8月30日公開の映画「きみの色」を鑑賞した。

この映画は聲の形の山田容子監督最新作でカトリック系の学校に通う少女が音楽を通じて出会った2人の男女と共にバンドを組んで3人にしか出せない色の音楽を奏でていくストーリーである。

音には様々な色があるとも言われるがその色とはどんな色なのだろうか？



音楽を通じて出会った3人が音楽によって友情を育んでいくストーリーですが、主人公の少女は音を色で感じるという独特の感性を持つ人で、それぞれの色を表現する事によって音楽にしていくのですが、カトリック系の学校という事で色々と制約の中で音楽を作っていく事になる中でそれぞれの色を見つける事ができるのだろうか？

キャスト＆ストーリー



結末は劇場で観てほしいけれど、今回のレビューとして日暮トツ子は小さい時にはクラシックバレエを習っていたが今はカトリック系の学校に通うごく平凡な少女だ。そんなトツ子にとって憧れの人は作永きみという美人で普段はあまり話さない人だったが歌の上手い人だった。

そんなある日きみが学校を辞めた事でどうして辞めたのかをその後を知る為にトツ子は追いかけるときみは音楽をやる為に辞めた事を知る事になる。

そしてそこで出会った1人の少年影平ルイはきみの音楽に惹かれて一緒にバンドをやらないかと持ち掛けるとそこにトツ子がバンドをやりたいと言い出した事で3人はバンドしろねこ堂を組む事になった。

そこから3人は放課後に音楽の練習をしていく事になるのだが、トツ子、きみ、ルイはそれぞれ状況が異なる為になかなか集まれない中で練習をしていく事になる。

そしてそれぞれの過去と向き合いながら音楽を求めている事を知る事になるのだが、それぞれの境遇を描く事で過去と向き合うという事になるのだが、トツ子は外部の人禁制の寮にきみを止めた事により社会奉仕活動の処分を受けることになるが、これがトツ子ときみとの距離を縮めることになり3人は学校の学園祭でバンド演奏をする事になる。それを極力してくれたのがトツ子のよき理解者となるシスター日吉子だった。そういう理解者がいたからこそトツ子ときみそしてルイはバンドを続ける事ができて学園祭で演奏する事になる。

果たして3人の演奏しろねこ堂は学園祭で演奏するのだった。

結末は劇場で観てほしいけれど、3人にはそれぞれ音の色がある訳で、トツ子はその色が見える感性を持っていた。そしてそれぞれの色が何色なのかを見分ける事ができたトツ子はきみ、ルイにそれぞれの色を語りそしてその色を音として奏でていく事になるが3人が出会えた事でその時しか奏でられない色を3人は見事に表現したのだった。

総評として青春の1ページを音楽に捧げた3人の姿を描いたけれどそれぞれの旅立ちも描かれていた。3人が再び音楽をやる事はないのかもしれないけれどこの経験がその後の人生に影響がある事は間違いないし、その経験をしたからこそその後の人生を歩んでいけるという部分もある。

その時しか奏でられないきみの色の音楽は青春という時にしか奏でられないのだという事を感じた。





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