9月27日公開の映画「Cloud クラウド」を鑑賞した。

この映画は転売屋として日銭を稼ぐ男が顔が見えない者たちから狙われて追われるストーリーである。

人の心理に付け込み多額の商品を転売する転売屋に恨みを持っている人たちの多さと常にそういうリスクを負う事を常日頃感じながら向き合わなければ何時命を狙われても不思議はない。



Web上で色々なやり取りをするようになってかなり経つけれどそういうやり取りをする相手と直接会わないでできるネット取引は今では当たり前になっているし、SNSで会わずに対話している事も普通の時代になっているからね。

私もSNSでやり取りした相手とはわずかしか直接会った事が無いし普段から会わないようにしている。その人物が必ずしも良い印象を抱いているとは限らないからね。

そういう転売屋という恨みを買いやすい仕事をしている男が顔が見えない相手に狙われていくのが今ストーリーである。果たして顔が見えない相手から逃れる事ができるのだろうか?

キャスト&ストーリー



結末は劇場で観てほしいけれど、今回のレビューとして転売屋の吉井良介は転売屋に転身してから日銭を稼ぐ日々を送っていた。定価よりも高い金額で転売して稼ぐ仕事は見えない相手からしたら事実上の詐欺に等しい訳だけれど、見えない相手に泣き寝入りするケースも少なくない。

そんな良介には恋人の秋子と一緒に暮らそうと考え始めるが良介の知らない所で転売屋の情報を集めて復讐をしようとする者たちも現れていた。

これについてだけれど転売屋をやるならネット上の自分の情報を確り把握しておく必要がある。そうしなければ必ず自分の身に危険が及ぶ事は珍しい事ではないし、何より自分の評判は必ず把握しておかないと自分の身を守れないという事が描かれていく。

私も時々自分のアカウントやハンドルネームを調べますけれどそんなに何か不都合な事はないけれど色々と手広くやっていると中には快く思わない人も珍しくはないので尖り過ぎず行き過ぎず矛盾の少ないようにやるようにはしている。

ストーリーでは良介が見えない相手から狙われて復讐の標的にされるという状況に追い込まれるけれど、そんな良介にも助けようとする者も現れる。

とは言っても表の世界ではなく裏の世界の人になるけれど、表の世界では転売屋は既にグレーな存在なので助けてくれる人はいないけれど裏の世界ではそういう人から良くされると違うもだと感じる。

そんな良介は色々な人たちから狙われるが果たして良介は逃げ切る事ができるのだろうか?

結末は劇場で観てほしいけれど、ネットをやるなら情報強者にならなければならないのとセキュリティに強くならないと色々と大変な事になるという事を痛感する。

自分の見えない相手程脅威であるという事を常に認識していなければいつ何時襲われるかわからない。そういう事を警告する作品ではある。見えない相手を相手する事ほど大変なものはないし、何よりもネットで活動するというのはそれだけ自分の存在をそれだけこういう存在なのだと示さなければ続けていく事は困難でもある。

良介は商品を転売する事だけしか考えていなかった故にこのような恨みを買う事に繋がってしまったけれど、これは多くの人がいつ何時良介のような事になるのかを見極める必要があるともいえる。

これは他人事ではなく自分の事と置き換えれば尚更だ。

総評として見えない相手に恨みを買う事で命を狙われた良介は最終的には恩を受けていた者に救われる事になるけれど、こういう助けてくれる人が現れるとは限らないし、普通に現れないものだ。そんな中で助けられた良介はもう表の世界で生きていく事はできないところまで落ちてしまったが改めてヤバい商売に手を出すと逃れられない誰かが追いかけられ続けるという事を痛感させられる。





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