4月26日スタートのドラマ「天皇の料理番」を視聴した。

このドラマは実在した料理人秋山徳蔵をモデルとしたドラマで

地方の大地主の次男として生まれた男が破天荒な人生を歩みながらも

天皇の料理番になるまでを描いた実話のストーリーである。

今でこそ料理人は世間でも認められた存在だが、

この時代の料理人は階級社会の中でしか存在しない料理人であり、

そんな世界で天皇の料理番になった男の人生に注目して行きたいところだ。
秋山徳蔵という実在した人物を描くに当たって多少なりとも脚本を加えられているものの、

そんな中でも実在した人物を描くには

それだけの納得できるだけの資料と同意が無ければ描くのは難しいが、

今回は宮内省の監修を受けてのドラマという事でその本気度が伝わってくる。

そんな秋山徳蔵をモデルに描いたこのストーリーは

この男がどうして天皇の料理番になるまでに至ったのかを

見届けるドラマになると思う。そのキッカケからレビューして行きたい。

キャスト

秋山篤蔵演じる佐藤健

高浜俊子演じる黒木華

松井新太郎演じる桐谷健太

山上辰吉演じる柄本佑

森田梅演じる高岡早紀

森田仙之介演じる佐藤蛾次郎

吉原の女郎・茅野演じる芦名星

秋山蔵三郎演じる森岡龍

高浜光子演じる石橋杏奈

奥村 (華族会館・チーフ)演じる坪倉由幸

佐々木正志 (華族会館・事務方)演じる西沢仁太

荒木 (華族会館・野菜係)演じる黒田大輔

関口 (華族会館・肉係)演じる大西武志

杉山 (華族会館・魚係)演じる渡邊衛

藤田 (華族会館・スープ係)演じる大熊ひろたか

鈴木 (華族会館・デザート係)演じる城戸裕次

秋山周太郎演じる鈴木亮平

桐塚尚吾演じる武田鉄矢

田辺祐吉演じる伊藤英明

大使・粟野慎一郎演じる郷ひろみ

竜雲館の女将・お吉演じる麻生祐未

五百木竹四郎演じる加藤雅也

高浜金之介演じる日野陽仁

高浜ハル江演じる大島さと子

秋山ふき演じる美保純

秋山周蔵演じる杉本哲太

宇佐美鎌市演じる小林薫

ストーリー

明治37年 (1904年) 正月。

福井の秋山家は、父・周蔵を筆頭に、

弁護士を目指す長男・周太郎も帰郷し、家族一同希望に満ちていた。

唯一心配の種と言えば、仏門に修行に入った16歳の次男・篤蔵。

そしてその不安は的中、正月の祝いの席に

「もう面倒は見切れない」 と寺から破門を言い渡された篤蔵が、

意識の無い状態で運び込まれたのだ。

もしや死んだのか !? と心配する秋山家の面々だが、

運んできた坊主に言わせると、どうやら酒を飲んで酔っ払い、

墓場の坊主墓を落とす悪行をしでかしたらしい。

何をしても長続きしない篤蔵の将来を案じた父・周蔵は、

鯖江の昆布問屋・松前屋 (高浜家) の婿養子の話を取り付けてきた。

そして篤蔵は高浜家の長女・俊子の婿として、新しい生活を始めることになる。

昆布問屋の仕事は、篤蔵にとって意外と馴染みやすいものだった。

鼻が良い篤蔵は、産地の違う昆布をかぎ分けることができ、

松前屋の主で俊子の父・金之介も一目置くようになる。

次第に篤蔵は高浜家に馴染み、俊子の表情にも笑顔がこぼれるようになっていく。

そんなある日、鯖江連隊に配達に出かけた篤蔵は、

厨房から漂って来たえもいわれぬ匂いに興味をそそられる。

厨房には篤蔵が見たことも無い食材が並び、

調理している 田辺軍曹は、

福井ではまだ食べる習慣の無かった牛肉を料理しようとしていた。

興奮を抑えられない篤蔵は、田辺の調理を興味深く見続ける。

そして勧められるまま、揚げたてのカツレツを口にした篤蔵は、

生まれてから経験したことの無い強い衝撃を受けた。

それが…

篤蔵の人生が変わった瞬間だった…

一口のカツレツに篤蔵がみた夢…

その日から篤蔵は 「商いの売込み」 と嘘をつき、

鯖江連隊で田辺に料理を習うようになる。

篤蔵にとっては見たことのない、食べたことのない料理は飽きることはなく、

人生で初めて 「楽しい」 と感じる日々だった。

そんな篤蔵の微妙な変化に、俊子は一抹の不安を覚えていた。

そして、篤蔵が 「売込み」 ではなく鯖江連隊で料理を習っていることが、

金之介に知られてしまい…

以上TBS天皇の料理番HPより

今回は篤蔵が寺に修行に出されながらも1年で波紋になって戻ってくるところから始まる。

この時代の篤蔵はとにかく長続きしない性格でどうしたら

まともになるのか父親も頭を悩ます存在だった。

唯一兄の周太郎だけが良き理解者だったが、

そんな篤蔵は婿養子として松前屋に出される事になり、

そこで娘の俊子と結婚させて心を改めさせようとするも、

今度は運命的な出会いとなる元料理人で

現在は軍人の田辺祐吉と出会う。

田辺祐吉は軍の料理人で当時の軍には軍人でも

料理人が常駐していた時代であり、その役割も男の仕事だった。

そんな祐吉から篤蔵は初めて料理というものの作り方を教わる。

そこから料理人への道が始まる訳だが、

奉公先で仕事を投げ出して料理をすることは

当時は考えられない事でこれが後にバレて勘当直前になるも、

妻となった俊子のおかげで何とかそれは間逃れたものの、

それでも篤蔵は料理人になろうと家を飛び出して東京へ向かったのだった。

宛てもなく店の名前しか頼りのない篤蔵だったが、

偶然東京で学生生活をしていた兄周太郎と再会した事で周太郎の下宿先に止まる事になる。

そこで篤蔵は以前田辺祐吉が働いていたという店に向かうも、

そこで篤蔵は全くマナーも知らずに店に入った事で店に迷惑を掛ける。

それでも篤蔵はその店で働きたいと何度も通い詰めるも篤蔵は全く相手にされない。

まあ無理に無い事だが宛てもないのに当っても雇ってもらえる訳がなかった。

そんな篤蔵の姿に周太郎は救いの手を差し伸べ

当時の華族会館の料理長桐塚弁護士の紹介で

華族会館の料理長宇佐美鎌市の見習いとして働けることになるのだった。

ここからわずか10年で天皇の料理番まで

駆け上がっていくのだから不思議な運命でもある。

次回は見習いとして働きだした篤蔵は料理をどうやって覚えて行く事になるだろうか?

その経緯に注目だ。

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