9月1日公開の映画「さかなのこ」を観賞した。

この映画はお魚博士のさかなクンの半生を映画化した作品で、さかなクンがお魚でやりたい事を掴むまでの経緯を描いたストーリーである。主演は女性ののんさんが演じているけれど、この作品の性別は全く関係なく観る事ができる作品だ。




お魚を語らせたら右に出る人がいないほどのお魚博士であるさかなクンは絶滅危惧種の発見をしたり、新たなる新種を発見するなど魚を追及しなければ発見する事のできない発見を次々としている。そんなさかなクンは客員教授になるまで様々な紆余曲折を経ている。

魚に追求するあまりに思った仕事に巡り合えなかったが、人とのめぐり逢いによってさかなクンは天職と言えるお魚博士になるまでが描かれる。この作品では主人公は女性ののんさんが演じるのですけれど、実際にのんさんが演じて全く違和感がないほどこれほど作品にぴったりな人もいないというほどストーリーにマッチしていた。

冒頭で性別は関係ないとクレジットされているのですが、本当にその通りだと観終わって感じました。果たしてさかなクンはいかにしてお魚博士になったのだろうか？


キャスト＆ストーリー



結末は劇場で観てほしいけれど、今回のレビューとしてお魚大好きのミー坊は小学生の時からお魚に夢中だった。母親のミチコから好きな事をやりなさいと言われた事もありミー坊は中学、高校とお魚に夢中になっていくが、それが周りから見ると変わった子だと言われるようになる。

確かに勉強はそれほどできた訳ではなかったけれど、お魚については誰にも負けない知識を身に着けていた。それ以上に絵の才覚もありミー坊はやりたい事を夢中にやっていた。

そんなミー坊をあまり快く思わない不良集団に絡まれるが、ミー坊は不思議な事に不良集団すら取り込むほど天真爛漫な行動に周りは次第に引き込まれていく。

そんなミー坊はカブトガニの人工孵化に成功する快挙で新聞に取り上げられた。ミー坊は更にお魚の研究に没頭するも高校を卒業しても大学へ行くほど勉強ができた訳じゃなかったために専門学校に進学する。

大学へ行くにもそれなりの勉強ができないと難しいのは言うまでもないけれど、お魚の研究をする為にいくには当時なかなか前例が少なく狭き門だった事は否めない。

そんなミー坊は専門学校を卒業後色々な事をするもなかなかミー坊が思ったような仕事ではなかった。そんな時にミー坊は高校時代に知り合った人たちと再会して自らの道を切り開くことになる。果たしてミー坊はどうやってお魚博士への道を切り開いたのだろうか？

結末は劇場で観てほしいけれど、好きな事をやっていくと必ずどこかでターニングポイントがあったりするものだ。そのターニングポイントに気づけるかどうかもあるんだけれど、気づけた時には人生が開けたりするものだ。誰もがチャンスがあるとは限らないけれど、必ず人を通じて何かに辿り着くという事だ。

ミー坊もヒヨや総長など高校時代に出会った人たちが大人になって様々な手助けをしてくれる。その手助けによってミー坊もお魚博士への道が開けた訳だけれど、改めてミー坊はお魚博士として活躍し続ける事になる。

総評としてのんさんが演じたミー坊は学ランを着ているなど男装だったりするんだけれど、これが全く違和感を感じさせないのはのんさんの人柄がそうさせてくれるのだと感じるし、演じる人が演じれば原作が男性でも映画が女性になっても全く違和感を感じない。純粋に好きな事をトコトンやり抜いた先にやりたい事に辿り着いたのがさかなクンの半生なのだと感じました。






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