2020年12月31日に放送された第71回NHK紅白歌合戦を視聴した。

今年は新型コロナウイルス感染症により初の無観客開催となり、ソーシャルディスタンスを取りながら会場を広く使った事で蜜を極力回避し、お笑いなく歌中心の構成で原点回避に終始した紅白となった。

この1年で大きく変わってしまった世界で紅白もどうやって開催するのか注目された。その1つが無観客であり、そして会場にアーティストが集合しないというこれまでの紅白では有り得ない方式となった。

しかしこの事で余計な演出がなくなり、いかに歌を中心に構成するのか?という事に終始できた事と会場が広く使えるようになったのでこれまで制限された演出も可能になった。

特に会場に集まらないように工夫された事でわざわざNHKホールに集まる必要性はなくなったとも言える訳で場所を問わずにやれるなら出演するアーティストも増えるだろうと思う。

その中で注目されたのがこれまで1度も顔出しを行っていなかったGReeeeNがどうやって登場するのか?というのがあったけれど、まさかCGで登場するとはこれは今の時代だからできた構成でもある。

元々GReeeeNは自身の曲を題材とした映画を2作制作されていたのでそのイメージをそのまま持ってきた感じだ。紙の色は歯科医をやっているのであのままではないだろうが、映画のイメージ通りに再現したという感じだ。

姿を現してやることが全てじゃないのでこういう演出があっても良いとは感じます。

そして今回はCDデビューせず選ばれたアーティストが多かった訳ですが、今の時代CDデビューに拘る必要は一切ないし、もうCDはプラスチックの円盤の握手券となった今本当に音楽で勝負するなら配信で勝負するという時代になった。それがストリーミングなのか?買い切りダウンロードなのか?動画配信なのか?SNSでの配信なのかは?はそれぞれ何でもよい。

重要なのはどれだけの人に音楽を聴いてもらうかだ。その意味では配信再生回数は非常に重要で、YOASOBI、NiziUは億に到達する再生回数は本当にインパクトがある。それだけ聴かれた回数だからこの数字は偽れない。

本質はどれだけいい音楽が聴かれているかだ。ただ動画の場合はパフォーマンスも重視されるが、それも音楽の質が良くなければ聴かれないし見られない訳でクオリティが今後さらに求められるだろう。

そして今回はトリには福山雅治、大トリにはMISIAと20年以上音楽で魅了し続ける2人が最後を飾った。福山さんの場合は毎年カウントダウンコンサートを開催するが今年は新型コロナウイルス感染症により開催できず実現するという本来ならなかった構成だ。

MISIAも11月に骨折するというアクシデントを乗り越えて出演してくれた。

最後にこれが最後の紅白出演となった嵐のラストステージはこれまで紅白で11年間貢献してくれた事に対する感謝を込めてお疲れ様と言いたい。

かなり世代交代してきた紅白だけれど、今後は出演基準はずばり音楽をいかに真剣にやっているかだ。CDの売り上げで判断される時代は終わった事を象徴する紅白だった。