5月24日公開の映画「帰ってきた あぶない刑事」を鑑賞した。

この映画はあぶない刑事シリーズの最新作で8年前に定年退職して探偵となったタカとユージが再び横浜に戻ってきて娘と名乗る人の依頼を受けた事によりある事件に巻き込まれていくストーリーである。

70歳を超える2人だが70歳を超えても現役さながらのアクションは見どころだ。


正直8年前のさらばでシリーズ完結と思っていただけに8年の月日を経てまた戻ってくるとは思わなかった。既に俳優業が困難な方もおりシリーズオリジナルメンバーの中には他界している方もいますが、メインの4人は今も現役で俳優業を続けている事が奇跡と言える。この業界で約40年前からオリジナルメンバーが続く事そのものが奇跡的で中にはスキャンダルでフィードアウトした俳優も少なくない中でメインの4人はそういう事なく今に至る奇跡があったから今回のシリーズ公開となった。

もちろん若い出演者が生まれる前からやっているシリーズなので前回で11年待ち、2作前が2005年だからこのシリーズを知る人がかなりの年齢になっているからね。

今回はタカとユージに自分の娘と名乗る女性が現れる。そこからかつての因縁ある事件と向き合っていく事になるが果たしてタカとユージはどんな活躍を見せるのだろうか?

キャスト&ストーリー




結末は劇場で観てほしいけれど、今回のレビューとしてタカとユージはニュージーランドで失態をやらかした事で強制帰国となり横浜でT&Y探偵事務所を開設した。透がタカとユージが戻ってきていると知ったら事件が起きない訳がないと戦々恐々している。

そんな中でタカとユージの下に長峰彩夏という女性が訪れてきてタカとユージの娘と名乗ってくる。

どうやらタカとユージには心当たりがあるようだ。2人はかつて関わった事件の関係者を当たる事になるが、そこではかつてタカが射殺したやくざの息子に代替わりしていた。

この世界では世襲で事業を引き継ぐ事はよくある事で、時代が変わりかなりの裏取引が行われるという情報を入手した。

しかし現在のタカとユージは刑事ではなく発砲も逮捕もできない。それでも依頼人である彩夏の人探しを手伝ううちにこの事件がかつての因縁と結びついている事を知る。

そしてタカとユージのあぶない行動をしていく事になるが、果たして彩夏の依頼の人は見つかるのだろうか?そしてタカとユージの娘なのだろうか?

結末は劇場で観てほしいけれど、70歳を超えているとは思えないほど動きが軽快なのが驚かされる。70歳を超えてもこれだけ動く役をやるだけの体力がまだまだ2人にはあるという事ですが38年続くシリーズなので過去の事件の因縁がテーマとなっている。

それだけタカとユージはあぶない事件ばかり扱ってきたと言える訳だけれど、既に当時の港署のメンバーも透が万年課長をやっているだけで殆どは警察を定年退職している。

そんな中でもタカとユージは透に様々な無理難題の協力を求める訳だけれど、それに応えるのもまた徹らしいと言えばらしいし、何時までも先輩後輩の関係は変わらない。タカとユージに権限を与えられる権利があるのも透であるという事もこのタイトルから終盤でようやく理解した。

もう定年退職しているのにどうして刑事?なのだろうと思っていたがそういう事だったんですねと言う感じだ。やはりタカとユージには刑事の役回りがなければ過去の因縁と戦えないからね。

そんな2人はどちらの娘なのか最後まで明かされなかったのであった。

総評としてやはり2人は永遠のあぶない刑事であり続けてほしいと思うし、事件が俺たちを呼んでいるという事で再び横浜に戻ってきた。残された人生で次があるのかないのかそれは紙のみぞ知る!





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