2月5日公開の映画「哀愁しんでれら」を観賞した。

この作品は不幸の連続に遭った女性がある時医者の男性を助けた事で人生が大きく変わるが、結婚した男性の家族には思わぬ秘密がある事を知り、次第に女性は不幸へ足を踏み入れていくストーリーである。

どうしてあのような世間を震撼させる事件を起こしてしまったのかはそこまでに至る経緯を知らなければならない。




人は人生の不幸に陥る事はあるものだ。今回の主人公の女性もまた仕事は上手くいかず、祖父は倒れて、家は火事となり、不幸の連続の中にいた。

しかし突然踏切で倒れていた人を助けた事でさらに人生が大きく動いていくのだが、助けたのがお金のある医者だった事でまさかの結婚に至るが、その医者には連れ子がおり、その子供が想像以上に曲者の子供だった事で更なる不幸のどん底に陥っていく。

女性はどうして更なる不幸に陥る事になってしまったのか振り返りたい。

ストーリー



結末は劇場で観てほしいけれど、今回のレビューとして福浦小春は児童相談所の相談員として奮闘していたが、行き過ぎた行動を問題視されていた。そこに祖父が突然倒れて、病院へ行く途中に事故を起こして、更に家が火事になって多くの物を失った。

そんなどん底の小春は踏切の前に立ち尽くしていると酔いつぶれて倒れた男性が目の前にいた。最初は助けない事も過ったが、助けた事により小春の人生は大きく変わる事になる。

その男性は泉澤⼤悟という医者でかなりのお金持ちでもあった。助けた事によりその恩から祖父の病院の入院先も手配し、妹の家庭教師も引き受けるなど色々と良くしてもらった。

そんな流れの中で小春は⼤悟の連れ子であるヒカリと対面して意気投合すると、そのまま結婚に至るのだった。

ここまでなら何でもないストーリーだが、本当の地獄はここから待っていた。殆ど交際期間もなく、大悟の事もヒカリの事も知らないまま結婚した事で色々な事を知らない中でスタートした事で様々な問題に直面していく。

大悟の悪趣味については色々あるだろうから不問にするとしても、問題はヒカリの問題行動が小春を大きく悩ませていく事になる。ヒカリは当初から問題行動をする子でもあり、様々なアレルギーもあるという面倒な子供だった。

更には学校では数多くの問題行動があり、それを小春を更に悩ませる事になった。更にはお弁当も全く食べていない事もわかり、それを確かめるべくわざと具を入れないおにぎりを入れたら、それがヒカリが嘘をついている事を知るが、大悟はヒカリを信じ切っており小春はさらに孤立していく。

そして決定的な事は大悟の大事にしていた剥製を壊してしまった事でヒカリをぶってしまった事だった。それを知った大悟は小春を追い出したが、どういう訳かヒカリが追いかけてくるが振り払った。

しかしその直後大悟が追いかけてきて小春を引き留めたがこれが小春にとって戻る事ができない領域へ踏み入れる事になってしまうのだった。

果たして小春はどうしてこのような事になってしまったのだろうか?

結末は劇場で観てほしいけれど、小春はどん底の時に大悟に救った事で結婚に至るのだが、当時の小春の心理状況からして大悟の優しさは本当に身に染みるものだった。

だから結婚した事については間違った選択とは言えない。

問題はその後だけれど、相手の事をよく知らずに結婚してしまう事は珍しい事ではないのだけれど、そこから次々と知る現実について小春は何処かでブレーキを掛ける事ができたのではないかという事だ。

とは言っても大悟の趣味は否定しないとしても趣味として大事にしていた物を壊してしまった事が小春の1つのミスと言えばそれまでだが、それ以上にヒカリの存在が1番の問題だった。大悟とヒカリは互いに信じ切ってしまっている関係だった事もあるし、何よりも大悟は小さい時に両親に殴られて左耳が聞こえないという事実も知る。

そしてそれはヒカリも大悟が同じようにやった事でヒカリも同じように心の闇を抱えていた事で大悟とヒカリは互いに同じ傷を抱えていた。

それを知った時には既に小春は引き返せないところまでいたが、小春がこの事件に関わらずに済んだとすれば大悟からあのまま出て行って戻らなければこのような事件にならずに済んだのだが、小春もかなり不幸な経緯があった事で大悟に引き留められた事により小春は戻れないところまで来てしまっていたのだった。

総評として人は不幸の連続が続くとその中で優しくされてしまうとその人の事を信じ切ってしまうという事だ。そしてそれがどんなにとんでもない環境だったとしても1度優しくされてしまうともう戻れないところまで至ってしまうという事をこのストーリーは最後まで描いてくれた。