25日プロ野球日本シリーズ2021第5戦東京ヤクルト対オリックス戦が東京ドームで行われ、5対6でオリックスがアダム・ジョーンズの勝ち越しホームランでシーソーゲームを制して東京ヤクルト3勝1敗で日本一へ王手をかけた。

試合は東京ヤクルト先発原投手、オリックス先発山崎福投手の投げ合いで始まり、2回に東京ヤクルトが7番オスナの併殺打の間に1点を先制する。しかしオリックスも4回に4番杉本選手のタイムリーで同点に追いつくもその裏東京ヤクルトは4番村上選手のホームランで再びリードを奪う。

しかしオリックスは6回に5番T−岡田選手のタイムリー、7回に8番太田選手、代打モヤのタイムリーで3点リードを広げたが、東京ヤクルトは8回に3番山田選手の同点3ランで試合を振り出しに戻して迎えた9回にオリックスは代打アダム・ジョーンズの勝ち越しホームランで再びリードを奪ったオリックスがそのまま逃げ切り東京ヤクルトの日本一を阻止した。

これで日本シリーズは東京ヤクルトの3勝2敗で再びパシフィックの本拠地に戻り次はほっともっとスタジアムに舞台を移す。
3試合連続の1点差ゲームという事でこれだけの接戦になるシリーズは本当に久しぶりだ。第7戦までもつれた2013年の巨人対東北楽天の日本シリーズ以来位の素晴らしい好ゲームだが、シリーズ史上でも5試合中4試合が1点差試合であり5試合とも2点差ゲームというのはなかなかない。最後まで目が離せない展開が続いている。

試合はオリックスが3点リードでこのまま逃げ切ると思われた中で東京ヤクルトが3番山田哲人選手の同点3ランは本当にしびれた。このホームランが無ければこの試合オリックスがそのまま逃げ切っていただろうというほどだっただけに実力拮抗の両チームだ。

東京ヤクルトも抑えのマクガフが5試合中2試合敗戦投手となった事で高津監督が第6戦でも最後まで守護神に託すのか注目されるが第7戦までもつれれば小川投手をブルペンに入れて待機させるだろうから第6戦での采配が注目される。

これで再びパシフィックの本拠地に戻った事でセントラルは苦手のパシフィック本拠地で戦う事になるが、それでもこれまでのシリーズと違い東京ヤクルトは打線が良いだけにセントラルに9年ぶりの日本一をもたらしてほしいところだ。
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