12月9日公開の映画「ラーゲリより愛を込めて」を観賞した。
この映画は第2次世界大戦の終戦を迎えようとした満州で捕虜となりシベリアへ抑留され強制労働させられた日本兵たちの実話のストーリーである。
生きる希望を持ち続けた者たちが帰国を果たした者とできなかった者たちの分を背負って今も生きる。
この映画は第2次世界大戦の終戦を迎えようとした満州で捕虜となりシベリアへ抑留され強制労働させられた日本兵たちの実話のストーリーである。
生きる希望を持ち続けた者たちが帰国を果たした者とできなかった者たちの分を背負って今も生きる。
らーげり
キャスト&ストーリー
結末は劇場で観てほしいけれど、今回のレビューとして第2次世界大戦末期の満州で日本がポツダム宣言を受諾して敗戦になる数日前にソ連は日本に条約を破棄して満州に侵攻した事から当時満州に住んでいた日本人は逃げ延びた人とそうではなく捕虜としてシベリアへ抑留されて強制労働させられた人に別れた。
その中に山本幡男という男がいたが、彼もまた身に覚えのないスパイ容疑でシベリアへ連行されていた。戦争後になると何かをもって容疑をかけて連行するのは戦争ではつきものではある者の、ここでアメリカとロシアの違いはアメリカは戦争終結と同時に軍人を除けば強制労働させるようなことはせず日本を開放し、そして最終的には沖縄返還までしているのに対して、ロシアは今でも北方四島を実効支配し捕虜を11年に渡る強制労働をさせている。
これは今ロシアがウクライナに戦争を仕掛けている事をみればロシアはこういう国なのだという事がはっきりするし、それは年月を超えても変わらないという事だ。
この中で描かれる山本幡男を中心とした強制労働の日々の中で多くの人が絶望の中で唯一の希望は帰国できる日が来る事だった。しかしこれだけの強制労働が11年続けば命を落とす者は数知れず、山本幡男も犠牲になったその1人である。
実話であるので結末も知りながら書くけれど、山本幡男が残した遺書を生き残った4人がそれぞれ覚えて帰国後に4人が山本幡男の遺族にそれぞれ遺書を届けるのだが、それだけ遺書も持ち帰れないロシアの現実を表しているし、そういう現実を生き抜いて帰国した人たちはもう生きていない。その息子たちがその思いを受けて今を生きている。
結末は劇場で観てほしいけれど、勝者と敗者の違いがある中で戦争ほど悲劇な事はないという事を歴史は物語っている。もう実際の戦争を知らない世代になっているのでこういう歴史を知る事から今の戦争の現実を知っていく事でいま世界が戦争をする事が悲劇しか生まないのかを理解していかなければならないという事だ。
総評として山本幡男らシベリアで強制労働させられた人たちの多くはシベリアの地で亡くなった。その中でも生き残った人たちがいる訳だが、そういう人たちがシベリアの強制労働の現実を歴史として伝える事は後の世の人たちには貴重な資料になる。
歴史に学ぶ賢者という言葉があるようにその時代を生きた人たちの現実を知る事が今の日本にとって必要だし、そういう歴史を経て今の私たちが存在する事も忘れてはならない。
シベリアの地で亡くなった家族の思いはこれからも時代を経て受け継がれていく。
キャスト&ストーリー
結末は劇場で観てほしいけれど、今回のレビューとして第2次世界大戦末期の満州で日本がポツダム宣言を受諾して敗戦になる数日前にソ連は日本に条約を破棄して満州に侵攻した事から当時満州に住んでいた日本人は逃げ延びた人とそうではなく捕虜としてシベリアへ抑留されて強制労働させられた人に別れた。
その中に山本幡男という男がいたが、彼もまた身に覚えのないスパイ容疑でシベリアへ連行されていた。戦争後になると何かをもって容疑をかけて連行するのは戦争ではつきものではある者の、ここでアメリカとロシアの違いはアメリカは戦争終結と同時に軍人を除けば強制労働させるようなことはせず日本を開放し、そして最終的には沖縄返還までしているのに対して、ロシアは今でも北方四島を実効支配し捕虜を11年に渡る強制労働をさせている。
これは今ロシアがウクライナに戦争を仕掛けている事をみればロシアはこういう国なのだという事がはっきりするし、それは年月を超えても変わらないという事だ。
この中で描かれる山本幡男を中心とした強制労働の日々の中で多くの人が絶望の中で唯一の希望は帰国できる日が来る事だった。しかしこれだけの強制労働が11年続けば命を落とす者は数知れず、山本幡男も犠牲になったその1人である。
実話であるので結末も知りながら書くけれど、山本幡男が残した遺書を生き残った4人がそれぞれ覚えて帰国後に4人が山本幡男の遺族にそれぞれ遺書を届けるのだが、それだけ遺書も持ち帰れないロシアの現実を表しているし、そういう現実を生き抜いて帰国した人たちはもう生きていない。その息子たちがその思いを受けて今を生きている。
結末は劇場で観てほしいけれど、勝者と敗者の違いがある中で戦争ほど悲劇な事はないという事を歴史は物語っている。もう実際の戦争を知らない世代になっているのでこういう歴史を知る事から今の戦争の現実を知っていく事でいま世界が戦争をする事が悲劇しか生まないのかを理解していかなければならないという事だ。
総評として山本幡男らシベリアで強制労働させられた人たちの多くはシベリアの地で亡くなった。その中でも生き残った人たちがいる訳だが、そういう人たちがシベリアの強制労働の現実を歴史として伝える事は後の世の人たちには貴重な資料になる。
歴史に学ぶ賢者という言葉があるようにその時代を生きた人たちの現実を知る事が今の日本にとって必要だし、そういう歴史を経て今の私たちが存在する事も忘れてはならない。
シベリアの地で亡くなった家族の思いはこれからも時代を経て受け継がれていく。
コメント