6月27日公開の映画「でっちあげ 〜殺人教師と呼ばれた男」を鑑賞した。

この映画は小学校教師が突然身の覚えのない暴力をしたと保護者に訴えられて無実を証明する為に裁判で戦うストーリーである。

週刊誌の記事は本当と信じ込む今でも続く冤罪記事について考えさせられる機会でもある。



今の時代はSNSで主要週刊誌が報じた事がそのまま本当の事だと信じる人は少なくない。仮に真実が違っても報じた事が真実として1人歩きする風潮は今でも多く本当の事は何かを見極める知見が必要な時代でもある。

SNSが普及して普通になった今はオールドメディアだけでなくフォロワーや登録者を多く持つ人の発言力はオールドメディア以上の反響を呼ぶ事も珍しくない。

週刊誌は間違ってもごめんなさいで多少の慰謝料などで済むが報じられた方はそれ以上の損失がある。

ここで登場する報じられた教師もまた名誉回復までに何年もかかる事になる。

果たしてこのでっちあげはどうして起こったのだろうか?

キャスト&ストーリー



結末は劇場で観てほしいけれど、今回のレビューとして小学校教諭の薮下誠一は、教え子の氷室拓翔の母・律子から、拓翔に体罰を行ったとして告発された。薮下はこの件でやっていないと主張したが学校側はトラブルを最小限に抑える為に薮下の主張を聞き入れずただ謝れと一辺倒に薮下は学校側に従い保護者に対して謝罪した。

1番悪いのはここで事実確認をせずに謝罪している事だ。ある程度事実確認をした上で何が悪く何が本当なのかを調べなければならなかった。

しかしそれをせず事を大きくしたくないとただただ謝れと謝罪させた事が事を大きくした。

教師が告発される事も珍しくないが生徒側が必ずしも被害者とは限らないという視点を持たなければならないし本当に何があったのかを検証しなければ何が悪いとは言えない。

そしてさらにここで悪いのはこの件を被害者とされる保護者側だけの意見を採用して週刊誌が記事にしている事だ。週刊誌って書いている事の半分は事実とは異なる事は珍しくない。

私も色々な炎上案件を見ているけれど、身近に知る案件があった時にはいかに週刊誌が取材もせずいい加減な見解で断罪しているのかを知っているのでそういう記事を信じる人ほど騙されやすい。

最近も不倫云々という記事が出回っていますが、何を持って不倫なのか?会っているだけで不倫?肉体関係があって不倫?人と会うなというのはそもそも不可能な訳で不倫という言葉だけで全て悪いという論調はどうなんだと最近感じます。

しかもこれは当人間の問題なので他人が同行する問題でもない。欧米だと仕事とプライベートは別物と捉えているほどだしそんな事を報じるようなのはパパラッチ位だ。

週刊誌の功罪がこの事件を事を大きくし人の人生を狂わしたという事は間違いのない事実だ。

問題は裁判まで持ち込まれている事からここからどうやって名誉回復並びに無罪を勝ち取るまでに相当な苦労をしたという事実は見逃せない。

味方も少なく頼れる人も少ない中で自暴自棄になりながらも見捨てなかった家族がいたから薮下は最後まで戦えた。世間は週刊誌の記事は本当の事実として受け止めている中では味方になる人は本当に少なくここから無罪と名誉回復を勝ち取るって本当に難しい。

争う事となった保護者側の氷室律子は息子の事を利用しようとしていた節がありそこまでして自分の正義を示そうとした感じもする演出ではあるが、結局のところお金を取ろうとしていたから裁判を起こしたという感じだ。

これだけ世論を味方に付ければ勝てると踏んだという感じはある。

裁判も世論を無視できないのはあるだけにこの裁判は世間も注目された裁判となった。

裁判ではこれまで保護者側有利の証言ばかりが出てきていたが次第に保護者側の意見に不可解な証言が出てきておりそこから突破口を見つけてついには生徒に対する虐待はなかったという事を裁判所は認定したのだった。

総評としてこの事件の悪い点は検証をしないままただ謝罪した事、週刊誌が被害者の証言だけを掲載し教師側の取材は悪い切り取りしかしないという事だ。

週刊誌は嘘でも売れればいいという人たちが多く報じなくてもいい事でも金になれば書けばいいという売れれば良いという主義の週刊誌は多数だ。意外に一辺倒な主張の記事を中心にしているのがオールドメディアの記事が多くある。本当は両者を検証してこそ真実が語れるという事を改めて知らなければならない。






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