2月22日公開の映画「翔んで埼玉」を観賞した。

この映画は魔夜峰央による原作の漫画で東京都それ以外の関東圏を差別した時代が描かれ、特に埼玉県民は他の件以上に大きな差別扱いを受ける中で埼玉開放を目指す為に立ち上がった埼玉県民の戦いが描かれるストーリーである。

かつては6年連続全国で住みにくい県1位だった埼玉県をデスリぶりは最初から最後まで痛快に映るだろう。




原作者が新潟県民で新潟市民だったという事で何気にゆかりある作品と言える訳ですが、私は今シーズンより浦和レッズのサポーターになったのでさいたま市浦和区は私のセカンドホームという扱いで埼玉2002は今季からホームとして今年観戦に行きます。サッカーで言うとどうしても浦和対大宮の激しいダービーマッチが有名であり、さらには大宮と浦和はどうしても対立構造という部分もあるのでそういう話を記事として読んでいると何処にも対立構造はあるものだと思います。

無論作者の出身地である新潟もかつては新潟対沼垂で覇権を争った時期があり、戦いの結果新潟が勝利して沼垂は敗北した歴史があります。これで沼垂が勝利していたら今頃新潟は沼垂県となり、アルビレックス沼垂なんて事になっていたのかもしれません。

今年から本格的に埼玉について色々知ろうと勉強していますが、確かにはなわさんの歌にある埼玉県のうたで名所と言われてしまうと確かに鉄道博物館まさかの屋内ってなるのはわかります。私も2年前に大宮遠征で行きましたけれど、夏は冷房が利いていて過ごし易かったですね。ただこのシーズンは私にとって暗いシーズンになってしまいましたが、私も仕事で埼玉でお店あります?と浦和サポーターの方に聞いたらかなり悩んでいる様子でしたので名物的なお店がなかなかないという感じです。

でも今の埼玉については私自身は羨ましいですよ。都心に近く地域にはプロ野球球団もあるし、Jクラブもあってしかもスタジアムがデカいなんて地方にいたらこれ以上にない環境です。コンサートも埼玉スーパーアリーナがあるから頻繁にコンサートが行われますしね。

私は新潟県民ですが昔は本当に何もなかった時代を知っているので埼玉の1980年代は新幹線が開業するまで確かに何もない県の1つだったのは確かだと思いますし、今より鉄道網も優れていた訳じゃないですからね。上越新幹線、東北新幹線が開業して埼玉は大きく発展しましたし、新潟も大宮と繋がって発展しましたから今の新潟は関東圏に出なくても殆どのものがあります。

確かに埼玉もさいたま市を離れれば田舎というのはわからないではありません。新潟県も新潟市郊外がそんな感じです。浦和美園のイオンと新潟南のイオンが同規模ですからただ電車と車社会の違い位ですね。

新潟市の観光名所と言われてしまうと私も意外と困ってしまうのでそれは埼玉と同じだと感じます。

珍しく前置きが長くなりましたが、埼玉解放運動が繰り広げられ、東京は他の近県と違うという徹底的に埼玉をデスった作品の結末はいかに?

キャスト

壇ノ浦百美演じる二階堂ふみ
麻実麗演じるGACKT
阿久津翔演じる伊勢谷友介
壇ノ浦建造演じる中尾彬
壇ノ浦恵子演じる武田久美子
埼玉デューク演じる京本政樹
西園寺宗十郎演じる麿赤兒
おかよ演じる益若つばさ
下川信男演じる加藤諒
埼玉県人の青年演じる間宮祥太朗
奈川県知事演じる竹中直人
菅原好海演じるブラザートム
菅原真紀演じる麻生久美子
菅原愛海演じる島崎遥香
五十嵐春翔演じる成田凌

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

娘の結納のため一路東京へと向う、埼玉在住の菅原家。その道中車内のラジオで、ある伝説の物語が流れ始めた。それは、東京屈指の名門校・白鵬堂学院を舞台に、生徒会長・壇ノ浦百美と、アメリカ帰りの転校生・麻実麗の出会いから語られる…。見るからに東京都民の麗は、実は手形制度の撤廃を求める“埼玉解放戦線”のメンバーだった。埼玉県人を庇い立てする麗を怪訝に思っていた百美だが、何故か麗に心を惹かれていき、次第に東京と埼玉、そして千葉までも巻き込んだ抗争に巻き込まれていく…。

結末は劇場で観てほしいけれど、今回のレビューとして現代の埼玉からかつての埼玉を振り返る形式だが、東京都民と埼玉県民では大きな格差が描かれている。どれぐらいの格差かと言えば大富豪の東京都民対大貧民の埼玉県民という感じで貧富の差と言った方がわかり易いところですが、どうしても埼玉は江戸時代から明治に掛けても産業は群馬の生糸の生産で世界に運ぶために鉄道の通過点となってしまったり、ある意味通過点的な地域であったが故に名所的な場所もなければ、海も山もないほどですので確かに平野のど真ん中という場所です。

名所がないと言われるとそれまでですが、今の時代は名所は作るもの!という観点から見ると今の埼玉は埼玉西武ライオンズがありますし、浦和レッズもありますのでこれだけでも大きな名所です。さらにはサッカー日本代表のホームも埼玉2002ですから昔より名所がない訳ではありません。

ただ30数年前に発行された当初は確かに埼玉は何もない時代ではありました。そんな中で東京屈しの名門学院に在籍する生徒会長の壇ノ浦百美はアメリカ帰りの転校生麻実麗と出会った事から運命は大きく変わっていきます。麻実麗は埼玉解放運動の1人であり、そのチャンスを虎視眈々に伺っていましたが、ある出来事の為に追われる身となるのですが、どういう訳か壇ノ浦百美も共に逃げるという事になり話がかなりややこしくなっていきます。

そんな中で麻実麗は千葉と対立する事になり埼玉解放運動以前に千葉との戦いもしなければならなくなっていきます。そしてそこから壇ノ浦百美が麻実麗に協力して東京都知事の父を失脚させる為に協力していく訳ですが、果たしてこの戦いの行方はいかに?

結末は劇場で観てほしいけれど、最初から最後まで埼玉をデスっている作品なのですが、私はそれがある種の痛快さを感じるほどでした。埼玉県民は寛大な人が多いという話があるようですが、私は外から見ているとそうなの?というのがあったりします。これはどの県民にも言える事ですが、何を持って寛大で何を持って寛大でないのか?というのがあるのでどの県民も突かれたくない弱みはあるものだと感じます。

何もないからこそ良いという部分もありますし、逆に何かに染まり切らないからこそ受け入れやすかったりします。でも今は埼玉は住みやすい街ですし、色々なところに行き易い場所でもあります。何度か埼玉美園に行きましたがあの辺に住めば試合にも行き易いし、プロ野球も後楽園まで地下鉄が繋がっているので片道36分ぐらいらしいから巨人ファンと浦和サポーターを兼ねている人には立地条件的に最高に良い場所だと感じます。私が今会社通勤で50分通勤している事を踏まえれば全然許容範囲ですね。

映画の中では埼玉解放運動という話になっていますがそれだけ昔は格差が大きかった場所だと言えるから今は笑い飛ばせるほどになったといえるのかもしれません。

総評として埼玉をデスってごめんなさいと謝罪で始まった作品ではありましたが、埼玉の色々な事を知れて逆に私自身埼玉の勉強になりました。自分の住む県について色々知らない事は少なくありませんが、他県の事も時として知る機会を得られる事で新しい発見もできる機会となります。改めて埼玉の事を好きになるキッカケに慣れればと思います。




翔んで埼玉
魔夜峰央
白泉社
2016-03-01