7月16日公開の映画「竜とそばかすの姫」を観賞した。

この映画は細田守監督3年ぶりの新作でインターネットの仮想世界でもう1人の自分の分身で歌手として活動する少女がある竜と出会った事でその竜が抱える問題と向き合っていくストーリーである。

既に当たり前になったインターネットの仮想世界での話はもう現実の1つとなっている。




インターネットが発展してもうSNSなどでは既にもう1人の自分というHNでの活動が当たり前になっている。有名人を除けば本名で活動している人なんて限られた人しかいないのが現実だ。

そう言う私もインターネットではSNSなどでPGM21と名乗っているけれどこのハンドルネームの意味は元々長年の巨人ファンだった事もありそういう頭のアルファベットを取って組み合わせている。プロ野球ファンであり巨人ファンでありそんなマニアであり21世紀もそれは変わらないという意味でという事だ。

永遠の21歳ではないのでまあ意味はそんなところだったりする。

最近はプロ野球とは少し距離が空いていたりするけれど全く野球が興味ない訳ではなく住んでいるところによるんですけれどね。このハンドルネームはかなり相性が良いようでもうかれこれ16年以上使っていますしネット上ではそれで通っているからもうもう1つの人格だったりします。

このBlogのタイトル同様にオールラウンダーに何でも語っていく事でジャンルを限定させないという事で色々語れる事で世界は広がっていく事はこれからも変わりない。

さて細田守監督作品ではサマーウォーズはozuの世界が描かれたけれど、今回は12年ぶりにインターネットの世界Uが描かれる。アバターとなり秘められた能力が引き出される世界で歌手になった少女が多くの支持を集めていく訳だが、そんな中である竜と出会い運命が大きく変わっていく。果たしてその先に何を見る事になったのだろうか?

ストーリー




結末は劇場で観てほしいけれど、今回のレビューとしてインターネット仮想空間Uの世界でAsという自分の分身となれる。その分身ではこれまで発揮されなかった能力が発揮される事になり、少女すずは普段は合唱団でも歌えないがベルとしてAsとなって歌ったら多くの支持を集めてたちまち人気アーティストとなってUの世界を席巻していた。

今は実際の姿を見せずに活動するアーティストは少なくない。GreeeenやAdoなどはこれまで1度もメディアに姿を見せた事がなくGreeeenは昨年のNHK紅白歌合戦で史上初のバーチャルで出演したほどだ。彼らは本来歯科医として生活している為にその生活をしながらアーティスト活動をしている。

今の時代は必ずしも姿を見せて活動する必要性はないとも言える訳で、Adoもまだ1度も姿をみせていない。でも歌で多くの人たちを魅了している。歌に本当の姿はそれほど必要としないのかもしれないし、歌ほど姿より声が重要と言えるとは感じている。

ビジュアルは全てCG及びイラストという事で純粋に姿で魅了するのではなく歌だけで魅了するという点では理に適っている。歌は素晴らしくてもビジュアルがガッカリとなって人気がないのもある意味勿体ない話でこのストーリーはまさにそういう部分を描いている。

ここで登場する少女すずがUの世界でベルとして活動する事で、普段の生活は全くごく普通の高校生の生活をしている。まあ現実を知ると夢を失望させてしまうという事はこの世界ではよくある事ではあるんだけれど、プライベートとは区別して活動する事は私は何もおかしい事ではないし、私だって仕事と普段のHNでの活動は全く別物だ。

仕事では仕事で色々な柵があるけれど、HNではそういう柵を受けないようにあまり交流を増やす訳でもなく自分の意見について周りがどう考えるのは各自の判断に委ねている。

もちろん支持する人が広がればその逆の支持しない人も広がる訳であり、全ての人が支持する事はこの世界では存在しない。逆に100%の事はほぼないと考えた方が良い。その中で自分が信じる道の人たちと歩んでいく事が必要ではある。

そんなベルとして活動するすずはある日コンサートに乱入してきた竜という厄介者と出会う。その竜はとても強く秩序を守るポリスも尽く倒されていたが、どういう訳かベルはその竜に何かを感じるのだった。

その竜と交流する事になったベルはその竜の本当の現実はかなり悲惨な状況である事を突き止める。そしてその現実を知ったすずは禁断の一手を切る事になる。

果たしてすずはありのままの姿から竜の心を開く事ができるのだろうか?

結末は劇場で観てほしいけれど、現実世界ではみんな幸せな生活をしている訳ではないし、普段から苦しい状況の中で助けを求めていることだってある。しかしそういう人たちほど助けようとする人たちを信じようとしない。信じる為にはありのままの姿でありのままの気持ちを伝える事が必要という事だ。

そしてすずはベルの本当の姿を見せる事になっていくのだが、その先にはすずが救いたかった人を救うキッカケの1つになるのだった。

総評としてすずはベルとして新たなる可能性を見つける事ができた。そして竜もまた苦しい状況から抜け出す事ができた。インターネットの世界はそれだけ可能性が広がっている世界であり抜け出せる世界でもある。そういう世界に暮している今の人たちにも大きな可能性があるという事を示した。

新たなる可能性を知るには広い世界で活動する事がより重要だという事を描いた作品だった。