6月9日公開の映画「水は海に向かって流れる」を鑑賞した。

この映画は恋愛しないと宣言する女性が高校に通学する為にやってきた高校生とシェアハウスで暮らす事になり、両親の過去の事を知って過去と向き合うストーリーである。

子供は親を選べないが子供同士にとっては何も責任はないと解り合えるまでが描かれる。




最近話題だったダブル不倫の一件もあるけれど、両親の事に巻き込まれた子供たちの視点をよく考える事も必要だと思う。この作品はネタバレになるけれど社会人の女性と高校生の男性はお互い不倫同士の子供だという事だ。

お互いの両親が不倫してお互いの両親は離婚した訳だけれど、その子供たちはその事実を知らないまま会う事になるのだけれど、子供にとってはその親に対しては複雑な感情を抱くだろうけれど、子供同士には両親の問題以外では何か悪い関係であるという事はなく知らなければフラットに接する事ができる。

しかしそれが知る事になった時子供たちはどう感じてどう向き合うのか?レビューしていきたい。

キャスト&ストーリー




結末は劇場で観てほしいけれど、今回のレビューとして榊千沙は恋愛しないとシェアハウスで暮らしながらも淡々と暮らしていた。

そんな中で高校入学した事で通学先に近いとシェアハウスにやってきた熊沢直達は榊さんの淡々とした態度に不思議に感じる。

そんな直達の父はかつて榊さんの母親と不倫関係で会った事が明らかになっていくのだが、確かにこの両親たちの問題に子供が巻き込まれていた事をこの時点で2人は知らない。両親が離婚して子供時代に不遇の思いをしていたという点だけは共通している。

これは最近話題だった広末涼子と鳥羽周作のケースの10年後という状況と考えて頂くと解り易いと思うけれど、子供たちにとって両親が離婚しその子供たちが10年後にこれ位の成長をした時にどう受け止めるか?というのがこのストーリーの時間軸と同じ感じになる。

不倫した両親の子供たちの立場を普段あまり考えた事がないだけにその子供たちが色々な事情で会う事になったらお互いどんな気持ちで会うのだろうね?という事を考える事がないのでこの心境を察する事って意外と難しいものだ。

普通にそういう人と会うケースがあまりないだろうが、絶対ないとも言い切れない。まして不倫した両親が離婚後再婚したら別の意味で不倫した者同士の親戚という歪な関係になる訳だが、このストーリーでは不倫後不倫した同士の再婚はしていない訳だけれど、それでも知ったら知ったで複雑な心境になるのは否めない。

そんな榊さんと直達はその事実を知った事でお互い複雑な気持ちを抱えながらも向き合っていくのだが、榊さんの背中を押したのが直達だった事も不思議なもので榊さんは不倫した直達の父親をぶん殴って、気持ちをぶつけるがそうなってしまう気持ちも理解するし、普通にそんな人が目の前に現れたらそれは抑えられない気持にもなる。

一方で直達は高校生活の中で出会った泉谷楓が直達に心を寄せる。しかし直達は榊さんが気になって振り向いてくれない事で榊さんに思いをぶつける。

この事から直達と榊さんは少し距離ができるけれど、直達の父が榊さんの母親の居場所を教えた事で榊さんと直達は榊さんの母親に会いに行く事になるのだった。

果たして2人は過去を振り切る事ができるのか?

結末は劇場で観てほしいけれど、不倫した不倫相手の直達の父と榊さんの母と2人はどちらにも会う事になるけれど、どちらも両親にとっては不倫した過去を子供たちが許してくれない事は100も承知なのだと感じている事だ。

子供同士は何も悪くないし、何も子供同士がいがみ合う事は一切ないので子供同士では両親がそうだったという事をいかに受け止められるか?になるが、お互いの境遇が同じだという事でどちらも家庭を壊したダメな両親だなという気持ちを持っているのは確かでその点で共通点があるからこそ子供の視点からだとお互いの気持ちが理解できるというのがある。

両親の不倫って子供たちにとっては色々言われて辛い気持ちにさせてしまうという事を私たちは忘れがちだけれど、改めて子供たちは子供たちで受け止めているという事だ。

総評として不倫した同士が色々言われる中で大人や子供はその子供たちに色々とちょっかいを出したりそれがいじめの要因になる事も少なくないが、ここで間違ってはいけないのは子供たちには何の問題もないという事だ。子供たちにとって両親の事を理由にいじめられたり、色々言われたりする事そのものがいい迷惑であり、その辺の配慮をしていかなければならない。

子供たちは何も悪くないという事を認識しなければならない事を大人たちは配慮していかなければならないという事を忘れないようにしたい。





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