17日ドラマ「日本沈没ー希望のひとー」第2話を視聴した。

今回は田所博士が予測通りに日之島が沈んだ。この事が現実になり政府は改めて見解を発表するが、その中に関東沈没という説は否定された。

一方で天海は副総理の陰謀により記事で憶測の事が掲載されて謹慎処分となるが、天海は捨て身覚悟で都市移転構想を提案し、その提案が通って謹慎が解かれる。

田所博士の資料が改ざんされた事を確かめる為に天海は経済界の大物生島会長を通じて防衛庁にあるオリジナルデータを入手して実際に公開した事で改ざんしたのが世良教授である事が明らかとなり、世良教授はわずかな可能性だが関東が沈没する可能性がある事を告げて、それでも確率が低く経済を優先したと述べた。

そしてこの事が根拠となり田所博士と天海は今後起きる関東沈没のシュミレーションを公表し1年以内に関東が沈没する事が明らかになるシーンがメインだった。
ストーリー



今回は改ざんされていた事が明らかになった訳だけれど、沈没する可能性が数%という事でその事実を公表せず経済を優先したという事が世良教授によって明かされる。

確かに急激に沈没する可能性があるかは実際に計りかねるものの、沈没する可能性は否定しないという事だった。元々関東は大昔には海であり浅瀬であった地域が火山灰が積もった事により平野になった地域であり、元々関東ロームというそれほど固い地盤ではない。

特に関東で大地震が起きれば都市機能はマヒすると言われており、首都機能を他県に持つ事はかなり前から議題になっている。そうでなくても今後30年以内にあるであろう富士山の噴火が起きた場合は関東の首都機能は完全にマヒするとまで言われている。

火山灰は電子機器を機能不全にするほどと言われており実際に噴火したら関東には火山灰が降り注ぐ事になる。

今回では仮に沈没しないとしても首都機能を他県に持つ事まで反対する副総理大臣の考えは危機管理の無さを示している。

田所博士が示したシュミレーションでは1年以内に関東は沈没するという図式だが実際に関東の住民を他県に移動させるとなるとこれはかなりの大掛かりな事となり他県に関東の人口を受け入れる事は厳しいと言わざる得ない。それだけ日本の人口が関東に集中している事を意味する。

次回は田所博士のシュミレーションが明らかとなり天海らはこれからどうこの不測の事態に向き合っていくのか?その行動に注目だ。






日本沈没
島田正吾
2013-06-01



日本沈没(上) (角川文庫)
小松 左京
KADOKAWA
2020-04-24




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