ストーリー




今回は2年目となり希望の部署じゃない人事部で奮闘するサクラの姿が描かれていたが、まだ2年目という事で同期の5人は雑用や駆け出しという段階だった。無理もないのですが2年目ではまだまだ仕事について覚えられるものじゃないし、本当に仕事として軌道に乗せられるのは3年目以降になる。最初の3年ってほぼ仕事を覚えるのが手一杯という状況だし、そういう状況で自分は何ができるのかを知っていく必要がある。

そんなサクラは希望の部署じゃない人事部で事務処理が早く仕事は融通こそ利かないがてきぱきと仕事をしていた。そんな中で営業に配属された菊夫は連日残業の日々で営業部長の無茶な要求に応えながら奮闘していたが、この営業部長の下になると多くの人が辞めているという現実もあった。この会社の離職率は知りませんが、その会社で生き抜くためには生き抜くだけのポジションを見つけないといけない。私も今の仕事をするようになってから自分だけのようなポジションを確保した訳でそれは火中の栗のようなポジションではあるものの、誰もやらないからこそ自分だけのポジションになったがその分かなり過酷な仕事ではある。

どれだけ過酷なのかと問われると今私がしている仕事の中で1部を誰かに任せてもかなりの物量という仕事なので正直私はこの仕事がどれだけ大変なのかを知っているので簡単じゃないと任せる時は告げているほどだ。担当している仕事以外にも仕事はあるのでどれだけとんでもない状況なのかという事ではあるけれど、その分自分の仕事を考えて仕事をするようにしているので色々な状況を観れる人じゃないと務まらないのも事実だ。

サクラも人事部に配属された事で色々な部署の事を知る機会に恵まれた。これは非常に重要な事で１つの仕事をするにも色々な役割がある訳で会社にいながら色々な部署の仕事を触れる事ができるのは本当に重要だ。私も同じ同期の人がいるけれどずっとその事務所にしかいないから他の営業所の事や他の会社の事、他の現場の事など全く行った事がない。私は色々な営業所に行くし、色々な会社に行くし、色々な現場にもいくのでそれだけでかなり視野は広くなる。

人事部長の黒川がどうしてサクラを人事部に配属したのかはそういう視野の広さを持たせるために3年は人事部に配属させるという事になるのだろう。そんなサクラは菊夫の残業時間の長さが過労死レベルという時間である事を知り、それを止めようとするが菊夫にはそれを拒否する権利はなく、営業部長の言う通りに仕事を続けた。

しかしそれが祟りついに菊夫を過労で倒れたのだった。1度倒れた経験をしている人からするとこういう経験をすると人生観はかなり変わりますね。菊夫もそういう経験をしたからこそ素直にサクラの言葉を聞けたし、そして勇気を振り絞ってできない事はできないと言えるようになった。

そして何よりも菊夫は営業として職人との関係を構築していった事が後に活かされていく事になる。一方サクラはまだ人事部として奮闘していく事になるのだった。

次回は百合が東日本大震災の時にサクラとの出来事を回想する。果たして百合はサクラからどんな事を言われたのだろうか？その経緯に注目だ。