年の段階で朝子と結婚した夫となった虎次郎は既に亡くなり、百合子も20年前に、リナも数年前、賢将も昨年亡くなっており既に朝子だけが生き残っていた。

そんな中で再び玲央と共に端島へ向かいそこで明らかになったのは鉄平が2005年に訪れていた事が明らかになりその経緯から朝子に託そうとした花瓶があのアパートに持ち込まれていた事を知る。

そして鉄平は1990年頃に端島が見えるところに定住して子供たちの面倒を見る施設を立てていた事がわかりそれが朝子と約束したあの花が咲く花壇が残されていた。

そして朝子は玲央が鉄平の面影がある人だからと声を掛けた事がキッカケだったと話し端島とは関係ない事も判明したがこの事がキッカケにその後も朝子と玲央の関係は続き玲央はガイドの仕事をするようになったシーンがメインだった。
ストーリー



今回は最終話で鉄平のその後が描かれたけれど1つの人生のボタンの掛け違いでこのような人生を送る事になるというのは人にはそういう事もあるという事だけれど、1つ人生のボタンが違えば鉄平と朝子はそのまま互いに結婚していたのは間違いない。しかし進平が亡くなった事で鉄平の人生と荒木家の人生も大きく変わる事になった。

戸籍謄本ってこれは申請すれば誰でも取り寄せることが可能なのでリナの命を狙い続ける者たちはそれをずっと申請していたという事もありそこで端島にいる事がわかり狙われた事からこの島にいるとリナと誠だけでなく周りに危険が及ぶと鉄平は考えたが事態はそれより早く事が動き誠が誘拐された事で逃げるしか選択肢がなくなった。

誰かに話してもこの小さな島では警察官も多くいる訳じゃなく相手がかなり危ない相手だから対抗するのは無理だった。故に誠を取り返す為にその時に嘘を付いて自分が追われる事で朝子やリナ、誠を守る事にするしかなかった。

しかしあの状況でよく誠を取り戻し逃げる事ができた事がある意味奇跡的だ。1対4であれだけ不利な中でこの島の地理的な事を熟知してなかったら間違いなく鉄平と誠はここで殺されていただろう。

そこからリナと誠はハルと共に暮らし、鉄平は逃亡するという生活を送り続ける。そこからわずかに再会する事はあったようだけれどその回数はわずかだった。ハルが事情を知っていた事もあり鉄平とリナが駆け落ちしたという事になっているが悪い奴から追われているとは話せず朝子にもただごめんねとしか言えなかったのは理解する。知れば危険が及ぶ事だったからだ。

その後鉄平は全国を逃げ回る事になるが1973年に端島が廃山となり廃山の直前に賢将と最後の再会を果たす。そこで賢将にあの日記を託して切り取った部分は鉄平が持っていた。その経緯は賢将の子供が賢将が亡くなった時に朝子に託すように頼まれていた事で朝子の手に渡っていた。

そこで百合子は20年前に亡くなっていた事も明らかになるが長崎で被爆していた事を踏まえればその後遺症が晩年に出たのだろうと思う。

既に朝子の夫となった虎次郎は既に亡くなっており、リナも既に7年前に亡くなっていたが最後まで朝子に申し訳ないという気持ちを背負って生きていた事が語られている。本来なら鉄平と朝子が結婚するはずだっただけにそうなっていたら朝子も違った人生があったのだろうと思うが、そういう人生じゃなかったからその後大学に行って今のような事業に成功したというのもまた人生だ。

朝子は玲央と共に端島へ再び行く事になったがそこで当時の島民だった人の孫と対面しそこで鉄平が訪れていた事が明らかになる。そしてそこに朝子に渡すはずだった花瓶を世界遺産になる前に置きに来たという事を知り朝子は激しく動揺する。

鉄平の住所が明らかになりそこに向かうとそこは朝子と約束した端島が見える場所で花壇には朝子に渡すはずだった花が咲いていた。

そこで初めて鉄平が1990年頃からここに永住した事が明らかになった。もう鉄平が島を出てから四半世紀を経ていた事もあり当時のやくざも既に高齢でもう追いかけてくる事も亡くなったからなのだと思うが残りの人生はここで子供たちの世話をしていたようだ。

これも自分がこれまで逃げるばかりの人生だったからこそ残された人生は子どもたちの行く末を見守る事にしたのだと感じる。

最後まで最愛の人朝子の事を思い続けて亡くなっていた事を知り朝子は鉄平の真実を知りただただ受け入れるのだった。

そして玲央はその鉄平の面影を感じて声を掛けたという事も語られ玲央は特に端島に関わった孫ではないという事も明らかになった。

それでもこの事がキッカケで玲央と朝子はその後も交流を続けて玲央はホストから足を洗いガイドの仕事で各地を転々とするようになり改めて鉄平のように何処かで鉄平にゆかりのある人と会う事があるだろうと朝子との出会いをキッカケに新たなる道を歩み始めたのだった。

端島の人のその後が描かれていたけれど唯一息子娘を除いて朝子と当時生きた人たちは既に他界していた事も明らかになり朝子は90歳になってもインスタを始めるなど今の2024年を活き活きと生きている。流石に当時の端島の人で90歳を超えて生きている人は相当限られているだろうから朝子位の年齢になると朝子1人でも不思議じゃないほどだ。

端島が廃山してから50年を経るけれど当時生まれた物心付く子供も今では還暦を過ぎている。もう記録の世界になっているがその当時生きた人が今の時代に生きる人にその思いと記憶を受け継いでいくという事はとても重要な事だし、誰かが後継者になって端島の事を伝えていく事でその思いが時代を経ても語り継がれる。それが端島出身者である必要はないという事でもあるという事だ。

総評として当時端島に生きた人たちは今は全国各地に散らばったけれど当時住んだ人の想いは世代を超えて引き継がれている。もう知らない世代になっているけれどそれでもそのルーツは端島にあるという事を忘れてはならないし、その時代を生きたからこそ今の自分があると改めて感じるドラマだった。

次回は御上先生という事で官僚兼教師とこれまでの教育をぶっ壊すという事でどんな教育を目指しそしてぶっ壊していくのか楽しみです!

これで2024年のレギュラードラマは全て視聴が終わりました。また来年も色々なドラマで盛り上がれればと思いますので宜しくお願い致します!





mixiチェック