11月23日公開の映画「翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜」を鑑賞した。

この映画は2019年2月に公開された「翔んで埼玉」の続編で今回は滋賀県など関西を舞台に滋賀県の解放運動が起きるストーリーである。

果たして麻実麗は埼玉県を更に結束させて滋賀県を大阪府から解放させる事ができるのだろうか?


まさかの続編は関東から関西に舞台を移してという事で確かに東京の次は大阪以外に人口密度からも候補が限られる訳でその後九州もあり得るのかはわからないところではあるものの、九州だと中心は福岡になるのでそこをどうするのかな?とも思いますが、まずは関西を舞台に滋賀、和歌山が大阪に支配されている状況を解放しようと奮闘していく姿が描かれる。

果たして滋賀と和歌山は大坂の支配から解放されるのだろうか?

キャスト&ストーリー




結末は劇場で観てほしいけれど、今回のレビューとして麻実麗は埼玉に海を作ろうと砂を求めて千葉から和歌山へ向かうところから始まる。

現代バージョンではさいたま市になってからも争う浦和対大宮が描かれる訳ですが、もう今の勢力図は浦和が圧倒的で大宮は今や3部という衰退ぶりなので浦和の人たちにとってはもう大宮は眼中にないという状況でしょうね。

そんな埼玉事情も踏まえながら進行していくストーリーですが、和歌山へ到着予定だった麻実麗たちは船が座礁してしまい仲間たちとはぐれはぐれになるが、そんな漂着した場所で観たのは和歌山が大阪に支配されている姿だった。

そこで出会ったのが滋賀解放戦線の桔梗魁で桔梗魁に助けられた麻実麗は滋賀まで落ち延びて滋賀の事情を聞き出してこれは埼玉の時と同じだと共に戦う事を誓う。

そんな中で大阪では甲子園大会が行われるという事でそこに忍び込む事にした。しかしそれは罠だと知った時には麻実麗は捕まってしまい大阪名物に洗脳されてしまう。

これが大阪の罠だと後悔した桔梗魁は麻実麗を救おうと動き出すが、そこでは麻実麗の仲間たちも捕まっていた。果たして滋賀は大阪から解放されるのだろうか?

結末は劇場で観てほしいけれど、その地域ならではのうんちくや歴史が描かれており、京都では洛中と洛外の違いも描かれるなど歴史の重みは関東とは違うと感じるし、この地域に住んでいる人ならあるあるな事が多いと感じる。

それぞれの地元色を出しながらも地域差で色々な人がデスられている姿は大昔の日本では京以外はという時代もあった訳で改めて日本の中心だった時代の名残を見て取れる。

滋賀も近江は安土城があった時代にはかなり栄えた訳だがやはり人口という点ではその後焼失してしまい衰退してしまった。それ以来どうしても京都の隣でありながらその違いで色々と辛い思いをしてきた地域もであると言えるのだが、それぞれの地域に住んでいると色々な事情を知る事ができるだけに関西には関西の事情を楽しみながら滋賀解放戦線を戦った桔梗魁と麻実麗のルーツもまた見どころの1つだった。

総評として関西に舞台を移してもその面白さはさらにパワーアップしていた。関西に住んでいる人ならその意味がよりよくわかる事もあるし、他県から見るとまたその魅力を知る事ができるので改めて地域の特性を知る機会になりました。





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