12日ドラマ「日本沈没ー希望のひとー」最終話を視聴した。

今回は東山総理と世良教授がテロに巻き込まれ東山総理を庇った世良教授がこの事件で亡くなった。一方で突如として発生した感染症により世界中への移民受け入れが停止されて窮地に陥る。そんな状況でも国内製薬会社によって何とか活路が見出されて移民受け入れは再開されたが残された時間は3か月しか残されていなかった。

そして最後の方に移民に難色を示していた過疎地の住民も集団移民で同意し、残された最後に天海たちが脱出を試みて間一髪脱出したが、残された時間は3日となり最後の日時で逃げ切れない状況になったが間一髪沈没は青森と九州で止まり、九州と北海道が残って日本に希望が残されたシーンがメインだった。
ストーリー



今回は残された期間でどうやって移民するかというミッションが中心だったが、今世界では新型コロナウイルスで世界への移動が難しい局面であり、実際にこのような事が起きれば入国すら難しい事態となる。それを踏まえて考えると余程のリスクを承知した上で移動しなければならない訳だが、今移民の受け入れがそれだけ難しい事だと言える。

そしてここからは現実問題として全て沈む事を前提に動いていた訳だけれど、ラストで北海道と九州が残った。ここまであっけなく沈むというシナリオがあったなら殆どの国民は命を落とす事になるが、九州と北海道を除いて中心部は全て沈んだ訳で仮に再び日本に戻るとしても九州と北海道だけで1億の人口が住む事は現実的とは言えない。

北海道の寒さ、九州の雨量の多さを踏まえたらどう住めても5000〜7000万人が限度と言える。それだけ日本の国土は狭い訳で各都市を大都市化するにもそれなりの発電所や農地など必要となるのでただですら今の北海道の電力不足が深刻な情勢なだけに移住した日本国民はしばらく日本国籍を持ったままその国で暮らす事になるというのが現実的だろう。

ただこのストーリーは未来に日本が海面上昇により沈む可能性を示唆している事も事実であり、関東平野が海面になる可能性が否定できない事実でもあるし、実際に大昔は関東は海だった。その事からも日本沈没は数万年先かもしれないが、関東が海になる可能性は否定できない。それだけ海抜0メートルや数メートルという場所が多い事を忘れてはならない。

3か月に渡って日本沈没を見てきたけれど、あそこまでの日本沈没は現代を生きる人が経験する事はまずないと思うが、少なくても富士山噴火というケースは十二分に想定しておく必要がある。富士山が噴火したら首都圏の機能は殆どマヒすると言われており、首都圏に機能を集中させておく事は危険である。その事からも多くの企業は関東圏ではない地域に支社を創設しておく必要があるとも言えるし、現実に富士山が噴火した場合は最悪移住も検討される事態になる。

それに関東大震災から100年近くなる今改めて関東に大地震が起きた時には想像以上の被害がある事を踏まえると首都圏はあまりにも大きくなり過ぎた地域と言える。

総評として日本沈没は改めて自然災害への警告と捉えて良い作品だ。特に現実起きる可能性が高い富士山噴火や直下型地震が起きたらビルの倒壊やライフラインマヒという事態になる。その時それぞれどうやって生き延びるのか?改めて考える時に来ているという事を示した作品だった。

次回の作品も視聴します。レビューは時間の兼ね合いで難しいと思いますがツイートはやっていきます。

それでは1か月後この時間のドラマを楽しみにしましょう。






日本沈没
島田正吾
2013-06-01



日本沈没(上) (角川文庫)
小松 左京
KADOKAWA
2020-04-24