12月30日公開の映画「99.9 刑事専門弁護士 THE MOVIE」を観賞した。
この映画は2016年4月クールと2018年1月クールに放送された「99.9 刑事専門弁護士」の続編で深山大翔が起訴されたら99.9%有罪の事件を事実がわかるまで追求して真実を実証していくストーリーである。
1度死刑判決を受けた男の再審請求により1度判決の出た事件に対して深山は果たして事実に辿り着く事ができるだろうか?
今年最後の映画に選んだのが人気シリーズ99.9劇場版となったけれど、私がこれまでで1番最後に見る作品としては最も遅い映画鑑賞になったけれど、この時期にこれだけの大人気作品が公開される事も実は異例中の異例だったりする。
本来ならどう遅くても12月最終金曜もしくは土曜に公開されて年末年始の正月映画という形が多いけれど、さすがに12月30日公開は一部作品を除けば異例中の異例の公開日となった。
これもコロナ禍により映画スケジュールが大幅に狂った事や撮影延期や公開延期などでなかなか公開するチャンスがなかった事も大きい。その為にスクリーン数も以前と比べて1日10回以上の公開も珍しくなくなっているけれど、これだけの注目作品なので多くの人が劇場に足を運んでほしいところだ。
前日の29日にはこの劇場版に繋がるスペシャルドラマが放送されたので、多くの人がスペシャルドラマを観た上で鑑賞している人が多くいたけれど、例えスペシャルドラマを観ていなくてもすんなり入れるように冒頭でそれまでのあらすじが解説されているので劇場版だけでも十分理解できる内容だ。
新たなる深山の助手となった河野穂乃果とのやりとりにも注目しながら鑑賞してほしい。
事件はスペシャルドラマから続く伏線がある訳だが、果たして深山は0.01%の事実に辿り着く事ができるのだろうか?
ストーリー
結末は劇場で観てほしいけれど、今回のレビューとして深山は新たなるアシスタントいや弟子となった河野穂乃果と共にある死刑事件を再審請求する為に調べる事になる。これはスペシャルドラマ(多少ネタバレですが経緯説明に必要)で対峙する事になった南雲恭平が関わった弁護した毒物ワイン事件に絡んでいく事になるが、その時に弁護した依頼者は死刑判決を受けて収監中に亡くなった。
依頼者の被告は最後まで無罪を訴え続けたが、状況証拠から犯行できたの依頼者の被告のみだったという検察側の結論により、その状況から裁判官は死刑判決を下した。その裁判官も深山に因縁ある相手なのだが、それは劇場でみてほしいけれど、その事件に南雲の娘エリが関わっていた事がマスコミにより公となり、エリはその事件の事実を知りたいと深山の事務所所長の佐田に依頼してきた。
経緯は劇場でみてほしいけれど、その事件を再審請求できるのはエリだけだった事が南雲を苦しめ続ける事になっていたことが明らかになる。
その理由としては当時エリは4歳だったという事もあり、エリしか再審請求を行えないという家庭事情も大きかった事もあるけれど、それから15年の月日を経てエリ自身がこの事件について再審請求を求めた事により15年前に起きた毒物ワイン事件を深山たちは調べ始める。
しかし調べれば調べるほど謎になっている部分が多く存在し、当時の南雲もそういう状況証拠を覆す事ができないままに依頼者の被告を救えなかったという気持ちを引きづっていた。
事件経緯からすると確かにこの状況では犯人は依頼者の被告以外に有り得ないような状況で、そこに空白の時間が存在し、その空白の時間をどう証明するのかが最大の問題だった。
そこで深山たちは当時の状況を再現すべく当時参加した人や亡くなった人の代役を立てながら当時残されていた映像を元に検証し始めた。
そしてそこから思わぬ事実も明らかになるが、決定的な証拠だと思われた中で犯人と思われた人物がまさかの無実を証明する証拠を持っていた事で事件は振出しに戻ってしまう事になる。しかし深山はこの事実こそもう1つの事実が隠されている事に気づき始めるが果たして深山はこの事件の事実に辿り着く事ができるのだろうか?
結末は劇場でみてほしいけれど、事件の詳細から辿っていくとこの事件がどうして起きてしまったのか?というところを突き詰めなければこの事件は解決しないという事だ。色々な経緯がこの事件であった事が時系列や証言で語られていくのだけれど、それらを聞いた中でもどうも歯切れの悪い証言が何度も出てくる事になるが、どういう訳か整合性が取れたものになっている。
この事件について聞こうとすると当初は村人たちはこの事件そのものを忘れたいと思うほど拒絶反応を示す。確かに身近でそういう事件があったという事を知るとどうしてもその話題にはしたくないというのは人間の心理である。
よく知る身近な場所で事件が起きたとなれば尚更なんだけれど、それによって無実かもしれなかった人が死刑判決を受けている以上事実を明らかにしなければ死刑判決を受けた家族や親族は浮かばれない訳で、どんなに辛い事実でも明らかにしなければならないという事を深山は示していく事になった。
総評として今回の事件の事実を知った先にどうしてこの事件が起きてしまったのか?という部分を考えると正直やり切れない気持ちになる。この事件を防ぐ手段があったのか?と問われればもちろんあったという結果論になってしまうが、その時にはそういう事は起きないだろうという大人の心理が何処かにあったからこそ起きてしまった事件とも言える。
こういう事件って起きる訳がないと思い込んでいるほど起きてしまった時に大人の頭脳では想像しかねる部分の領域と語った方がわかり易い。私が犯人側だったならそんな事1つも考えられる状況じゃないし、そんな事を想像できる状況でもない。でも現実は多くの死者を出してしまった事件として扱われる事になった。
事実が明らかになった時その事実は時として残酷なものになる。しかしその事実を隠し通す事が良い事ではないという事も深山はこれまでの事件と向き合ってきた事からもそうであり、その事実を知った上でそれぞれが事実と共にこれから生きて行かなければならないのだと深山は最後に教えてくれたのだと思います。
この映画は2016年4月クールと2018年1月クールに放送された「99.9 刑事専門弁護士」の続編で深山大翔が起訴されたら99.9%有罪の事件を事実がわかるまで追求して真実を実証していくストーリーである。
1度死刑判決を受けた男の再審請求により1度判決の出た事件に対して深山は果たして事実に辿り着く事ができるだろうか?
今年最後の映画に選んだのが人気シリーズ99.9劇場版となったけれど、私がこれまでで1番最後に見る作品としては最も遅い映画鑑賞になったけれど、この時期にこれだけの大人気作品が公開される事も実は異例中の異例だったりする。
本来ならどう遅くても12月最終金曜もしくは土曜に公開されて年末年始の正月映画という形が多いけれど、さすがに12月30日公開は一部作品を除けば異例中の異例の公開日となった。
これもコロナ禍により映画スケジュールが大幅に狂った事や撮影延期や公開延期などでなかなか公開するチャンスがなかった事も大きい。その為にスクリーン数も以前と比べて1日10回以上の公開も珍しくなくなっているけれど、これだけの注目作品なので多くの人が劇場に足を運んでほしいところだ。
前日の29日にはこの劇場版に繋がるスペシャルドラマが放送されたので、多くの人がスペシャルドラマを観た上で鑑賞している人が多くいたけれど、例えスペシャルドラマを観ていなくてもすんなり入れるように冒頭でそれまでのあらすじが解説されているので劇場版だけでも十分理解できる内容だ。
新たなる深山の助手となった河野穂乃果とのやりとりにも注目しながら鑑賞してほしい。
事件はスペシャルドラマから続く伏線がある訳だが、果たして深山は0.01%の事実に辿り着く事ができるのだろうか?
ストーリー
結末は劇場で観てほしいけれど、今回のレビューとして深山は新たなるアシスタントいや弟子となった河野穂乃果と共にある死刑事件を再審請求する為に調べる事になる。これはスペシャルドラマ(多少ネタバレですが経緯説明に必要)で対峙する事になった南雲恭平が関わった弁護した毒物ワイン事件に絡んでいく事になるが、その時に弁護した依頼者は死刑判決を受けて収監中に亡くなった。
依頼者の被告は最後まで無罪を訴え続けたが、状況証拠から犯行できたの依頼者の被告のみだったという検察側の結論により、その状況から裁判官は死刑判決を下した。その裁判官も深山に因縁ある相手なのだが、それは劇場でみてほしいけれど、その事件に南雲の娘エリが関わっていた事がマスコミにより公となり、エリはその事件の事実を知りたいと深山の事務所所長の佐田に依頼してきた。
経緯は劇場でみてほしいけれど、その事件を再審請求できるのはエリだけだった事が南雲を苦しめ続ける事になっていたことが明らかになる。
その理由としては当時エリは4歳だったという事もあり、エリしか再審請求を行えないという家庭事情も大きかった事もあるけれど、それから15年の月日を経てエリ自身がこの事件について再審請求を求めた事により15年前に起きた毒物ワイン事件を深山たちは調べ始める。
しかし調べれば調べるほど謎になっている部分が多く存在し、当時の南雲もそういう状況証拠を覆す事ができないままに依頼者の被告を救えなかったという気持ちを引きづっていた。
事件経緯からすると確かにこの状況では犯人は依頼者の被告以外に有り得ないような状況で、そこに空白の時間が存在し、その空白の時間をどう証明するのかが最大の問題だった。
そこで深山たちは当時の状況を再現すべく当時参加した人や亡くなった人の代役を立てながら当時残されていた映像を元に検証し始めた。
そしてそこから思わぬ事実も明らかになるが、決定的な証拠だと思われた中で犯人と思われた人物がまさかの無実を証明する証拠を持っていた事で事件は振出しに戻ってしまう事になる。しかし深山はこの事実こそもう1つの事実が隠されている事に気づき始めるが果たして深山はこの事件の事実に辿り着く事ができるのだろうか?
結末は劇場でみてほしいけれど、事件の詳細から辿っていくとこの事件がどうして起きてしまったのか?というところを突き詰めなければこの事件は解決しないという事だ。色々な経緯がこの事件であった事が時系列や証言で語られていくのだけれど、それらを聞いた中でもどうも歯切れの悪い証言が何度も出てくる事になるが、どういう訳か整合性が取れたものになっている。
この事件について聞こうとすると当初は村人たちはこの事件そのものを忘れたいと思うほど拒絶反応を示す。確かに身近でそういう事件があったという事を知るとどうしてもその話題にはしたくないというのは人間の心理である。
よく知る身近な場所で事件が起きたとなれば尚更なんだけれど、それによって無実かもしれなかった人が死刑判決を受けている以上事実を明らかにしなければ死刑判決を受けた家族や親族は浮かばれない訳で、どんなに辛い事実でも明らかにしなければならないという事を深山は示していく事になった。
総評として今回の事件の事実を知った先にどうしてこの事件が起きてしまったのか?という部分を考えると正直やり切れない気持ちになる。この事件を防ぐ手段があったのか?と問われればもちろんあったという結果論になってしまうが、その時にはそういう事は起きないだろうという大人の心理が何処かにあったからこそ起きてしまった事件とも言える。
こういう事件って起きる訳がないと思い込んでいるほど起きてしまった時に大人の頭脳では想像しかねる部分の領域と語った方がわかり易い。私が犯人側だったならそんな事1つも考えられる状況じゃないし、そんな事を想像できる状況でもない。でも現実は多くの死者を出してしまった事件として扱われる事になった。
事実が明らかになった時その事実は時として残酷なものになる。しかしその事実を隠し通す事が良い事ではないという事も深山はこれまでの事件と向き合ってきた事からもそうであり、その事実を知った上でそれぞれが事実と共にこれから生きて行かなければならないのだと深山は最後に教えてくれたのだと思います。
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