2月6日公開の映画「ほどなく、お別れです」を鑑賞した。

この作品長月天音の小説「ほどなく、お別れです」を実写化した作品で、就職難で就職先が見つからなかった女性が亡くなった人の姿と声を見える聞こえる事を見抜いた葬祭ディレクターの男性からスカウトされて葬祭の世界に飛び込みそこで様々な亡くなった人の向き合っていくストーリーである。

何時か私たちもお別れする時が来るけれど、その日まで私たちは多くの人とお別れをしなければならないという現実がある。



私ももうそう長くない人生になってきましたけれど、故にお別れする日が近い人も多くなるわけですが、私もそう遠くない日に両親とお別れする日が来るのは感じている。誰も何時までも生きていないですからね。

そんな中で亡くなった人が成仏できず身近に霊として残る姿と声を見える聞ける女性がそれを見抜いた葬祭ディレクターの男性にスカウトされるところからストーリーが始まる。

最初は葬祭業界に入るつもりはなかったけれど就職難で葬祭業界に入る事になった女性は様々なお別れする場に立ち会う。果たしてお別れする姿はどう見る事になるのか?

キャスト&ストーリー



結末は劇場で観てほしいけれど、今回のレビューとして就職活動で連戦連敗を重ねて就職先が見つからない清水美空はある日葬祭場に立ち寄りそこである妊婦の女性に話しかけられる。その女性からある人へ伝えてほしい伝言を預かった美空はそれを葬祭ディレクターの漆原礼二に言伝してその場を去る。

実は美空は霊が見えて聞こえる能力を持っており、それがかつて生まれる前に亡くなった姉の影響らしいという事を美空は感じていたが誰にもその能力を話した事は無かった。

しかし礼二は美空の能力を見抜き、礼二は美空の家まで行って葬祭ディレクターになってほしいと説得される。美空もまさかそんな説得をされるとは思わず当初は決断できずにいたが就職先が見つからなかった事もあり葬儀会社「坂東会館」のインターンして入る事になった。

しかし礼二の指導は厳しく葬式で泣く美空に泣くな!と一喝されるなど厳しい指導を受ける。それでも次第に慣れてきた美空はそのまま坂東会館に入社したのだった。

そしてそこで知ったのは礼二が納棺師もできるこの業界では希少価値の存在だという事を知る。

確かにディレクターと納棺師の両方できる人は珍しいらしくそれだけこの両方の役割を担えるだけの能力を持っているという事もある。

そして礼二もまたこの業界に入る前に結婚した妻を亡くしていたという過去があったのだった。

このストーリーは3部作となっており最初のストーリーは妊婦を亡くした夫の葬儀だけれど、これは美空が礼二にスカウトされるキッカケになるストーリーだけれど、この時から美空は誰かの声を聞くだけの事をできる能力を持ち合わせていた。それを見抜いた礼二の洞察力も素晴らしいものであったことは言うまでもない。

そしてストーリー2は娘が長い闘病の末亡くした母親の悲しみだけれど、生まれた時から難病と闘い続けた娘を亡くした母親の悲しみに礼二と美空が寄り添い、美空はその子供と対話するのだけれど美空はその子供から受け取った言葉を母親に話す事で母親は救われていく姿に1つの言葉はその人の心を楽にするのだと感じる。

そしてストーリー3は美空の祖母が亡くなるシーンだけけれど、これも身内だからこそ難しい側面があるけれど、生前祖母が姉を死なしてしまった事を食い続けていたという事を美空はその時に姉の魂を引き継がれたのだと感じるのだった。

そしてストーリー4は両親が離婚して母親を亡くした兄妹が別れた父親を呼ぶかどうか迷うというシーンだけれど、これも話の中でどうして離婚しなければならなかったのかという理由を知るうちにその先に別れてもお互い愛し続けていたという事を知っていく事でこれまで頑なに父親を恨んでいた兄が変わっていく姿が描かれる。

それぞれの家族事情があるけれど、そういう人に対しても寄り添う礼二と美空はその遺族にほどなく、お別れですと告げるシーンは印象的だった。

それぞれの別れを描いているけれどそれを区切りを付ける為に葬祭ディレクターがいるという事でもあるし、そういう人がいなければ人生に区切りをつけるのが難しいケースもある事を認識する。

総評として誰にも必ずお別れですという人が来る。その日まで私たちは生き続けなければならないけれど、その生きる間にどれだけの人とお別れしなければならないのかはその人によるが、人生最後の日を迎えるまでは私たちはお別れする側として区切りを付けていかなければならないのだと感じるのだった。





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