27日プロ野球日本シリーズ2018第1戦広島東洋カープ対福岡ソフトバンク戦がマツダスタジアムで行われ、2対2で広島は初回に2点を先制したものの、その後追いつかれて両チームとも最後まで決め手を欠いて12回でも決着が付かず32年ぶりの初戦引き分けとなった。

試合は初回に広島が2番菊池選手のホームランで先制すると、1死1,2塁から5番松山選手のタイムリーで追加点を上げて初回に2点を先制した。広島先発大瀬良投手は4回までパーフェストに抑えるも、5回に捕まり、代打デスパイネの内野ゴロをセカンド菊池が追いつき送球したもののファースト松山が後逸して福岡は同点に追いついた。

その後試合は膠着状態となり両チーム共にチャンスは作ったものの決め手を欠いて延長12回まで戦ったものの規定により引き分けとなった。

これで日本シリーズは初戦引き分けというスタートとなり最大第8戦まで開催される可能性が出てきた。

セントラル1位広島、パシフィック2位福岡という対戦となったシリーズは平成最後の日本一のチャンスとなる広島にとって平成で日本一になれるラストチャンスでもある。リーグ順位としてみれば広島が日本一になってほしいというのが率直な気持ちではあるけれど、広島にとっても34年ぶりの日本一へまさかの初戦引き分けスタートとなった。

ちなみに32年前のシリーズの初戦引き分けも広島で対戦相手が西武だったが、その時は1引き分けの後広島が3連勝して、その後西武が4連勝してシリーズ史上初の8戦決着となった伝説のシリーズだった。

それ以来なので広島にとってもこのシリーズは最大8戦まで戦う可能性が初戦で発生してしまった訳だけれど、最低でもこれから5戦目まで行われる事になった。

広島にとっては最低でも2戦目で1勝して福岡に乗り込みたいところではあるが、やはり福岡も昨年の覇者である事を踏まえてもそう簡単に行かないところだが、福岡はサファテをシーズンを欠いて戦い続けた事を踏まえても絶対的な抑え不在で戦い続ける事になる。

初戦で多くの投手を両チーム使った事でシリーズに入れた事は両チームにとっても今後リリーフ陣を投入しやすくなったと言えるだけに2戦目ではリリーフ陣がどれだけ踏ん張れるかに掛かってくる。

2戦目は果たしてどちらが取るのか?注目だ。



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