24日ドラマ「日本沈没ー希望のひとー」第3話を視聴した。

今回は田所博士の関東沈没説は立証された事により政府内でもこの未曽有の窮地にどうやって関東4000万人の人たちを避難させるかが最大の課題となる。その中でこの危機をいち早く知らせるべきか否かで意見が割れる。

一方で副総理は大企業のトップにはこの事実を伝えて大企業中心にいち早く地方都市へ避難する準備を始められるように手配する。

そんな中で天海は田所博士のもう1人の権威ジェンキンス博士から田所博士の考えは一致するという連絡を受けてしかもこの状況は1年以内ではなく半年以内という猶予がない事が知らされる。

その情報を知った記者の椎名はこの事を記事にするか迷うが、記事にしようと奔走するも先に政府のけん制で週刊誌からは報道できない。天海もこの情報はまだ公表しないという事になり2人はこの情報をさらに週刊誌ではなく新聞社のトップとして情報をリークする事で政府を動かそうとしたシーンがメインだった。
ストーリー




今回は政府も田所博士の説がジェンキンス博士も同じだという事で政府もこの事態は現実になる事を知りその対応の難しさが描かれる。

これは新型コロナウイルス対策でもこの1年9か月見てきた事だけれど、報道が出た時には対岸の火事だと思っていたものが、クルーズ船が来た事により現実となり、そしてあっという間に日本各地に広がり、それが世界に広がった事で対応は急転直下の状況で進んだ。

これは地方と首都圏では全然違った訳だけれど、比較的被害の少ない地方だとその危機感は大きくなかったが、それが身近に迫った時には大きな危機感として迎えたものだ。

ただ目に見えないウイルスと違い目に見える沈没は地震同様その後の事態を待ってくれない。東日本大震災の時はまさにそうで、その時に総理が原発に乗り込んで被害を拡大させた歴史は忘れてはならない事態だ。

ただこれをどうやって情報公開するかは非常に難しく大地震が起きてから避難するのは非常に難しいとわかっていながら起きる前に避難する事もまた難しく何処へ避難するかもある程度考慮しなければならない。

その上では地方になるとしても4000万人の受け皿が実際に厳しいものがありそれぞれ沈まない可能性が高い県へ避難するしかないがこの時点でそれが関東だけなのかそれ以外なのか判明していない以上は海外になるが海外非難は正直現実的に外交問題になってしまう。

それだけ避難する事も難しいが、地方に4000万人も避難する事を考えるとそれ相応の土地が必要になるがそうなると東北地方や中国地方など人口の少ない都市や北海道など広い地域への避難を想定する必要がある。

ストーリーでは既に新聞1面に堂々と掲載されてしまった事でいよいよ沈没が現実となっていく。

次回は沈没が始まった中で人々は何処へ避難していく事になるのか?命を賭けた戦いが始まる。




日本沈没
島田正吾
2013-06-01



日本沈没(上) (角川文庫)
小松 左京
KADOKAWA
2020-04-24




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