6月14日公開の映画「ディア・ファミリー」を鑑賞した。

この映画は余命10年と宣告された娘を救う為に医療知識0の父親が0から人工心臓の作成に取り組み最終的には17万人以上を救う事になるIABPバルーンカテーテルを完成させた実話のストーリーである。

医療知識のない父親が0から人工心臓を作ろうと挑んだ先に娘を救いたい一心で作り続けた先には娘の想いと共に多くの人を救う事になる事をラストで観る事になるだろう。


IABPバルーンカテーテルという心臓疾患の患者を17万人も救う事になるキッカケが自分の娘を救う為に人工心臓を造る事だった。それを医療知識0の人が10年をかけてやろうとしたのだからそれだけでも凄い事なのだが、現実的にも今の医療技術では人工心臓は完成していない以上それだけ厳しいものであるという事だ。それでも人工心臓の知識を活かしてIABPバルーンカテーテルを完成させた事で多くの人の命を救う事になる。果たしてどうやってそこまで辿り着けたのだろうか?

キャスト&ストーリー



結末は劇場で観てほしいけれど、今回のレビューとして坪井宣政は小さな町工場を経営し一時は倒産寸前だった会社の立て直しに成功していた。そんな中で生まれつき心臓疾患を持っていた娘の美佳が余命10年という宣告を受けてしまう。

宣政は娘の美佳を助ける為に全国各地の病院を回ったものの日本だけでなく海外でも美佳を助けれらる病院はなかった。

そんな中で宣政は美佳を救う為に主治医の「人工心臓の研究をしてみてはどうか」という助言から人工心臓を造る研究を始めるのだった。

通常ものづくりでは専門知識が必要になるのだが、宣政は全くの医療知識0からスタートという事で最初は何処の病院も相手にしてもらえないほどだったが粘り強く交渉し続けた事で話を聞いてくれる医師と出会う事になった。

しかし人間に人工心臓を装着するというのはそう簡単な事ではなく様々な治験が必要になるなど莫大な資金を必要とした。研究段階では宣政の会社の資金で何とかなったが、治験となると10倍以上の資金を必要とした。そんな中でアメリカで人工心臓の治験が進められていたがその日数はわずか100日も満たなかった。

これにより日本の医療界では危険を冒してもやるものではないと否定的な意見で集約され宣政は娘を救う人工心臓の開発を断念しなければならなかった。やるだけやって10年という月日は何だったのかと無念の宣政に娘の美佳が私は大丈夫だから私以外の人を助けてあげてという言葉に宣政は外国製の心臓カテーテルが日本では医療事故が多発していた事に着目する。しかしこのカテーテルでは美佳を救ってあげる事はできないがそれでも日本人や小さな子供にも合わせられるカテーテルを開発して見事に完成させる。

このカテーテルが使った医師の間で評判となり宣政は知らないうちに数多くの命を救っていく事になるのだった。

結末は劇場で観てほしいけれど、実話なので最終的には娘を救う事はできませんでしたが、娘を救う為に研究を続けた人工心臓からカテーテルに活かされて多くの人の命を救う事になったのは亡き娘の願いでもあったし、その願いに父親が応えた結果なのだと感じます。

確かに娘を救う事はできなかったけれど、娘の想いを受け継いで世界の多くの人の命を救ったという事実は娘の命を救ったと同じ以上の事をされたと感じますし、実際にカテーテルによって命を救われた人からの言葉はそれだけで娘の言葉なのだと感じました。

総評として娘を救う事はできなかったけれど、その娘の分以上の人たちを救う事に繋がった事は娘を救う以上に娘を救えなかった分誰かを救う為にと変わっていました。今の医学でも救えない命は存在しますが医学の進歩によって救われる命があるという事をこのストーリーでは教えてくれたと思います。





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