1月5日公開の映画「笑いのカイブツ」を鑑賞した。

この映画は伝説のハガキ職人と言われたツチヤタカユキの半生を綴った笑いのカイブツを実写化した作品でテレビの大喜利番組に投稿し続けて念願の構成作家見習いとなったツチヤタカユキが不器用ながらも笑いに追及していく半生を描いた作品である。

笑いの基準はそれぞれだが笑いに対する情熱は誰にも負けない姿が描かれている。


笑いの基準はとても難しいものなのですけれど、多くの人をいかに笑わせる事ができるかは全ては観客が握っているだけに難しいものだ。そんな中で毎週のように笑わせるネタを書き続けたハガキ職人ツチヤタカユキの半生では不器用ながらも笑いに向ける情熱を描かれる。果たしてツチヤタカユキは笑いへの情熱はどんなものだったのだろうか?

キャスト&ストーリー




結末は劇場で観てほしいけれど、今回のレビューとして伝説のハガキ職人ツチヤタカユキは毎週のようにテレビの大喜利番組にハガキを送り続けていた。

そのハガキは毎週のように採用されてその番組の殿堂入りするまでになっていたがある日その投稿を止める。その理由がデジタルに弱かったからというのがあるようだ。

そんな中でその才能を認めるものが現れた。それがオードリーの若林正恭だった。彼が出演していた大喜利番組でツチヤタカユキの才能を買って彼をお笑いの世界にラブコールを送り続けてようやく実現していくのだが、ツチヤタカユキは人付き合いが本当に苦手な人でなかなか周りに打ち解ける事ができずに苦悩する姿が描かれる。

無理もないけれど誰がも人付き合いが得意な人ばかりじゃない。彼もまた人間関係に苦しむ姿が描かれる。そして何よりもツチヤタカユキが目指すお笑いの基準が当時所属した人たちと合わなかった事もある。

お笑いの基準と言われるととても難しく私も好みで基準を決めてしまうケースが多いのですが、それだけお笑いって難しいものだと感じております。それを不特定多数の人を笑わす事ができたテレビの大喜利番組で証明したツチヤタカユキってやはり凄い人なのだと感じますし、そういう人って特定の事に対しては得意でもそれ以外の事に対しては不得意というのはあると感じます。

お笑いに賭けるばかりに体すら壊してしまうほどだった訳でそういう人は良き理解者に出会う事がより重要なのだと思います。

結末は劇場で観てほしいけれど、誰もが得意な事もあれば不得意な事もあります。その中でどれだけの理解者に出会えるかで人生が変わってくる事も忘れてはならないと思いますし、そういう人がいたから今があると思う事も必要です。

総評としてお笑いに賭ける情熱は誰にも負けないツチヤタカユキの半生は人間関係不得意の中でもお笑いに賭ける気持ちは失わなかった。そんな彼の挫折と再起が描かれた訳ですが色々な経験を経て今があるという事を描いていますし、どんな状況だったとしても必ず認めてくれる人がいる事を忘れてはならないという姿をツチヤタカユキは見せてくれたと思います。





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