5月19日公開の映画「最後まで行く」を鑑賞した。

この映画は所轄の刑事がある事故によって追い詰められていくがその裏にはある組織の存在が動いているストーリーである。

果たして事故で追い詰められた刑事は最後まで行くところまで行ってしまうのだろうか?




岡田准一、綾野剛、広末涼子は最後まで行くのだろうか?と問われているような作品なのですが、これはあくまで現実世界の話なので映画の中の話ではありません。私自身映画を観る時はその登場人物の役として観ているので現実世界のイメージをせずにフラットに観ています。そうじゃないと映画ファンとしてフェアじゃない。

さて母親が亡くなってさらに週刊誌に追われる刑事が不幸な事から人を引いてしまったところから始まる48時間スリリングサスペンスという事でこの事件の真実に辿り着いた時に果たして刑事は救われるのだろうか?

キャスト&ストーリー




結末は劇場で観てほしいけれど、今回のレビューとして刑事の工藤は母親が亡くなり、さらには週刊誌にやくざとの繋がりを書かれるなど追い詰められていた。

そんな中で亡くなった母親との対面に向かおうとしていた時に工藤は不幸にも交通事故を起こして相手は死亡してしまう。パニックになった工藤はその事故をなかった事にする為に遺体を車の中に入れて持ち去るのだが、当然警察も工藤のおかしな行動を監視するようになる。

そんな中でやってきたのが監察課の矢崎だった。矢崎は工藤から週刊誌の事情を聞くが、その時点では特に何かあった訳でもなく検問で出会ってから直後だった。そんな矢崎はどういう訳か工藤が交通事故で人を引いた事を知っていた。

実は矢崎はここに来る前に色々な事情で追い込まれていた1人でもあった。工藤はある寺院の裏金について調べていたがその裏金はある男によって持ち去られていた。しかもその男は矢崎も追っていた男だったが矢崎はある不手際でその男に生体情報を盗まれる失態をしていたのだった。

そしてそこで繋がる工藤と矢崎のそれぞれの事情は最後になってそれぞれ窮地に追い詰められていく。果たして2人は窮地に追い詰められて何を思うのか?

結末は劇場で観てほしいけれど、この事件は色々なタイミングによって事情が変化していく訳だけれど、工藤も普通に人を引いてしまったらそれはパニックになるだろうけれど、それがその時点で生きていたのか?という事になれば話は変わってくるのだが、当然その時点ではわからない。

そして矢崎もどうして工藤を必要以上に追うのかも前半ではわからないが、2人の視点から観るとそれぞれの事情が浮かんでくる。工藤は別居中の妻と娘がいるけれど、その娘が誘拐される事でさらに追い詰められるがその誘拐した相手を知るとこのストーリーのスリリングな展開が見えてくる。

そして後半になればなるほどこいつら不死身か?と思うほどやり合うのだが、工藤も矢崎も結局追い詰められて最後まで行くところまで行くのだろうという感じではあった。

総評として事件の経緯を知れば知るほどこのストーリーの面白さとスリリングな展開を楽しめていく事になるが事件の経緯の先に待っているのは2人の果てしなきロンドという感じでもある。何処までも行く2人に最後は訪れるのか謎でもあるが最後を迎えた時には2人とも解り合えるのではないかと感じるストーリーでもあった。





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