9月20日公開の映画「HELLO WORLD」を観賞した。この作品は10年後の未来からやってきた青年がかつて失った恋人を助けるために奮闘していく姿を描いたストーリーである。

ラスト1秒でひっくり返る本当の現実を知った時に全ての出来事はその為にあった事を知るだろう。





10年後の自分が目の前に現れた事により日常が変わっていく少年の姿が描かれていく訳だけれど、そこまでの経緯は10年後の青年は知っている訳だからその通りの行動をさせないためにやっていく訳だけれど、未来を知った時にどう失望せずに受け入れるのかは難しいものだ。そんな青年は少女を救うために奮闘していく訳だけれど、少女を救った先に一体何を観る事になるのだろうか?

キャスト

堅書 直実の声を演じる北村匠海
カタガキ ナオミ / 先生の声を演じる松坂桃李
一行 瑠璃の声を演じる浜辺美波
カラスの声を演じる釘宮理恵
勘解由小路 三鈴の声を演じる福原遥
千古 恒久の声を演じる子安武人
徐 依依の声を演じる寿美菜子

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

京都に暮らす内気な男子高校生・直実の前に、10年後の未来から来た自分を名乗る青年・ナオミが突然現れる。ナオミによれば、同級生の瑠璃は直実と結ばれるが、その後事故によって命を落としてしまうと言う。「頼む、力を貸してくれ。」彼女を救う為、大人になった自分自身を「先生」と呼ぶ、奇妙なバディが誕生する。しかしその中で直実は、瑠璃に迫る運命、ナオミの真の目的、そしてこの現実世界に隠された大いなる秘密を知ることになる。

結末は劇場で観てほしいけれど、今回のレビューとして堅書直実は京都で暮らす内気な高校生だった。そんなある日10年後の未来から10年後のナオミがやってきた事で日常が変わっていく。

ナオミは直実に同級生の一行瑠璃と付き合う事になると告げられて当初は動揺する。しかしナオミは直実に結ばれるように行動するように助言する。当然当初は瑠璃に拒絶反応をされるなど踏んだり蹴ったりだ。元々瑠璃自身が周りに馴染まないようなタイプの人であり、古風ある女性でもあった。

そんな直実と瑠璃は図書委員という関係から次第に交流していく事になり、2人で接する時間が長くなっていく。その事で2人の距離は次第に縮まっていくのだが、そんな中で刻一刻と運命の日が近づいていく事になる訳だけれど、それまでの2人は当初はぎこちないままだったけれど、次第に惹かれ合っていく事を無意識のうちに感じるようになる。そんな状況で迎えた運命の日に直実は瑠璃に家から出ない様に伝えるもそれによってこれまで作り上げられた世界が次第に狂い出していく。

運命の日に運命の場所で瑠璃を守ろうと奮闘する直実はナオミに教え込まれた10年後の技術により瑠璃を守る事に成功したが、それにより世界は大きく変わってしまう。そしてそこから10年後のナオミの世界に巻き込まれていく事になるが、その先にはナオミと直実が瑠璃を救うために世界が大きく狂い出す世界と戦う事になる。果たしてその先に待っている世界とはどんな世界なのだろうか?

結末は劇場で観てほしいけれど、運命は変えられない、過去は変えられないという図式はあるにせよ過去を変えてしまうと未来も変わってしまうのは言うまでもないのだが、どうしてナオミは瑠璃を救うための行動を10年前の直実にさせようとしたのかがわからない訳である。そこで瑠璃を守れば確かに瑠璃は救われるはずなのだが、その世界の記録が果たして本当の記録なのだろうか?と問われるとこれまた難しいもので、本当の出来事は時間が経れば経るほどわからなくなっていく事は少なくない。

この直実に手助けしようとするナオミもまた色々な犠牲を払っている姿が描かれている訳だけれど、その犠牲を払ってまでここまでするのはその先にある記憶を取り戻す為である事をナオミ自身も知らなかったのであった。

総評として記憶は何処の記憶が正しいのかは過去になればなるほど曖昧になってしまう事がある。それでも大体の記憶を取り戻す事はできる訳であり、その記憶を取り戻した先に本当の真実が描かれた作品ではあった。その真実を知った先に本当にナオミを愛した人が待っていた訳だけれど、愛は時を超えても続いているという事を示した作品だったと思います。



HELLO WORLD (集英社文庫)
野崎まど
集英社
2019-08-02


「HELLO WORLD」オリジナル・サウンドトラック
2027Sound
アリオラジャパン
2019-09-18