10月10日スタートのドラマ「35歳の少女」を視聴した。

このドラマは25年前に10歳で事故により昏睡状態だった少女が25年ぶりに目覚めたが家族環境は激変し、世界も激変した世界に目覚めた少女は25年の空白を埋めていくストーリーである。

25年の月日の眠りから覚めた10歳の少女は35歳の自分をどうやって受け入れていくのだろうか?

今から25年前に小学4年生の時に自転車事故で重傷により昏睡状態のまま25年の月日を経て目覚めたという事だけれど、人間は数年間昏睡状況のまま眠り続けてある日突然目覚めるという事は症例としてある。

実際に25年ぶりに目覚めた人がいるのかというのは私自身知らないのだが、数年なら有り得る話ではある。ただそれでもその空白の時間を埋めていく事はかなり容易ではなく、カルチャーショックを受けていく訳だが、25年前と言えば阪神大震災、オウム事件、Windows95の発売など当時はポケベル全盛期の時代で携帯電話が普及するのはもうちょっとあとの話だ。

当時はパソコンなんて一部も人しか使っていなかったし、携帯電話すら持っている人が少なかった。今は当たり前のようにある物も当時はなかった訳でそれらの空白を埋めていく事になる。目覚めて良かったのか?それとも目覚めない方がよかったのか?見届けていく事になるが果たして25年ぶりに目覚めた少女がみる現実はいかに?

キャスト




ストーリー




今回は1995年に自転車事故により昏睡状態となっていた望美は25年後の2020年に目覚めた。

25年という月日はとても残酷で両親は離婚し、妹も32歳となって日々の仕事に忙しい日々を送る毎日だった。状況を飲み込めずに目覚めた望美だったが当然受け入れられる状況にはなかった。

まず25年の月日が経た事により声が変わっているし、体も35歳の体になっているから心と体が完全に不一致な状況だ。しかも25年眠り続けていたからそれなりに歩けるまでに時間を要する訳であるけれど、如何せん知識が1995年の10歳で止まっている。この状況から25年の空白を埋めていく訳だから普通に容易ではない。

そして家庭環境も大きく変わり両親は離婚し、妹も1人で住んでいる一家離散状態と25年前の幸せな家庭はもうない。もっともそのまま育ったとして順調に幸せな家庭が続いたかはわからないけれど、望美にとっては色々な事があまりにも残酷な未来に来てしまったという事だ。

この25年を知る年代は25年という月日がとても激動だったと捉えている訳だけれどこれは人次第とも言える訳で、望美が10歳の時に描いた未来が今はないという事をまず受け入れられないと苦しむだろう。

そして何よりも25年という月日は人を変えてしまう。父も母も妹もそして当時の友達も全て25年で変わってしまった。まず今の現実を受け止めるだけでもかなり大変だが、それ以上に今の世界の現実もかなりのカルチャーショックを受ける事になるだろう。

次回は25年ぶりに目覚めた望美だったが、家族が離散した状況そしてこの世界の現実を受け止められないまま時間が過ぎていく。果たして望美は社会復帰の第一歩をどう歩んでいくのだろうか?その歩みに注目だ。



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