12月11日公開の映画「新解釈 ・三國志」を観賞した。

この作品は中国の西暦200年前後に後漢時代から三国時代に掛けて活躍した劉備、曹操、孫権などの英雄を福田監督が新解釈を加えて描かれた歴史ストーリーである。

日本でも有名な三国時代のエピソードを新解釈にして描く事でまた違った見え方がするだろう。




私も大好きな三國志が題材という事でストーリーはほぼ知り尽くしているのでそれほど説明入らないものの、新解釈という事でどんな描かれ方をするのかが本当に見どころではあった。日本人俳優が三国時代を演じるのはレッドグリフ以来になる訳だが、あれは元々中国製作の作品だっただけにあれだけの迫力は無理でもそれなりの見どころがどれだけあるのかというよりもその経緯に注目してみた。

果たして新解釈された三國志とはいかに?

キャスト&ストーリー



結末は劇場で観てほしいけれど、今回のレビューとしてストーリーとしては180年頃から208年の赤壁の戦まで描かれる訳だけれど、まずは184年頃の劉備、関羽、張飛が出会った桃園の誓いが描かれたが、これはこれでなかなかな解釈したなという感じです。そんなにうまい出会いだった訳でもないと感じるだけにそれはそれで良いのではないかと思います。

そしてそこから義勇軍に参加する訳ですが、元々劉備が三国時代を形成する上で重要なのは関羽、張飛の活躍なしには語れないという事です。この2人は三国時代の中でも屈指の強さを誇った訳で、董卓軍との戦いで合流する義勇軍でも描かれるが三国時代最強の呂布との戦いが描かれている。この戦いによって劉備は一躍注目されるがあの呂布と渡り合った2人の強さは群を抜いていたと言えるが、それ以上に呂布が強すぎて並の武将では相手にならないという相手でもあった。

そして義勇軍は董卓軍を追い詰めたがその後仲たがいをしてしまい義勇軍は解散してしまうが、その後の董卓と呂布との仲を裂くために送り込んだのが貂蝉についても描かれるが、これは三国志演義に登場する人物ではあるが、2人の仲を裂くために送り込まれた刺客として描かれる。

三国志演義では絶世の美女と謳われるがこの解釈では絶世の舞姫として描かれる。それが相当太った女性として描かれ、この時代は痩せた女性は好まれなかったというオチだ。これは何とも言えない部分が強いのだが、それはそれでオチとしては面白い。

そしてここから一気に赤壁の戦いが描かれるが、この戦いで三国時代に突入する事になるキッカケになってしまった戦いが描かれるが、ここでも様々な解釈がなされている。諸葛亮孔明との出会いから赤壁の戦いに至るまでだが、孔明は実は策略は夫人によって立てられていたという解釈もあり、さらには三顧の礼という逸話もまた違う形で描かれている。果たして赤壁の戦いはどう描かれるのだろうか?

結末は劇場で観てほしいけれど、私自身はかなり楽しみながら観れたけれど、三国志を知らない人が観るとよくわからないな・・・という印象は残るかもしれない。三國志を知る人が観る事でこういう解釈なのか!と頷くのだが、これは原作を知っているからこそであり、私も原作と歴史を知っているからこそ頷ける。原作を知らずに作品を観す事が多いけれど、この作品は原作を知って観る事もまた良しだし、そうじゃなくても歴史を知る機会になればと感じた次第です。

総評として解釈を変えれば色々な見方ができる。その解釈が正しいかはまた違った見解が必要だが、色々な解釈があるからこそ知り得ない歴史の真実に辿り着けるのかもしれないと感じる事もまた歴史のロマンなのだと感じる。