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ＰＧＭ２１(@pro_g_mania21)がシェアした投稿

このストーリーを一言で言えば生まれ変わりというより移り変わりという妹にもう1人の人物の記憶が受け継がれていたという話である。

自分の記憶じゃない過去の記憶がある中で生きていくとその人の人生はかなり大きく変わる訳だけれど、兄はその事を気づいていながら向き合おうとしなかった中で妹が密かにその家族と会っていた事を知る。そこから繰り広げられるもう1人の人物の話を知った兄は思わぬ行動に出る。

果たして兄は妹に何をしようとしたのだろうか？

キャスト＆ストーリー




結末は劇場で観てほしいけれど、今回のレビューとして加藤俊樹と加藤トシ子は小学生の時に両親を事故で亡くしてから2人で暮らしていた。

トシ子の面倒を見る為に俊樹は一生懸命働いていたがある日トシ子は恋人を連れてきて結婚する事になり安堵していた。

そんなトシ子にはある記憶が残っていた。それはトシ子とは違う別の人物の記憶だったのだ。

トシ子と別の人物の記憶がある中で育ってきたという事でどちらが本当の自分なのかという側面もあるけれど、もう1人の人物の記憶がある事でトシ子は幼い時にある場所へ俊樹と共に向かっている。

場所は滋賀県彦根市のある家へ別の人物の記憶を頼りに向かったのだったが、最初はその家には亡くなった娘がいる事を告げたものの何故この小さな子が来たのか不思議だったが、花まんまを見せた途端この子が亡き娘の移り変わりだという事を確信した家族はトシ子と関りを持つようになる。

しかし俊樹はそれを受け入れることができずトシ子に関わらない約束をしたのだった。

しかしトシ子はその約束を破って密にその家族繁田家の人々と会っていた事わかるのだった。

繫田家には喜代美という娘がいたけれど通り魔事件により亡くなってしまうが、その事故の当日に俊樹とトシ子の両親も同じ病院で邂逅していた。

その魂がトシ子に乗り移ってしまった故に起きた出来事でもあった。

その事を知り動揺する俊樹だったが、次第に自分に何ができるのかを考え始めてこれまでの経緯を知りながら俊樹はトシ子とその繁田家の家族にできる事をしようと動き出すのだった。

果たして俊樹はトシ子に何を送ろうとしたのだろうか？

結末は劇場で観てほしいけれど、人の魂が誰かに乗り移るという事から繰り広げられた別の家族との繋がりだけれど、小さい時に自分の中に他人の記憶があると言い出されたらそれは信じたくない気持ちは強くなるものだけれど、その記憶が正しいほど亡き娘の移り変わりという気持ちにさせてしまうのは仕方ない事なのかもしれない。

この交流がキッカケとなりトシ子と繫田家の交流は22年も続いたけれどそれが繫田家の家族を救う事にもなった。喜代美はその時結婚を控えていたようで結婚直前に亡くなるというその魂がトシ子に乗り移ってしまったという事だがそれもトシ子が結婚するという事により成仏する事になっていくのだが俊樹にとってこれまでトシ子を見守ってくれた感謝に応える為に繫田家の家族をトシ子の結婚式に最終的には連れていく事になるのだった。

総評として人には自分じゃない記憶を持つ事があった時にどう行動するのかでその家族の人生も変わってくる。俊樹とトシ子2人で生きていた中で両親ももう1つの家族と接する機会をあの事故の日にある事も描かれているがこの奇跡の繋がりはあの日に始まりそしてトシ子の結婚式までの22年間に渡る2つの家族を繋いだ物語でもあった。