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ＰＧＭ２１(@pro_g_mania21)がシェアした投稿

1990年代から2000年前半までドラマで大活躍していた堂本剛が映画では実に27年ぶりの単独主演作品という事で映画出演も2017年〜2018年に公開された銀魂以来なのでこれらを含めても映画出演は8作品しか出演していない。銀魂がなかったらそれだけ空白の期間が長いほど長らく出演していなかったしドラマもここ10年出演していないほどだから本当に久しぶりの出演作品となる。

そんな中で出演する作品はある日怪我によって絵描きのアシスタントを辞める事になり無心で描いたまるが自分の想像できないほどの反響で戸惑う姿が描かれていく。果たして想像を超えた先に何を観るのだろうか？

キャスト＆ストーリー/b>



結末は劇場で観てほしいけれど、今回のレビューとして人気現代美術家のアシスタントをしている男・沢田は単独では生計を立てられずにアシスタントの仕事をしながら細々と生活していた。

そんなある日沢田は自転車事故で利き腕の右腕を負傷してしまいアシスタントをクビになってしまう。

生活の当てもない沢田は生活費の足しになればと無心にまるを描いて質屋に出したのだが、これが知らない所でとんでもない評価を受けて沢田は何のことなのかわからないまま暮らし続ける。

まずこのような宝くじに当たるような偶然という事がある時点で誰もが驚く事ではあるのだが、自分の知らない所で想像以上の反響を得ているというのは自分の想像できない所で独り歩きするという事でもある。

世間では思ってもみない評価を受けている事を知らないまましばらく沢田は普通に生活していくがこれが知れ渡るとそのような生活ができなくなっていく。

当然そうなればお金を持っている人と寄ってくるのが常であり、沢田もそういう人たちが寄ってくる事にこれまでとは違う見方をする訳で沢田はそんな人たちに対してどう対応してよいのかわからなくなる。

これまで通り暮らしたい沢田にとってあまりにも極端すぎる状況に戸惑いの日々を送る。

隣人、そしてこれまで同じ立場だった人たち、そして価値が上がった途端見方を変える人たちと自分が描いたまるによって人生が翻弄されていく。

結末は劇場で観てほしいけれど、今までの状況が極端に変わるというのは当人にとっては困惑してしまうのも無理はない。突然宝くじが高額当選して変わってしまうと同じようなもので無心に描いたまるによってまさかこのような事でこれだけ変わってしまうのかというのは観る人次第では価値が大きく変わってしまうという事を示しているし、凡人が観てもさっぱりわからないが、観る人が見ればその価値が解るという事でもある。

これは色々な事に言える事だけれど１つのまるで大きな可能性が広がるという事だ。それだけきっかけは何処に転がっているかわからないという事を描いているしそうなった時には自分を見失わない事が大切だという事をこの作品では描きたかったのだろうと感じる。

総評としてまるを描いた事で自分の想像できない状況になった沢田は最終的には自分に合う生活はどういう事なのかそして自分の実力は何処にあるのかを知っていく事になるが突然想像を超える事が起きた時に人はどう冷静に向き合う事ができるのか？という事をこの作品を通じて考える事ができればと思います。