12日ドラマ「35歳の少女」最終話を視聴した。

今回は多恵が亡くなってから49日が過ぎたが望美と愛美は多恵が残した家で暮らす事にした。

そんな中で進次は家族との関係を修復させて達也が働く意欲を取り戻し、進次も一級建築士の夢を実現すべく動き出した。

一方結人は不登校の生徒と向き合う事をしようとしたが学校から余計な事をするな!と釘を刺されるも望美の言葉を思い出して生徒と向き合った事によって不登校の生徒といじめがあった事実を話しクラスに漂っていた観て見ぬふりをしない事の大切さを説いて結人は学校に残る事ができた。

愛美も最初は会社を辞めた相沢が立ち上げる会社に誘われるも望美に夢をあきらめないでという言葉に励まされてコンクールに応募して望美の自画像で優秀賞を獲得してデザイナーの道を切り開いた。

そして望美は同級生の結婚式で急遽司会をする事になり、人生初の司会だったが、まさかの親子トラブルに直面するも紆余曲折を乗り越えた望美は強く親子で言い合える事の大切さを話して結婚式を成功させて1度は諦めかけたアナウンサーではないもののリポーターの道を掴んだ。

そしてその事を結人が後押しをして望美はリポーターとして北海道に渡り激動の35歳を乗り越えて36歳で新たなる人生のスタートを切ったシーンがメインだった。

ストーリー



今回は多恵が亡くなってから後の望美、愛美、進次、結人のその後が描かれた訳だけれど、まず進次は49日が終わってこれまで向き合えなかった家族との関係が修復し引きこもっていた達也と面等向かって話し合えた事により新たなる道を歩み出した。

達也は進次がやっていたハウスメーカーの仕事を目指し、進次はこれまで目指してきたけれど目指せなかった一級建築士を目指す事を決意する。進次の場合はハウスメーカーでの経験があるので受験資格は得ているけれどこの資格を50代後半で取ろうとするのはかなり厳しい。

それでも目指す目標が見つけられた事で新たなる人生を見つけられる可能性はある。

そして結人は不登校の生徒と向き合う事でこれまで乗り越えられなかった壁を乗り越えようとしていた。それは望美が目覚めたからこそ25年前に目指した気持ちを思い出してくれた事によるところが大きく、結人は不登校の生徒と向き合いそしてクラスの生徒と向き合う事でこの問題を解決した。

勇気を持って言い出す事が今の時代難しいけれど言わないと解決しない事もある事を忘れてはならない。

そして愛美はデザイナーを目指すもなかなか就職先が見つからず諦めかけた時に望美がコンクールに応募して諦めないでほしいと強い気持ちで進められた事で応募する事にして選んだのが35歳の少女望みだった。これはホームページに掲載されているあの自画像だったんですね。

この優秀賞がキッカケで愛美はデザイナーの道を歩む事ができた。

そして望美は以前1度会った同級生の結婚式に呼ばれ、そこで急遽司会をする事になって転機を迎える。実はこの結婚式当初は花嫁の母親が妨害して司会者をキャンセルしたのだが、これが望美にとっては大きなチャンスとなり母と娘の喧嘩をしているところを止めなかった。

それは望美が喧嘩をしたくても喧嘩もできずに亡くなってしまった多恵の事が大きく、亡くなって知る大切な事を望美は言葉にしてその場を纏めたのだった。

それを観ていた北海道のテレビ局の人が望美をスカウトした事により望美はアナウンサーではないもののリポーターとして望んだ道へ進める事になった。それを結人は暖かく送り出した事は結人がこれまで望美に現実的な事を言い続けた事で現実を知らなければ夢は実現できないという事を教え続けた結果がこういう奇跡に繋がっている。

世の中ってどう転ぶか本当にわからないもので私も長い事生きてきて人には経験できない事も経験させて頂いた。誰もが経験できる事じゃない事を経験すると違った世界が見えると言うけれど、本当に違った世界がみえたものだ。人生遅い事はないという言葉は望美にとってはとても大切な言葉なのだろうし、36歳でリポーターの道を歩める事は人が経験していない事を経験した望みなら違った視点で物事を捉えられると感じる。

そして望美は35歳という激動の年を駆け抜けたのだった。

10歳のまま35歳で目覚めた望美にとって現実の違いは本当に大きなカルチャーショックを受けるほど大変な事だったと思います。そんな望美だからこそ大人に染まり切っていないからこそ言える言葉もありましたし、現実に絶望した瞬間もありました。

それでも望美はまだこれからも人生は続いていく。多恵は亡くなったけれど、進次も愛美も結人もいる望美は1人じゃないという事です。これからの人生を歩む為に必要だった35歳の1年は本当に大きな1年でした。

総評として25年の空白を埋める事は並大抵な事ではないけれど、その数か月間で望美は精神的にも20歳を超えるまでに成長し色々な事を吸収した。そして悲しい別れもあっただけに精神的にもかなり大変な35歳を送った事は間違いない。それでもこのわずかな間で成長した望美は1人の女性として歩み始めた。これから色々な困難に直面するだろうけれど望美は36歳にして人生のリスタートを切ったのだった。





35歳の少女 (河出文庫)
南々井 梢
河出書房新社
2020-12-10






モモ (岩波少年文庫)
大島 かおり
岩波書店
2017-07-20