3月12日公開の映画「ブレイブー群青戦記ー」を観賞した。

この作品は全国有終のスポーツ強豪校がある日突然1560年の桶狭間直前にタイムスリップしてしまいそこで戦に巻き込まれながら生き抜いていくストーリーである。

果たして歴史は守れるのか?そして現代に戻れるのか?




三浦春馬さんの遺作の1つとして公開された訳ですけれど、彼が出演する作品が公開されて鑑賞すると改めて亡くなった事が信じられない気持ちになります。それでもスクリーンでは彼が生きた証は残されているのでそれは割り切って鑑賞しております。

さてタイムスリップしてしまったスポーツ強豪校の生徒たちが生き抜く為に戦に挑んでいく訳ですけれど、果たして彼らが戻れる術はあるのか?そして歴史を守れるのか?レビューしていきたい。

ストーリー



結末は劇場で観てほしいけれど、今回のレビューとして愛知のスポーツ強豪校で部活動をする生徒たちは普段と変わらない部活動に勤しんでいた。

そんな中で突然時空が歪みその高校だけの敷地がタイムスリップしてしまった。その先は1560年の桶狭間直前というかなり厳しい時にタイムスリップしてしまった。

当初は何かもわからずにただただ右往左往していた生徒たちだったが、これでは殺されると知ると次第に戦う意思を示していくが、如何せん軍の数では織田軍の方が多かった。

無理もないが高校に残っていた人たちは300人ほどだとしても500の武器を持って兵たちが攻めてきたらそれは防げるわけがない。故に成す術なく最初は敗れるが、そこから今度は松平元康が現れた事で今度は今川側として織田軍に人質にされた人たちを救出する為に戦う事になっていく。

戦うにもやはりこの時代は数の勝負なのでいくら鍛えられたアスリートとしてもそう簡単に行かない訳で、戦いに挑む中で次々と犠牲者が出てしまう。

その中で中心人物として西野蒼、松本考太、瀬野遥らが中心となって戦いに挑んでいくが、ここで少し違うのがハイテクを駆使した頭脳班もいた事だ。

ただ正面突破すれば解決する訳じゃないし、戦略が必要な訳だけれどそこに戦略を立てる頭脳班がいた事は彼らを助ける事になる。

しかし戦いが続く中で次々と戦死していく生徒たちは残された人たちで戦い続けるも次第にこの時代に来た事で色々な事が判明していく。そして思わぬ事態に遭遇して西野蒼は究極の選択を迫られる事になる。

果たして生徒たちは現代に戻る事ができるのか?

結末は劇場で観てほしいけれど、歴史を変えずに現代に戻るというのはかなり難しいミッションになる訳だが、そこで亡くなった人が現代に戻っても生き返る訳でもないというのがこのストーリーの流れであり亡くなったらそのまま死という事になる。

という以上にこの時代に生きた人がそこで死ぬはずがなかった人が亡くなった場合にどうするかというのも考えていかなければならなくなるが、西野蒼は歴史を確り理解していた事もあり、歴史を壊さずに生き抜いた訳であるものの、どうしてこういう事態になったのかというのも戦ううちに描かれていく。その先に選んだ選択は究極の選択だった。

総評としてタイムスリップをしてしまうという事は歴史が変わってしまう可能性もあるという事だ。400年以上前の出来事を知る事は今の現代人では見聞でしかできないけれど、可能な限り残していく事も現代に生きる人たちに対してより重要な事だという事だ。





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