2022年12月31日に放送された第73回NHK紅白歌合戦を視聴した。

今年は新型コロナウイルス感染症は続いたものの3年ぶりにNHKホールで開催されてマスクをする以外はほぼ制限なく開催され、配信が主流となった今の時代を反映した選考になった事もありより多く曲が聴かれたアーティストと40〜50代、60代以上の世代で活躍したアーティスト中心に構成された。

幅広い世代に共通する曲が少なくなった印象があるけれど、より世代によって聴く曲が異なるだけに世代を超えて聴ける音楽番組は限られてきた印象も受けた紅白となった。

私も年齢を重ねて工藤静香や篠原涼子の絶頂期に聴いた曲を懐かしく聴く年齢になりましたし、福山雅治の桜坂を聴いて良いなと20年以上経ても思える年齢になっています。

毎年色々な曲が誕生し、色々なアーティストがデビューしていく以上はどうしてもその時代の主軸とあの時代の主軸は違う訳で、演歌が主軸から外れてからもう30年も経ているし、30年前にヒットした90年代の曲を今の若い10代20代が踊っている姿を見るとあの当時10代20代だった自分が今の子供たちの世代に知ってもらえる事がある意味嬉しいんですよね。

私は下は10代から上は70,80代の曲も色々聴いていますし、上の世代になるほどカバーされて今の世代に歌われている事だってあります。

民法で放送される歌番組の多くは今がメインなのでどうしても世代が偏るのは仕方ないと思うんですよね。特に今は個人視聴率が重視されますし、特定の人だけ聴ければあとは良いという中でそれでも色々な世代の曲を聴くというのは1年に1度あってもと思うんですが、視聴率の在り方も含めてジェンダーフリーという部分を含めても考えを変えていく必要がありますよね。

そんな中で今回の傾向は韓国系のアーティストが多かった点ですけれど、今の韓国系アーティストは間違いなくアジアNo.1(世界でも屈指)の実力がありますし、何よりもデビューするまでに厳しいレッスンを重ねて完成された人たちをデビューさせる。

そういう韓国系のアーティストを日本の若い世代中心に支持するのはごく自然な流れだと思いますし、彼らは最初から世界を見ている。そんな中で日本のアーティストも配信主体になってから世界でも注目されるようになってきた訳で、もう日本国内だけで人気のアーティストでは生きていけない時代になっている訳です。

これまではCDさえ売れれば人気があると言われましたが、もう配信で億単位の再生がなければ大ヒットとは呼べない時代なのだと感じます。音楽が再生されるって純粋に音楽及びパフォーマンスが評価されなければ聴かれない訳です。

今の民法もTVerの見逃し配信でどれだけ視聴したのかが重要な要素になってきました。スポーツの生放送の視聴数がより重要となり、正確な視聴者数がわかる配信は純粋に注目を集める正確な指標という訳でもう世帯視聴率ではなく1人1人の端末1つが視聴者数と捉える時代です。

その中で色々な世代に見てもらうという事は世代を超えていく事になる訳で、より幅広い世代に聴かれる曲がその年にヒットするならそういう曲の元祖を歌った人たちこそ紅白に搭乗すべきなのだと感じます。

もちろんYOSHIKIのような60代に近づいたレジェンドがこの舞台が初めてというやり方もありです。

2022年はTikTokという新たなるステージに足を踏み込んでわかったのは若い世代が古い曲は聴かないという事はないという事です。逆に言えば名曲には世代は関係ないと言った方がよいと思います。

だからこそセカオワがHabitが広がった理由もわかるし、私自身も色々な動画を載せてみて若い世代が観ないという事もないという事も理解しているので年齢を重ねても若い世代の事を常に見ていく必要はあるし、それを止めたらもう老いていくしかないのだと思います。

全体的には私も知らなかったアーティストや曲もあったのでこの機会に知る事ができたのは良かったですし、ここで知られた事で新たに注目される人たちもいると思います。

2023年も新たなるアーティストが出演する事になると思いますのでその中でその年の振り返る曲を知る場になればと思います。




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